むかしむかしあるところに、死体がありました。

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 279
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575241662

作品紹介・あらすじ

"昔ばなし、な・の・に、新しい!
鬼退治。桃太郎って……え、そうなの?
大きくなあれ。一寸法師が……ヤバすぎる!
ここ掘れワンワン。埋まっているのは……ええ!?
「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録。"

感想・レビュー・書評

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  • 荒唐無稽である(^ ^;
    何せ舞台は「昔話」の世界(^ ^;

    桃太郎やら浦島太郎やらの、誰もが知ってるお話の
    ストーリーをなぞりつつも、視点を変え、
    書かれていない部分を妄想で補い、
    こねくり回して二回半ひねりしたような奇著(^ ^;

    昔話にむりやり殺人事件を「ねじ込み」、
    まさかのあの人が容疑者?(^ ^;
    一体どういう脳細胞の使い方をすれば、
    こんなにヒネくれた解釈ができるんだ!?(^ ^;
    という感じ(^ ^;

    でも、じっくり読んでみると、
    荒唐無稽ではあるが、その世界観の中では
    設定も論理も推理も破綻がない(^ ^
    伏線もきちんと回収されている(^ ^

    むしろ伏線は「ものすごく分かりやすく」提示され、
    そこで読者は必ず引っかかるようにできている。
    が、世界観が異常(失礼!)なので、
    まさかそう来るとは、という感じのオチを迎える(^ ^;

    結論は、読み物としてはもの凄く面白い(^ ^
    全体的にかなり「凝った」構成になっているので、
    斜め読みしてると置いてかれますぜ(^ ^;.

  • みんなが大好きな昔話を殺人事件に変えてしまいました。
    ラインナップは、一寸法師、花咲かじじい、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎。
    一癖も二癖もある陰惨でブラックな展開となっております。その中でも、鶴の恩返しをモチーフにした、『つるの倒叙がえし』が秀逸です。
    刑事コロンボばりの倒叙がさく裂!!。
    遺体の隠された部屋で、布を織る鶴。キーワードは、鶴の織った布でございます。
    完全犯罪は、この布。
    いや、鶴によって崩れ去るのです。
    前からも、ラストからも、回文のように楽しめるスゴ作となっています。

    http://kafuka.doorblog.jp/

  • 2019/5/6 読了

  • わりとハッピーエンドな昔話。でもこれを読んだら…絵本の昔話にはもう戻れない。
    まさに大人の昔話って感じです!
    「つるの倒叙がえし」は2度読み必須‼️
    ラストの「絶海の鬼ヶ島」は結末がけっこうびっくりした。お猿さんの解説なきゃ理解できんかった…

  • 皆が知っている昔話がこんな形になっちゃうなんて!!
    びっくりニヤリ。いやぁ、昔話ってものすごく面白いミステリだったんだねぇ。奥が深いったらありゃしない。
    これ、シリーズ化してほしい。まだまだ知りたい昔話、たっくさんあるもんね。

  • おもしろかった〜(*´ω`*)
    はなさかじいさんがいちばんすきかな

  • 初青柳さん。
    日本昔ばなしをミステリー化!
    面白かった。一つ一つが短いし読みやすい。まだまだ昔話ありますよ、続編書けますね?それにはまずこの本を1冊でも多く売らないと!

    ①「一寸法師の不在証明」
    ②「花咲か死者伝言」
    ③「つるの倒叙がえし」
    ④「密室竜宮城」
    ⑤「絶海の鬼ヶ島」

  • 日本昔ばなしをミステリ風にアレンジした連作短編集。あのアイテムをこう使うか!とか、あの設定がこう活かされるのか!と驚くと同時に、本格ミステリ度の高い作品になっており、感心した。一寸法師と桃太郎のが特に面白い。桃太郎の横溝正史風アレンジが最高だった。

  • 昔話でよく知ってる人々が巻き起こすサスペンス、オムニバス形式なんだけど、筋が通って最後がなんとも後味の悪い話。
    犯人がまた…後味良くないわ。

    どの話も自分がその場にいる感じがヤバイ。

  • 【収録作品】一寸法師の不在証明/花咲か死者伝言/つるの倒叙がえし/密室龍宮城/絶海の鬼ケ島

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著者プロフィール

【青柳碧人(あおやぎ・あいと)】
1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、小説家デビュー。「浜村渚の計算ノート」シリーズはロングセラーの大ヒットとなり、「月刊少年シリウス」でコミカライズもされている。他の著作に、「ヘンたて」シリーズ(ハヤカワ文庫JA)、「朧月市役所妖怪課」シリーズ(角川文庫)、「ブタカン!」シリーズ(新潮文庫nex)など著書多数。

「2018年 『上手な犬の壊しかた 玩具都市弁護士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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