追想の探偵

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 188
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575240306

感想・レビュー・書評

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  • “人捜しの神部”の異名を取る編集者・神部実花は、無理難題を乗り越え消息不明となった有名人にインタビューを取り付ける。
    無理難題は当然の如く過去に由来し、その解決を“追想の探偵”としたタイトルが上手い。

    「日常のハードボイルド」
    「封印作品の秘密」
    「帰ってきた死者」
    「真贋鑑定人」
    「長い友情」
    「最後の一人」

  • 初読み作家産。殺人のないミステリは大好物。しかも特撮関連のネタと来れば、ハマらないわけがない。どれも特撮界隈で実際にありそうな話で楽しめた。……が、一話目は文句なしに良かったものの、それ以降は人捜しのパターンが似ていたりあまりに都合良く偶然が起きたりと、ちょっと残念な感じ。一話完結のため個々の描写が薄めで駆け足気味なのも残念。どれもサラッと終わるので、実は「短編集のふりをして最後に全てが関連付けられてどーん」ってパターンかと思ったんだけどなー。

  • 登場人物のキャラクターが良かったのか面白かった
    読み終わって続編を書いて欲しいと思った久しぶりの小説でした。

  • 出版社で特撮雑誌を作っている実花。
    一作だけ出演したエキストラ、引退した俳優、消息不明のスタッフなど、誰も探すことのできなかった人を探しだし、取材することから、ついたあだ名は「人捜しの神部」。
    今日も彼女は取材のために捜し出すー。

    ジャンルとしては日常の謎系にはなるのだけど、まだまだ面白い場所は残ってるんだなあ。
    今回は実花さんの仕事人な部分が描かれているけど、人気次第では続編もあり。


    収録作品:日常のハードボイルド 封印作品の秘密 帰ってきた死者 真贋鑑定人 長い友情 最後の一人

  • 55-8-6

  • 人探し神部の異名を持つ特撮を扱うコアな雑誌編集者が主人公。彼女は,雑誌テーマで取り上げる特撮番組に纏わる過去の関係者を驚嘆すべき粘り強さで探し出していく。なぜ?と問う人に「それがわあたしの仕事ですから」と答えながら…。彼女はSFでもなければハードアクションでもない。でも,根底に流れるテーマは同じ,人間ドラマだ。

著者プロフィール

1963年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞を受賞。他の著書に『神子上典膳』『機龍警察 狼眼殺手』『コルトM1847羽衣』『東京輪舞』などがある。

「2019年 『悪の五輪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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