追想の探偵

著者 :
  • 双葉社
3.39
  • (7)
  • (25)
  • (31)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 186
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575240306

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 初読み作家産。殺人のないミステリは大好物。しかも特撮関連のネタと来れば、ハマらないわけがない。どれも特撮界隈で実際にありそうな話で楽しめた。……が、一話目は文句なしに良かったものの、それ以降は人捜しのパターンが似ていたりあまりに都合良く偶然が起きたりと、ちょっと残念な感じ。一話完結のため個々の描写が薄めで駆け足気味なのも残念。どれもサラッと終わるので、実は「短編集のふりをして最後に全てが関連付けられてどーん」ってパターンかと思ったんだけどなー。

  • 月村了衛 著「追憶の探偵」、2017.4発行。連作短編6話。特撮旬報編集長の神部実花28歳がみんなの記憶に残る昔の特撮に関する記事を作成するため、その関係者に辿り着くまでの長い苦労の道のりを描いた作品。著者にしては地味な感じ(落ち着いた感じ?)が致します。新しい作風でしょうか・・・。

  • 登場人物のキャラクターが良かったのか面白かった
    読み終わって続編を書いて欲しいと思った久しぶりの小説でした。

  • なんかハマれず途中で断念

    2018.2.15
    20

  • 特撮モノに特に興味は無いんですが…
    楽しく読めました。

  • 特撮の業界には全く詳しくないけれど、主人公の女性編集者同様、相当なマニアであろう作者の描く世界にまんまと引きずり込まれ、よく分からない業界ごとでありながらもそれなりに楽しみながら読むことが出来た。まぁ、特撮じゃなくても、昔見たドラマや映画の俳優さんで、あの人は今?的な登場されるとやっぱり懐かしくて興奮しちゃうもんね。
    6話の短編の中で、結局、最初の話が一番面白くて良かったかな。最後の話も人探しとして面白かったけど、オチはすぐ分かったし。捜し出さない方が良かったかも、、、な展開もあり得るかもしれないけど、一方で作品を愛するファンも存在するわけで、人探しの神部の異名らしく、実花にはこれからも頑張っていただきたい。

  • 出版社で特撮雑誌を作っている実花。
    一作だけ出演したエキストラ、引退した俳優、消息不明のスタッフなど、誰も探すことのできなかった人を探しだし、取材することから、ついたあだ名は「人捜しの神部」。
    今日も彼女は取材のために捜し出すー。

    ジャンルとしては日常の謎系にはなるのだけど、まだまだ面白い場所は残ってるんだなあ。
    今回は実花さんの仕事人な部分が描かれているけど、人気次第では続編もあり。


    収録作品:日常のハードボイルド 封印作品の秘密 帰ってきた死者 真贋鑑定人 長い友情 最後の一人

  • 特撮愛にあふれ、仕事に対してのひたむきさも感じる。

    『特撮旬報』の神部実花は「人捜しの神部」と言われている。

    1970-80年代に特撮で活躍していた人で今でも映像や表現の舞台で残っている人は少ない。その人を探し出すのだから困難さが伴う。なのに神部は見つけ出す。

    そこには特別な方法はない。
    しらみつぶしに可能性に当たっていくだけである。

    なぜそこまでして見つけ出すの?と言われればそれが私の仕事ですからと答える。
    (現にいなくなった人のインタビュー記事が雑誌に乗ればその号の売り上げには関係する)

    表舞台から去った人々の思いを捜し当てた時に、あぁ神部さんありがとうとなる。

  • 良かった!

     これまでとは全く違う作品なんだけど、ストーリーは、どのお話もとても素晴らしい。無駄な表現は一切なく、しかも味がとても濃い。

     幻の31話も良かったし、外人女性の微妙な友情も良かった。ラストは最初からオチが読めちゃったけど、どの短編もすばらしい連作集だった。満足だ。

  • 小説推理2016年5〜12月号な掲載の連作短編6つを2017年4月双葉社から刊。アイデアは面白いが、似たような展開の話が続き、興味がそがれる。可もなく不可もなしというところか。特撮作品に思い入れたっぷりな主人公の行動は、ハードボイルドとは、無縁です。

全40件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1963年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞を受賞。他の著書に『神子上典膳』『機龍警察 狼眼殺手』『コルトM1847羽衣』『東京輪舞』などがある。

「2019年 『悪の五輪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

追想の探偵のその他の作品

追想の探偵 Kindle版 追想の探偵 月村了衛

月村了衛の作品

ツイートする