よるのばけもの

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 1897
レビュー : 226
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575240078

感想・レビュー・書評

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  • 学校、ばけもの、いじめ。

    本当の自分はなに?

    仕事している時?

    友達といる時?

    家族といる時?

    1人でいる時?

    いつ自分は本当なの?

    そんな事を考えさせられました。

  • 夜になると、足が6つに8つの目玉、4つの尾を持つばけものに変身する少年と、いじめられっ子の同級生の2週間ほどのものがたり。
    「ばけものって本当は何のことだ?」
    住野よるさんは、思春期のもやもやした描写が上手くて、どの本を読んでも子どもの頃を思い出して、きゅーっとなってしまう。今回の男女の会話のテンポも好きだなー。長いものに巻かれているのは決してラクではないよね。

    • グリリンさん
      夜と昼とでは姿が違う主人公、昼は人間、夜はばけもの…
      でも実は昼の方が化け物のように残酷で、夜の方が優しく人間らしくいれる…
      住野よるさんの...
      夜と昼とでは姿が違う主人公、昼は人間、夜はばけもの…
      でも実は昼の方が化け物のように残酷で、夜の方が優しく人間らしくいれる…
      住野よるさんのこうゆう描写が本当にすごい!!
      昼と夜とで身体もこころも真逆な僕と俺…
      でもどっちも僕で俺なんだ
      キミスイも全作品読んだけど、言葉の1つ1つが粋でかっこいい!!
      こころの描写も細かく描かれていて本当に大好きな作家さん
      その中でもこの作品は心に残る一作だった。
      2017/11/01
  • 中学校内でのいじめをテーマにしたファンタジー。
    「僕は夜、ばけものになる」
    ばけものになるのは比喩かと思っていたけど、本当にばけものになる話だったとは…。

    クラスでいじめに遭っている女子生徒・矢野さん。
    昼間はいじめに我関せず、夜はなぜかバケモノの姿になる主人公・あっち―。
    宿題を忘れて夜にバケモノの姿で取りにいくと矢野さんとばったり遭遇。
    その日から、夜の1時間を矢野さんと学校で過ごすことに…。

    はっきり言ってくどかった。
    全く面白くないわけじゃないけど、腑に落ちない点がいくつもある。
    読者に投げっぱなしで説明不足、なのに主人公の心理描写がいちいちくどい。
    目の前でいじめられてるクラスメイトがいるのに無視しちゃいかん。っていうメッセージ性が強すぎるのかな。
    誰だっていじめられたくないから、ずれないようにうまく立ち回るのは防衛本能だしねぇ。
    最後のあっちーの行動によって、笠井がどう動くか気になる。
    あっちーを助ける?見捨てる?それとも違う誰かを標的に仕立て上げる?

    これも前作同様、読むタイミングを間違えたかしら。
    中高校生向き?
    人気作家だし評価高いので読んでみたけど、住野よるさん苦手かもしれない。
    デビュー作の「君の膵臓を食べたい」を読み終えてから今後も読むか考えよう。

    • 遠藤さん
      こんにちは。かなり前の投稿に今更失礼します。
      ご迷惑でしたらどうぞ無視してください。


      先日この本を読み終わり同じような感想を持ちました。...
      こんにちは。かなり前の投稿に今更失礼します。
      ご迷惑でしたらどうぞ無視してください。


      先日この本を読み終わり同じような感想を持ちました。この本は具体的なメッセージが掴みにくいというか単純というかで小・中学生くらいの時に読んでいたら面白かったのかなぁと思いました。


      ところで住野よる先生の作品は面白いです。
      『君の膵臓をたべたい』はもうとっくにお読みになったのでしようか?
      個人的には住野よる先生の作品の中で一番面白いと思います。と言っても3作品しか読んでいませんが…笑

      好き嫌いにどうこう言うつもりは毛頭ありませんが是非おススメしたいのが『また同じ夢を見ていた』です。
      こちらはキャラもユニークで所々クスッと笑ってしまうようなセリフも出てきて内容も面白いです。
      もし、もう読み終わっているようでしたら申し訳ありません。



      長々と失礼しました。

      2019/03/28
  • 僕は夜になると化物になってしまう。
    それは原因不明でとても不確かなこと。

    彼のクラスに居るバカで、どんな時でも(*´罒`*)にーっと笑ってる彼女。

    彼女が笑う理由を知った時、あなたはその心に勝てますか?

    本当の正しさとは何なのでしょう?
    本当の恐怖とは何なのでしょうか?



    彼女が僕に放った一言
    「どうして人間に化けてるの?」

    私は、友達と居る時
    恋人と居る時
    親と居る時
    先生と居る時
    一人で居る時…
    果たしてどれが本当の自分なのでしょうか。

  • 本音と、空気を読むことの、微妙なバランス。思春期の集団の、学校という閉鎖空間での難しい関係性が、よく描かれている。
    夜に化け物になるとか、夜休みとか、一風変わった設定で、独特の雰囲気をつくりだす。
    ふしぎな魅力のあるファンタジーで引きこまれる。
    ただ、説明されないままのことが多く、すっきりせず、もやもやとした読後感。

  • 著者自身が100人この本を読んで好きと言ってくれるのは3人と評した作品。
    わたしは好きです、前作のまた同じ夢を見ていたよりもずっと響きました。
    テーマはいじめです。教室内のいじめ。
    伏線を回収できていないと言ってる方をたくさん見かけましたが、回収しなくていいと思った。誰がどんなことをしていたか、どんな気持ちでいるのかを想像するのは容易であり、事実は違うかもしれないけども。
    笠井みたいな男子が一番心に闇もってそうだよなー……
    ラストがあまりにも現実的。だけど久しぶりによく眠れたのなら胸のつっかえはとれたのかな、無言という加担者から被害者に変わるかもしれなくてもそれでも安達くんならきっと大丈夫であろうと信じたい。
    保健の先生の「難しいことはいい、生き延びなさい。大人になればちょっと自由になれる」が響く。わたしは幸いいじめられることもなかったし、いじめることもないような学校生活でしたが、傍観といういじめはしてたのかな、そんな大きないじめや嫌がらせはない環境ではあったけど当事者の気持ちはわからない。
    でも死を選ばず生きることを選ぶこと。そう、大人になったら1人でいてもいいんだし、合う友人が見つかるかもしれない。ほんと死を選ばないで生きてほしい、小中高生のみんなに読んでほしいですね。

  • 住野よるの本はカバー絵がいつもいいのでつい買ってしまう。
    今回は、「正義」とはなにかを問いた作品だと思う。
    人間として、その行為は正しいか正しくないかはみんな同じ判断をすると思う。しかし、それがそこのコミュニティーの秩序や全体の意識と絡むと、正しい判断が時には不正解の判断になる。
    その最たる例が学校でのイジメだろう。
    この本を読むと、なぜいじめがなくならないのか、大人が介入しても収まらないのかが分かる気がする。
    最後の部分は自分の正義を貫いた主人公の心の安寧とこれからの辛い生活の両方を表していてモヤモヤした気分になった。

  • ばけものになってしまうほど苦しんで
    自分のことを醜く感じてしまう気持ち、
    少しわかります。


    最後の方の"やっと会えたね"が沁みた。

  • 住野よるさん3冊目です。

    『青くて痛くて脆い』に少し似ている部分がありました。
    主人公の中途半端な考え方があまり好きじゃなかったかも

  • 伏線を回収せずに全て放りっぱなし。謎を明かさず暈したまま。矢野さんの含みのある意味深な言い回し。ある程度の推測は出来るけど、起こった出来事の謎や事件の犯人を明かさないままにすることで色々な解釈が出来るようにしたのかな…と。

    すっきりはしない。読み終えた後にモヤモヤする終わり方。個人的には嫌いじゃないエンディングだけど人を選びそう。

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著者プロフィール

住野 よる(すみの よる)
高校時代より執筆活動を行っていた。2014年2月ごろ夜野やすみ名義で、様々な賞に落ちてしまった小説「君の膵臓をたべたい」を広く世で読まれてほしいという願いから小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿。同作が話題となり、2015年6月双葉社から書籍化されデビュー。同作が「本屋大賞」2016第2位、「読書メーター読みたい本ランキング」1位、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2015」1位と高く評価され、売上面でも「2016年年間ベストセラー」総合5位、文芸書1位(トーハン調べ)、「2016年 年間ベストセラー」総合4位・単行本フィクション1位(日販調べ)となり、累計発行部数200万部を突破した。実写版映画が2017年7月28日公開、アニメ映画が2018年公開。
その他作品に、『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』がある。

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