罪なき子

著者 : 小杉健治

• 双葉社 (2018年6月20日発売)

感想・レビュー・書評

[だりあぽっぽさんの感想 · 2022年1月1日]

図書館で見つけてタイトルに惹かれて読んだ！

加害者遺族と死刑がテーマの話。
どちらも非常に興味のある事柄なので面白かった。

ネットでの晒しも含め、偏見や差別がなくなってほしいなーと思う。

[no-chindayoさんの感想 · 2019年11月18日]

死刑になりたくて通り魔殺人をおかした青年、片瀬と、弁護人としてその真理を探る水木。
犯罪者心理としては面白く読めた。
意外な真実？も出てくるけど、そこはちょっと小説っぽすぎるような。
父が死刑囚で、冤罪だったかも…的な部分をもっと読みたかったかなー。
これはこれで、読みやすく、あっと言う間に読み終えた。

[80506967さんの感想 · 2018年10月12日]

意外と面白かった。

[有さんの感想 · 2018年8月1日]

加害者家族の苦しみと過酷な現実を描いた作品と思いきや、それだけではありませんでした。
事件には隠された真実があり。。

小杉さんの作品、今後も読んでいきたいと思う。

[sugahataさんの感想 · 2018年7月31日]

死刑囚の子ゆえに社会から差別を受け続けた片瀬、彼はその境遇を社会に訴え死刑になろうと無差別殺人を引き起こす。彼の行動に興味を持ち弁護を引き受けた弁護士水木は彼の行動に疑問を抱き真相を追う…。「加害者家族」がテーマかと思ったがさすがの一ひねり。

著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束　はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」