ラジオ・ガガガ

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 486
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575240344

感想・レビュー・書評

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  • 実在のラジオ番組をベースとした短篇。
    もちょっと繋がりがあると良かったし
    並びを替えた方が好み。

  • ラジオは最近聞かなくなったけれど、ポッドキャストにどはまりしている私には楽しくてたまらない一冊でした。

  • ラジオにまつわる短編集。学生時代にラジオの深夜放送を聴きながら試験勉強をしていたのでラジオ番組はすごく親しみがあります。大好きなミュージシャンにハガキを読まれた時の感動と驚きはいまだに忘れられません。

    1話目の『三匹の子豚たち』の信子さんがケアハウスに入所するには若過ぎる気もしますが、息子夫婦たちに迷惑かけたくないという潔い気持ちはわかるな〜。私もラジオは1人で聴くものと思っていたけれど、信子さんのように誰かと一緒に聴くのも良いかもしれませんね。久しぶりにラジオを聴いてお気に入りの番組を見つけようかな~。

  • ラジオリスナーではないけど、ラジオを聴きたくなった。今はアプリでも聴けるから、聴いてみようかな。

  • シンガポールとマレーシアを舞台にした第2章「アブラヤシのプランテーションで」、シンガポールのリアルな描写に住んでいた当時を懐かしく思い出した。コピオー、コピシー、コピオーコソンの話は、住んだことある人ならクスッと笑ってしまうこと間違いなし。

    顔の見えない不特定多数に語りかけているのに、一人一人のリスナーの心に響くトークを届けてくれるラジオ。SNSにありがちな敵意もなく、リラックスして楽しめる貴重なメディアだと実感した。

  • ラジオ聴きたくなりました。
    3匹の子豚たちが良かったです。

  • ラジオを聞きたくなるようなお話がいっぱい。
    三匹の子豚たちが一番よかったなー。
    信子の、ラジオ愛が溢れていた!

  • ラジオを接点にして描かれた6つの小作。

  • 2020.1.9
    帰りのバスで

    短編集
    テーマはラジオ

    テレビほど話題にならないけど
    友達と昨日のあのラジオ聴いた?
    なんて話にもならないけど
    でもやっぱりラジオっていいなー。
    っていう感想です。

  • ラジオにまつわる6編のものがたり。
    最初のおばあちゃんと深夜ラジオの取り合わせが素晴らしい!引きが最高。伊集院やオードリーのラジオエピソードに絡めて老人ホームに入る主人公と3人の息子とその嫁。俯瞰して見つめる醒めた視線がラジオで癒されてゆく。

    海外でラーメン屋を始める彼も、現実と作品のクロスオーバーが秀逸な主婦も、かつての相方を複雑な感情で見守る夫を支える妻も、イジメと息苦しい学生生活に悩む少女も、ラジオドラマのシナリオライターもみんなラジオで浄化されチカラをもらっている。

    とにかく、ラジオに興味なくてもおもしろい作品ですが、深夜ラジオを聴いていればより楽しい作品です。小ネタがラジオ的な。
    自分がラジオを聞きながら突っ込み、メールやハガキで一方通行じゃない双方向のコミニュケーションを感じられ、同じ時間を共にしている連帯感

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2005年『リトルプリンセス2号』で、第34回「NHK創作ラジオドラマ大賞」を受賞。07年『はじまらないティータイム』で、第31回「すばる文学賞」受賞。他の著書に、『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『幸福レシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』「三人屋」シリーズ等がある。

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