未来

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 1661
レビュー : 224
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575240979

感想・レビュー・書評

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  • 未来から手紙が届く、という設定は
    マンガにもある。
    それがホントかどうかは別として
    人生を支えるほどのものになる。
    誰からかわからない手紙が希望になる。

    もう誰も彼もがつらい。
    親もつらい。子どももつらい。
    クラスメイトたちもつらい。
    先生もつらい。
    事情があるから余計つらい。
    こんなに誰も彼もがつらい世界に
    希望なんてあるの?

    林先生が助けてくれると思ったのに。
    バカ〜〜
    原田くん本当にありがとう。

  • さすが湊かなえの世界観...一気に読んでしまった。
    ですが、きっとこの作品は、読み手の立場によって感じ方は千差万別なんだと思う

    父親、母親、子供、成人した女性、男性、いろんな意見が出てくるでしょう。


    私の読み終わってすぐの感想としては...
    とても辛く切ないものでした。

    いろんな生い立ちを過ごしてきた人に
    あなたの未来はきっと明るいわ、と言われても
    人を信じられなく自分には未来なんてないし
    今、を生きるだけで精一杯、そう感じるはず



    ネタバレとしては、早坂と須山、そして文乃のその後が描かれていないこと。
    読書に委ねるというこのなのだろう...
    私としては、こんなに壮絶な生い立ちの章子と亜里沙を救ってやりたい思いでいっぱいなので、ハッピーエンドではないこの作品は、後を引くものとなった。

  • 未来から届いた大人になった自分からの手紙には、将来幸せになれるから頑張れと書いてあった。
    それから章子に巻き起こる不幸の数々は手紙(日記)形式で語られることに。
    ファンタジーを思わせる序章から次第に雲行きが怪しくなっていくのは、イヤミス女王の湊さんならではです。
    この作品に描かれる少年少女たちは、逃げ場がない。田舎街で歪んだ大人に囲まれ、救ってくれる存在もなく、必至に幼い感情と戦っています。
    未来からの手紙には秘密があるけれど、手紙の一部は彼女たちを最後の希望に気付かせてくれました。
    辛い読後感です。

  • 複数目線による同時進行ドラマはいつもの通り

     なんだけれど、最後でパズルがはまりきらない感じがする。長いお話なんだけれど、しかもたくさんの登場人物が出てくるんだけれど、なんか無駄なサイドストーリーが多いような。読者を惑わすだけのような…。少し残念だなぁ。

  • 未来の私から届いた手紙。今は辛いが、未来は幸せである。実際は、小学校の担任が父親に頼まれてかいた。両親は駆け落ち。母親は、殺人を犯した。

  • 日記や手紙で進めていく物語は読みにくい…
    登場人物の女性のほとんどが性的虐待や暴力など受けているため、かなり悲しく心が苦しめられる。

    未成年への虐待は脳を萎縮させ、自己を抑えられず犯罪へ進みやすいと言われるのが、現実問題をよく表現されている。

  • さすがの湊作品で、読後感の悪さったらない。
    何を得たくてこの本読んだんだっけか、、、。

  • ザ湊ワールドの作品でした。
    後味の悪さ抜群!
    最後の最後まで救いのない作品
    その後の2人の未来に何も
    光が感じる事はなかった
    ただこれこそ湊作品だと感じましたが
    登場人物全員が普通でない

  • 悲しみの連鎖は1人の人生だけでなく、世代を超えて繰り返されていくものなのでしょうか。主人公が物語の後半で起こした行動は、親の代から繰り返されていることを示していて、過去から見た未来は良い方向へと変わることができずに終わってしまったようです。

    主人公たちに今できること、それは心から叫んで助けを求めることだとして物語は終わっています。
    ただ、本当にそれだけしか方々はなかったのかな?と疑問は残ります。

    凄惨な出来事の連続で辟易すると不評も多い本作ですが、それぞれの読書がどのように感じて読み終えたのかに興味があります。

    また今後の湊さんの作品に期待しています!

  • 前置きが長くて前置きのまま終わってしまった感じ。ところどころ面白いと思えるところはあったけれど、ストーリーも後味が悪いとか爽やかとか言い切れるものもなく中途半端な気がした。
    人物描写が一人称でみな卑屈なため主人公たちに魅力も感じられず、それぞればらばらで噛み合わないモヤモヤ。ミステリとしての伏線もちょっと雑。
    連載ものならこういう構成も仕方ないのかなと思ったら書き下ろしだった。
    個人的には先生の話がいちばん面白く読めた。

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著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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