姑の遺品整理は、迷惑です

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  • 双葉社 (2019年2月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784575241532

作品紹介・あらすじ

姑が亡くなり、住んでいたマンションを処分することになった。業者に頼むと高くつくからと、嫁である望登子はなんとか自分で遺品整理をしようとするが、あまりの物の多さに立ちすくむばかり。「安物買いの銭失い」だった姑を恨めしく思いながら、仕方なく片づけを始める。夫も手伝うようになったが、さすが親子、彼も捨てられないタイプで、望登子の負担は増えるばかりである。誰もが経験するであろう、遺品整理をユーモアーとペーソス溢れる筆致で描く長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 垣谷さんの作品は
    本当に読みやすいですね

    こちらもあっという間に読めました


    作品によっては
    あまり読了感の良くない作品もありますが
    こちらは気持ちよく読み終われました


    題名の通り、姑の遺品整理をする話


    物が捨てられず
    びっちり残った3DK


    自分も実母が物を捨てられない人なので
    将来遺品整理をすることを考えて
    ゾッとしました


    終活に断捨離するタイプでもないしな…
    今は考えないでおきます…



    遺品整理を通して
    義母のこと、
    そして実母のことを
    改めて知る機会になる


    どちらも素敵なお母さんだなと思いました(^^)

  • 垣谷さんの描く日本の闇、7冊目。首都圏の3LDK、エレベーターのない4階部分。若干安めの価格なので近隣は音も心も騒々しい。義理の母が突然亡くなり、遺品整理をする主人公50歳後半の望登子。モノが多い!しかも要らないモノばかりだが、夫は捨てたくない(怒)。廃棄業者の見積もり98万円!!いやーただ事ではない。遺品整理は日本の闇に認定。しかし、意外と義理の母が近所の方と仲良くしていたため、モノを貰ってくれたり、捨ててくれたり。極めつけはウサギをお隣さんが預かっていた!「お義母さん、いい加減にしてください!」⑤

  • ぷっと吹き出してしまうようなタイトル。
    いつもわかりやすく現実味のある作風ですね。
    参考になる?かどうかは…

    望登子の姑が急になくなり、マンションの部屋が遺されました。自分で遺品整理をすると決めたものの、よく知らない土地、あまり来なかった部屋…
    しかも、エレベーターなしの4階という。
    なぜこんなに、よくもこれほど溜め込んだと呆れるほどの物が大量にあったのです。
    途方に暮れつつ通っていましたが、なぜか誰かが部屋に入っているような気がする…?
    そんな小さな謎もありつつ、ご近所の人との出会いもあり、思わぬ助けを得ることも出来るようになっていきます。

    実母はすでに亡くしている望登子でしたが、自分で身の回りのことをすっかり片付けて逝ったことを思い出しては、姑はだらしないと感じます。
    ところが、姑の部屋に物が多くなりがちな理由や、おせっかいだけど温かな人柄を知ることにも。
    そして実母のほうも、通り一遍ではないのですよね。
    ユーモアと物語性、現実に起こりそうなことをうまく混ぜ合わせ、大仕事を乗り切る力を応援してくれそう?

    老人の部屋にはこういう物が多い、あるある!な現象には笑えます。
    私の場合、大きな物置と化した家で実の親が捨てなかった物に囲まれ、「でも汚宅にはしない!」ように「倦まず弛まず」「一度に一つずつ」と自分に言い聞かせながら、少しずつ何かやっていますので。
    あ~、思わぬ手助けが欲しい!(笑)

  • さすが!!姑の遺品整理問題をコミカルに描く!
    姑の多喜が急逝し、遺品整理をすることになった望登子。大量の遺品に押しつぶされそうになりながら奮闘!
    姑の遺品整理を通じて、姑多喜の生活や本当の人となりを知る。
    血は汚いと言うけど、本当にそう思う。
    姑の遺品は躊躇せず捨てる望登子も、実母の遺品整理の時には、捨てることを躊躇する発言を弟嫁にしている。やっぱりこうなるんだな…思い出って、厄介だ。
    自分で断舎離して、すっきり逝きたいものだ。
    遺品整理って、亡くなった人の人生の総決算みたいな所もある。多喜さんみたいに、人情溢れる生き方にも素敵だなと憧れる。





  • 読んだ後はステキだなって思えるお話でした。

    お義母さんが突然亡くなって遺品整理をするってところから始まりますが
    あー、我が家のお義母さんも物持ちがいい人だから頼むから断捨離してくれーって思ってしまいました。
    捨てたら?と提案しても取っておくし、私が捨てようとすると拾うし。
    でも、この本を私が読んでるのを見てか
    ちょっと整理しようとしてました。笑
    で、私も主人公が遺品整理に大変な思いをしてると教えておきました。

    話の内容的には、お義母さんがすごくステキな近所付き合いをしていて近所の方達が手伝ってくれて
    遺品整理もそこまで大変な思いをしなかったと。
    旦那に手伝わせると、捨てたがらない‥家に持って帰ると言い出す
    うちの旦那も、掃除してて「捨てるよ」と言ったら取っておく物置に入れておくっていう始末。
    今じゃ、勝手に処分してます。笑


    実の親の遺品の手帳(日記)を譲り受け、読んで感動的なとこもあったけど。
    手帳、私は見られたくないなぁ。

  • こういう人情噺的な作品は好きだなあ♪
    義母が不意に亡くなって団地で一人暮らしだった姑の遺品整理に青息吐息の五十代半ばの嫁の孤軍奮闘物語ですが、実は奥深くて考えさせられるイイ話なのです。
    実の母も既に亡いけど用意周到で全てに気配りされていて遺品整理の苦労など皆無だったのに、姑ときたら予想を遥かに超越した大量の物品のヤマ! ヤマ!ヤマ!
    片付けれど片付けれど減ってくれないので出るのは愚痴と溜息と怨み節ばかり。しかも自分はデパートのテナントのパート身分、夫婦で暮らすマンションから整理に通うのも大変なのに義母の息子である夫は仕事に託けてほぼ任せきりで途方にくれるばかり。
    ギブアップ寸前だったけれど、あの身勝手で嫁にキツイだけだと思っていた姑の、団地暮らしの実像が思わぬプレゼントを齎してくれる。
    単なる遺品整理の苦労話にあらず、人生とは 個人とは 家族とは 夫婦とは 付き合いとは 暮らしとは等々色々な大切なことを考えさせてくれました♪

  • 今回も、社会問題を深刻になり過ぎず、どこか明るく前向きな気持ちで読み終えさせてくれる、垣谷マジックにハマった。

    一人息子の嫁が、突然亡くなった義母の遺品整理をする物語。


    実の親子なら、家も物も、自分の思い出と親の思い入れとが混じり合い、なかなか手離すことが難しいだろう。
    逆に嫁の立場となると、捨ててしまいたいが、勝手に処分してしまっていいのだろうか…という逡巡がある。
    しかし、扉や引き出しを開けるごとにびっしりと詰まった物たちが迫ってくる状況は、亡き姑がいることを想定した天井の辺りを睨んで、愚痴りたくもなる。

    実母が亡くなった時は、机に指輪が1つ残されていただけだった、というから突然亡くなったとはいえ、姑とのギャップはかなりのものだろう。

    そんな主人公の茂登子に同情しつつも、エレベーターなしの団地の4階を何往復もして、片付けをする彼女は、良き妻良き嫁以外の何者でもないと思う。

    都会では、人に相談することなく何でも己で解決するのが常だが、義母の暮らした団地ではまだ近所付き合いがあり、遺品整理を通して亡くなった義母の知らなかった一面を知ることになる。
    口喧しく噂好きな人と少し軽蔑するところもあったのに、団地の人からは、感謝される存在であったと知れたことが、遺品整理に通い続けた茂登子へのご褒美だったのかもしれない。


    小説の中に50を過ぎたら、物を手離していく、というようなくだりがあるのだが、いや、本当にそうだ。
    子ども達が困らないように、自分の物を整理していかないと。
    2022.2.16

  • 独り暮らしの姑が亡くなり、住んで居いた
    マンションを処分することになった。
    業者に頼むと高くつくからと、嫁である望登子は
    なんとか自分で遺品整理をしようとするが、
    あまりの物の多さに立ちすくむばかり。
    「安物買いの銭失い」だった姑を恨めしく思いながら、
    仕方なく片付けを始める。
    夫も手伝うようになったが、さすが親子、彼も捨てられないタイプで、
    望登子の負担は増えるばかりであるーー。


    姑のエレベーターなしの4階の3DKの部屋の遺品を整理する事にした望登子。
    ここは10人家族ですかとぼやきたくなる程の沢山の物。
    箪笥がいくつもあり中身もびっしり押入れに天袋に全てびっしり…。
    何だか情景がありありと浮かびゾッとした。
    それにしても、姑の事は凄く酷評し、実母は凄く美化して
    繰り返し繰り返し語られる。
    そこがちょっと…と思ったがそれもある意味伏線だった。
    そういうことだったのかと、読み終わるころには
    心がじんわりと温かさで包まれました。

    片付けをしていく中で、姑や実母の事を改めて考え、
    それぞれの人柄や思いを知る事となる展開良かったです。
    胸に迫るものがありました。

    我が家の母もこの姑と一緒だなぁ。
    物が捨てられないタイプです。
    やんわりと冗談にして行った事はあるのですが、
    これまた冗談の様に笑って死んだら全部捨ててと言う

    • アールグレイさん
      初めまして、しのさん、突然に知らない人間から、ごめんなさい(^-^;私もこの本読みました。姑は他界しているのですが、母は本に重なります。「断...
      初めまして、しのさん、突然に知らない人間から、ごめんなさい(^-^;私もこの本読みました。姑は他界しているのですが、母は本に重なります。「断捨離しないとねェ」と、たまに言いますが・・・・垣谷美雨さんの本は、何冊か読んでいますがどれもいいです。タイムラインから、本棚を拝見しました。図書館大好き人間です。どうぞよろしくお願いいたします!
      2021/03/30
  • 大好きな垣谷美雨さんの長編小説。
    義母が突然亡くなり遺品整理をすることに...実母とは真逆!?な感じの義母...。でもどちらが人間味溢れた人生を送ってきたんだろう?いろいろ考えさせられました。
    笑いあり、涙ありで一気読みでした。
    個人的には義母のメモ書きが綴られた14章が泣けました。

  • この作家さんは 題名と 本の 結論は 逆になることが 多いです。

    でも 良い意味で 逆になるから 読むのをやめられないのですが。

    読み終わって こころが ほんわかになるのが たまりませんね。

    今回は 旦那も 良い人になり 男としては 良かったです。

    次回作 楽しみです。

  • 2019年4月に読んだ本。

    考えさせられた。
    実家の母と重なるところがあり、思わず母の押し入れが目に浮かんだ。
    引き出物、お返しが沢山。どの家でも
    同じような状態になっているのか、ダンボールにいっぱいのタオル。母は今でも時々要らない、使わないものを持って
    くる。
    でも私は、結婚する時勝手に持って来た
    ものがある。引き出物だ。今その嫁入り
    道具のお皿たちは、我が家の茶だんすに、おとなしく並んでいる。そして、
    母の茶だんすに並んでいて、私が気に
    入っているスープカップ。母に言えば、
    明日にでも絶対くれるだろう。
    だけど、言わずにいる。
    癖になって、また要らないものまで
    持って来られたくはない。
    ひどい娘だろうか?
    母よ、断捨離して下さい・・・・!

    • ポプラ並木さん
      アールグレイさん、我が家の妻は貰い物でもいいモノから使い、自分は安いモノから使います。妻が正しいのだと思うけど、やっぱりMOTTAINNAI...
      アールグレイさん、我が家の妻は貰い物でもいいモノから使い、自分は安いモノから使います。妻が正しいのだと思うけど、やっぱりMOTTAINNAIと思う自分は貧乏根性丸出しです。。。
      2022/07/21
    • アールグレイさん
      ポプラさん★~こんばんは

      奥さまは、家族には良い物を使っていてほしい、他人様の目から見て、しっかりした物を身につけていると思われたいのでは...
      ポプラさん★~こんばんは

      奥さまは、家族には良い物を使っていてほしい、他人様の目から見て、しっかりした物を身につけていると思われたいのでは、と思います。ポプラさんのお宅は、お嬢さんふたり。これからどんどん綺麗になっていくおとし頃でしょうか?
      (~Q~;)
      2022/07/21
  • ほんといって、大したこのないだろうなんて思って読んだ。
    自分も同じ経験したことある。舅の
    軽トラ何杯かのゴミを処分した
    どちらかといえば、整理整頓は好きだし萌える

    さあ今度は自分の番だ!我が身もいらないものは整理しないとね、「読後結構片付けた」

    結構整理して捨てるほうだが
    最後の最後まで生活があるので
    それでもかなりのものはある、それが暮らしだから。

    姑と実家の母「亡き」との対比
    あまりの多さに腹を立てるがー

    生存中のエピソードも踏まえ
    最後には胸が詰まった、

    出来ることできないことはあるけど
    1行くらいの日記とまでいかないが
    覚書程度には記しておくのはいいなとおもった。

  • 今度の垣谷作品は、急逝した姑の遺品整理に翻弄されるお嫁さんのお話。
    自身も50代半ばとなって断捨離をしてきた主人公が昔ながらの暮らし方をしてきた姑の家の後片付けを、家計の都合で業者には依頼せず自分でしようとする。

    姑の家には何人家族かと思うような布団や食器や、空き箱に詰められたい色々なものや、人形ケースに詰まったお土産。昔ながらの家にありがちな雑多なものの山を目の前にしての主人公の苛立ちから始まり、亡き姑の人柄や今は亡き実母の生き方に思いを馳せるようになる。
    相も変わらず哀しさも笑いもあり、共感する部分たくさんありで、やっぱりさわやかな読後感です。

    断捨離とまではいかなくてもある程度は片づけとかねば、、と痛感しつつ読み始めましたが、何かを残して何かを感じてもえらえるなんてしあわせだなとも感じました。

    天井の隅でにやりと笑ったような姑、素敵な関係です。そして自分を律して生きた母も。それぞれの生き方。

  • エレベーターのない団地、それも駅からバスという場所に住んでいた姑の遺品整理をすることになった主人公の望登子。一人暮らしだったとは思えないほどの食器や布団。押入れの中にも溢れるほど物が詰め込まれている。早く引き払わないと家賃を払い続けなければないないので一刻も早く片付けたいのだがどこから手を付けたら良いのかもわからない。

    あ〜少し胸が痛みます。我が家も物多め。娘たちに同じような思いをさせたくない。これを読んだら物を増やすのは辞めよう!と改めて思いました。

    そしていざとなったら頼りになるのは近くの他人。団地の皆さん素晴らしいです。日頃のご近所との関係は大事にしなくちゃいけませんね。

    自分の母親と姑を比較して実母を絶賛し、亡き姑に向けて文句を言っていた望登子が次第に姑の良さに気付いていく所も良かったし、この本でも夫は情けない存在なのかと思ったら、そうでもなかった。我が家も夫婦で協力して少しずつ断捨離していこうと思います。

  • 親の遺品整理を題材にした小説
    なかなかおもしろかった 

    嫁にとって姑が遺した物はただのゴミ、うっとおしい物でしかなくても、子供にとっては、一つ一つが懐かしく思い出が詰まった物であること

    下品でセンスが悪いとばかり思っていた姑が、あんなにも人との付き合いを大切にして、いろんな人の心の支えになったり、人を助けていたことが嫁にも分かって、読者としては救われた思いがした

    反対に人に迷惑をかけることを嫌い、自分を厳しく律し、上品でセンスが良いとばかり思っていた母は、義妹から見ると、近寄りがたく人にもとても厳しい姑だった

    同じ一人の女性の遺したものでも、嫁と娘の立場からだと、こうも受け止め方が違うのかと興味深かった

    亡くなってからその人の生き様が分かると、どこかにも書いてあったがまさしくその通りだなと思った


    私も娘に迷惑をかけないよう元気なうちに物をため込まないよう片付けなくてはとの思いを強くした

  • 郊外の団地に住む姑か亡くなり、遺品整理をすることになった主人公。
    3LDKに溢れる大量の物に当惑し、思い出から捨てられないと言う夫に呆れるのはあるあるだなぁと思う。
    自分を律し無駄を削ぎ落とし、誰にも迷惑をかけずに生き、亡くなった実母との違いに「お義母さん、こちらの身にもなってくださいよ。」と心の中でつぶやくのだが、整理を続けるうちに分かる新たな事実に、思いは変化していく。
    読みやすく、今後の参考にもなり楽しめました。

  • ズバリなタイトルは、主人公の置かれた状況を分かりやすく目の前に示している。
    自分を含む同年代の大問題は介護。
    やっと終わったと思えばすぐにやってくるのが、相続と同時に、この『遺品整理』問題。

    堀内望登子(ほりうち もとこ)の夫の母・多喜が脳梗塞でいきなり亡くなった。
    姑は一戸建てを売ってしまって賃貸の団地に住んでいたため、早く退去しないと、ひと月8万の家賃がかかってしまう。
    仕事が忙しい夫に代わって、望登子は東京の東の端にある自宅マンションから、こちらは東京の西部にある姑の団地へと、パートの都合をつけて遺品整理に通うことになるのだが…

    まあ、いろいろ出てくるわ出てくるわ。
    「お宅は一体何人家族ですか!!?」な、布団や食器。
    「いらなくなったら捨ててくださいよ!」な、貰いものの人形や、紙資源ごみ、故・舅の衣類。
    望登子は、「姑は、たくさんのくだらないものに囲まれた、くだらない人」とやりきれないため息を吐く。
    …などと、せっかく簡潔なタイトルがあるのに長々と書いてしまったが…

    そして望登子は、姑に比べるにつけ、「70を前に癌で亡くなった実母はきちんと生前に身の周りの始末をつけ、遺族には何の迷惑もかけなかった、なんてすばらしい人だったろう、きっと、同居していた弟のお嫁さんも感謝しているだろう」と美化し、懐かしんだ。

    亡くなった人が残した物とは、雄弁にその人を語る。
    目に見える『モノ』が、目に見えないことを教えてくれるのだ。
    品物ひとつの処分を巡っても、亡くなった人との関係によって、どんな思いを抱くのかは、ひとりひとり驚くほど違う。

    実家の整理を途中であきらめて、業者に依頼した人、亡くなる前に限界まで遺品を整理してしまった人、山のようなゴミと人間関係を残して死んだ人、実家の家の処分に悩む人、それぞれの事情は、まさに今の50代60代が抱える大きな問題。

    ちゃんといいところに着地している。
    自分も肝に銘じたい。

    ―――――――――――――
    自分も、夫の誤解を避けるため、ブックカバーをしていました(笑)

  • 介護が始まったばかりで憂鬱な私には登場人物がみんな優しすぎると僻んでしまう。いつかこんな日が自分に来てもこんな思いで進めることができるだろうか。これからいろいろ調べねば。良いきっかけとなった。

  • 垣谷美雨さんの小説はタイトルが親近感満載で、読みたいとずっと思っていた。
    だけどいつも後回し。
    このタイトルはまさにドンピシャだったので読みました。
    私もこの1年ずっと遺品整理をしていたから。

    小説は団地なので、家賃を払い続けなければいけないから早く片付けなければ、というところですが、うちの場合は持ち家だったので休みのたびに主人と通い約1年くらい。同じ市内だというのに。

    この姑さんと同じく片付けても片付けても物で溢れている状態。
    ただ主人が率先してどんどん捨てるし、私も申し訳ないけどどんどん捨てました。

    小説はただの片付けにとどまらず、姑さんのご近所との関係性や、主人公の母を思う気持ちなどなどさすがに読み応えありました。
    本当にいいお話だったと思います。

    やっぱり垣谷さんの他の本も読んでみなければいけませんね。

  • 片付けが終わって、姑がどういう人だったかもわかり主人公の心もすっきりしたと思う。

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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