ラジオ・ガガガ

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 148
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575240344

感想・レビュー・書評

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  • 「伊集院光:深夜の馬鹿力」、「オードリーのオールナイトニッポン」「全国こども電話相談室・リアル!」など…実在のラジオ番組が登場する、5つの短編。
    私もお気に入りのラジオ番組があるため、何気なく聞いているようで実は結構心の支えになっているラジオの存在の大きさが、本書を読むとじわじわと沁みてくる。
    ケアハウスに入所した老女、仕事にしくじり現実から逃げ出す男性、悩める女子中学生…様々な世代の生活に、そっと寄り添うラジオ番組。あの人のあの言葉がこんな風に影響を及ぼしたのか、こんな風に絡めてくるのかといつものことながら原田ひ香さんの構成力には脱帽。今回初めてひ香さんの短編を読んだが、短くてもテンポがよく、甘さ苦さをぎゅっと凝縮した展開に夢中になりました。どちらかというと苦さ多めで、現実の厳しさをビリビリと感じさせる場面もちょいちょいあるけれど、それでも読後が爽やかだ。
    「ギリギリ」を読んだときにも感じたけど、シナリオ直し作業の気の遠くなりそうなキツさの描写がリアル。壮絶な「産みの苦しみ」を経て、ドラマは完成するんだなと今更ながら感じた。
    表紙イラストに、個人的に注目している漫画家の石山さやかさんを起用したこともナイス人選でした。

  • ラジオを聴くという習慣がないなぁ。
    マイカー通勤をしていたころは、通勤途中はFM聴いたりAM聴いたりしていたけれどもね〜。
    とーきどき、眠れないと思うと深夜に聴くこともあったけど…いつの話だったか? というくらい昔の話。へへ。
    テレビとは違って音声だけなので、あれこれ想像が膨らんでいいよなぁ。
    ラジオを通したそれぞれの物語が良かった。

  • 原田ひ香 著「ラジオ・ガガガ」、2017.5発行です。ラジオにまつわる短編6話が収録されています。私があまりラジオを聴かないからかもしれませんが、原田ひ香さんの作品にしては「いまいち」な気がしました。

  • ラジオがそばにいる日常。

    ケアハウスに入所した信子。
    遠い昔に亡くした娘を思い、ラジオのように心に語りかけていたこと。

    理想を求めて海外に出たものの、またしても逃げてばかりの裕也。
    友人がくれたラジオの録音を聞きながら、未来について考えるとき。

    シナリオを書くのに夢中になっている主婦が抱える不妊治療での秘密。

    友人の売れない芸人時代を支えたはずが、売れてからの態度の変わりようにめげた夫婦とナイナイのラジオ。

    ラジオで本音を言い合うことへの中学生の照れと憧れ。

    いくら書いてもボツにされる物書きの卵の苦悩。

    最後の話は著者自身が経験したことに近いのかな?
    ラジオ・ガガガのガガガってなに?

  • 最初と最後のが好き
    特に最初のは長編にして欲しいくらい
    最後のは・・・最後が悲しい

  • (2018/2/4読了)
    ラジオにまつわる短編集。実際に流れてたラジオのエピソードが何度も出てくるけど、いったいどの年代が的なのかわからない。
    エロとそのまま表現している話もいくつかあり、なんだか真面目な人が頑張ってエロについて書いてるような違和感がある。
    ここ数年、よく読むようになった作家さんなので、残念です。

    (内容)
    人生で大切なことはすべて深夜のラジオが教えてくれた。夜更けに、ラジオのスイッチを入れる。きょうも一日、いろいろあった。みんな、どんな事情を抱え、なにを考える?私たちは、精いっぱい生きている。実在するラジオ番組に耳を傾ける人々の人生を切り取った哀歓5篇。

    (目次)
    第1話 三匹の子豚たち
    第2話 アブラヤシのプランテーションで
    第3話 リトルプリンセス二号
    第4話 昔の相方
    第5話 We are シンセキ!
    第6話 音にならないラジオ

  • 180125
    短編集。
    読みやすかった。
    なんかもやもやが残るけど、おもしろいな、と思う話もあった。

  • ラジオにまつわる短編集。いろんな悩みや問題を抱えた登場人物たちが、ラジオというものを通して成長していく。
    個人的には、多感な時期である女子中学生がラジオを通して一歩大人になる「We Are シンセキ!」、お笑い芸人になった旦那の旧友について悩む夫婦の話「昔の相方」が好きだった。
    作中で流れるラジオの内容も結構細かく書かれており、特にナインティナインのオールナイトニッポンのくだりは、2人のトーンで聞こえてきそうなほどだった。久しぶりに夜中のラジオを聞いてみたくなった。
    著者の本は初めて読んだけれど、現実的な話が多いな、という印象。様々な立場の人間の話なのに、著者の体験談のようで妙なリアリティがあった。

  • ラジオに関する短編集。それぞれ楽し。
    2017.12.15

  • 実際のラジオ番組を題材にした作品で、心温まる。ラジオ好きの端くれとしては、もう少し踏み込んで欲しかったけど。これはこれでいい

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プロフィール

原田 ひ香(はらだ ひか)
1970年、神奈川県生れ。2006年、NHK 創作ラジオドラマ脚本懸賞公募にて最優秀作受賞。2007年、「はじまらないティータイム」ですばる文学賞を受賞してデビュー。著書に『東京ロンダリング』『三人屋』『母親ウエスタン』『虫たちの家』『ラジオ・ガガガ』『ランチ酒』などがある。
(2018年5月10日現在)

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