あなたに会えて困った

  • 双葉社 (2020年5月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784575242805

作品紹介・あらすじ

笑いと衝撃、そして涙の傑作ミステリー! 初恋の元カノに運命の再会。彼女は人妻だったけど、かつての恋心がよみがえる……と思いきや、「主人のこと、殺してくれない?」と驚きの依頼が――。このどんでん返しは絶対に誰にも予想できない!

みんなの感想まとめ

予想外の展開と感情の揺さぶりが詰まった作品で、初恋の元カノとの再会から始まる物語は、読者を引き込む魅力に満ちています。主人公が彼女から受ける衝撃的な依頼や、90年代の懐かしい回想が織り交ぜられ、時代背...

感想・レビュー・書評

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  • 読んだあなたは、きっとかつての恋人を思い出す… 涙と笑いの恋愛ミステリー #あなたに会えて困った

    ■あらすじ
    空き巣の罪で刑務所から出所してきた主人公は、これからの生活を憂いながら、かつてお世話になった先輩宅を訪れた。当面の生活をするために、さっそく先輩から仕事の世話になる主人公は、再び空き巣をすることに。しかしその家は、なんと初恋の元カノの自宅であった…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    年齢を重ねてきた人ほど、ぐっときますね~
    かつての恋人や青春時代を思い出す、そんな作品です。

    また細かい笑いのネタがたくさん仕込まれていて、たびたびニヤニヤさせてもらいました。特に知る人ぞ知るネタがいいですね、それなりの年齢である私にとってはめっちゃ刺さりましたよ。

    地名「綾瀬」が関東に二つあるクダリなんかは、映画バカヤローのタクシー運転手のひとコマですよね。スマップの森くんだの、古畑任三郎の草刈正雄だの、いいとこ見てるよなぁ。さすが元お笑い芸人。

    そしてマドンナであるマリアが魅力的すぎ!
    見事に男好きする性格に描かれていて、これは男ならだれでも惚れちゃう。
    そして雪下まゆさんの装画もめっちゃ可愛い、これはヤバい。もう無理。

    なお本作はプロットや細かい描写は凝ってますが、お話の筋自体は比較的シンプルでわかりやすい。先生ならではの謎解き、ミステリー要素もしっかり仕込まれていて、楽しませていただきました。

    ■ぜっさん推しポイント
    久しぶりにキョンキョンの「あなたに会えてよかった」を聞いてみませんか。別れた恋人に語りかけてくる歌詞が涙を誘う、すばらしい名曲です。

    小泉今日子 - あなたに会えてよかった (Official Video)
    https://www.youtube.com/watch?v=0nvnYwi6mQE

    1991年ですか…あの頃はまだ学生で、当時の友達や恋人を思い出します。夢や希望はあったけど、経験や知識、お金はまったくもっていない。悩みや不安でいっぱいの日々でした。

    別れたり離れてしまった人たちはいっぱいいるけど、今思えば、ちょっと縁がなかっただけで、みんないい人ばかりでしたね。

    遠い空に輝く星のように、ずっとそのままでかわらずにいてほしい…
    たくさんの愛すべき人たちに会えてよかったと、懐かしみながら本を閉じました。

  • 騙されたー
    誰が誰?
    混乱
    唐揚げ

    図書館で「逆転美人」が貸出中だったので、代わりに手に取りました。
    スイスイ読めます。そしてラストに向かって泣けます。
    多分再読するかも。
    図書館本

  • 空き巣で前科2犯となった善人は凝りずに出所直後に空き巣先輩のスーさんから譲ってもらった家に侵入。するとそこは初恋のマリアの家。後日偶然を装いマリアと再会し交流を深めていくが、幼馴染のタケシと結婚して裕福な暮らしをしているはずのマリアからとんでもない提案が。3人の青春時代の回想が90年代からの世相を思い切り取り込んで生き生き描かれていて懐かしさ溢れる。ポケモンショックとか当時の様々な流行とか。マリアの提案に乗ってしまうのか?からのあれよあれよと流されていく展開はやや性急に思えたが、回想や現代での違和感をきちんと拾って綺麗に箱に納めた感が爽快。ただどんでん返しというよりやっぱり感が強かったかなぁ。

  • 表紙の女の子が可愛すぎ&リアルで手にとった1冊。
    後半は予想だにしない展開で、読みふけってしまった。
    タケシ!?ヨッシー!?と、こんがらがるが、読み返してようやく理解できた。笑笑
    でも最後がなー、しっくりこないんよー泣
    虐待まがいのことをされた親を簡単に許せるかな〜。
    親の最期の姿をみたから少し心が動いたのはわかるけど。。。
    こんな上手くいくかね!?と思ったり笑笑

    でも、こんな展開&発想があるんか!と、驚かされる1冊だったのですごく面白かった。

  • ラストのドンデン返しは混乱しました。
    予想とは全然違いました。
    タイトルで勝手に想像していたんですね。
    逆にラストの以外性だけの小説みたいに思いました。
    それが残念ですね。

  • 逆転美人で知った作家さん
    幼なじみ(初恋)の家に空き巣に入って、その後 16年ぶりに再会した相手はおなじく 幼なじみ だった友人と結婚していた。
    しかし 結婚生活は上手く行ってない様子で「あの人を殺して欲しい」っと頼まれ DV現場を目撃した事で 彼女を救うべく殺害を決意……

    しかし……



    凄ぃどんでん返し タイトルの「あなたに会えて困った」っと言う伏線も素晴らしい。
    見事に騙され転がされたけど、大団円に ホロリと泣きそうになった。

    周りの人と違う事を言おう っとつぃ間違えてしまう事もすごく共感出来る。

  • 逆転美人を読んだばかりだったので、耐えて読んだ。
    耐えてよかった。
    逆転美人と違い、戻って来ずにすむのはありがたい。

    いわゆる叙述トリックってやつですかね。
    似鳥鶏っぽい。

  • これは面白い!!
    最初数ページで、主人公が好きになれず挫折しそうになったけど、帯の「どんでん返し」を信じて読み続けでよかった!!
    昭和、平成の懐かしネタを使った子供たちのあるあるギャグにププと笑っているうちに、主人公が好きになってきて、青春の葛藤や境遇に涙したり、、気づけばどっぷり、騙されていたー!!
    全部が伏線。ははは

  • 帯に惹かれて購入。

    空き巣で捕まり、その後満期で出所した主人公・善人。頼れるところは昔の仲間。ということで、空き巣仲間だったスーさんのところに訪れる。そこで、スーさんの代わりに豪邸の中のお金になるものを狙ってほしいとのこと。
    早速入ってみると、そこは初恋相手の家だった。

    ミステリーという位置付けですが、最初読んでいても特にそういった雰囲気はなく、初恋相手と出会って、徐々に縮まって、恋に落ち、その後・・・でしたので、どんな仕掛けがあるのか、探り探り読んでいました。時折、主人公の過去を交えていて、30代以上の方には、懐かしい出来事・曲などが登場して、楽しめると思います。20代以下の方は、逆に新鮮味があると思います。

    ちょいちょい違和感はありましたが、後半での真相がわかったときは、正直騙されました。一瞬時が止まり、頭の中では何が何だか分からなくなりました。
    そうして出た感想が、「まどろっこしい‼︎」でした。なぜそう思ったのかは、ぜひ読んでみてください。
    「二度読み必至」と書いていますが、思わずそうしたくなると思います。真相がわかったとき、整理が追い付かなくなると思うので、ご注意を。
    そして、わかった先に待ち受ける感動が良かったです。
    やっぱり仲間って良いし、羨ましいなと思わせてくれました。

  • 久しぶりに読んだ藤崎翔
    失礼ながら「くだらないんだろうなー」
    と思っていたら、最後意外といい話で驚いた。

    帯に書かれた「二度読み必至」の意味も後半になって判明、沢山の伏線も少しずつ回収され、スッキリ読み終わる事が出来た。

    タケシとヨッシーにマリア
    二度読みはしないけど、面白かった。

  • 見事に騙されました!!けど、自分的にはどんでん返しミステリというより回想キュンキュン青春作品でした。自分の初恋ってどんなだったっけなってしみじみしちゃいました(⁠・⁠∀⁠・⁠)

  • 笑いあり、涙あり、恋心あり、友情あり…色んな物がギュッと詰まった本作。
    回想シーンで出てくる歌や出来事が世代的にピッタリでそこも楽しめた。
    どんでん返しの経験は浅いけど、頭が混乱するこの感じ、癖になるの分かるなぁと思った。
    オススメです!

  • 普段、イヤミスを読み過ぎてるせいか意外な結末に拍子抜けした。
    いや、平和的でよかったんだけど、、
    マリアの話し方が変に若者風で自分には合わなかった。
    マイナス要素のどんでん返し好きなのでかなり物足りなかった。

  • とりとめもなく、その時代特有だったり、その時思ったことがポンポン書かれていて、クスッと笑える場面も多々。文章もスラスラ読みやすい。

    前科2犯のどうしようもない義人が、たまたま幼なじみと結婚した初恋の人の家へ空き巣に入るなんてね。

    流れるように話は進み過ぎて、これは何かある。スーさんはグルだろうな。タケシがお医者さんならお金持ってるし、出所してくることくらい調べられそう。悲しかったりツラいどんでん返しだと嫌だな。なんて勘繰りながら読んだのに騙された。タケシがお医者さんではなかったし。でも、嫌な感じではないからホッとした。
    逆だとネタバレされた時は、混乱して思わず今までの情報をメモに書いて、読み返しながら整理。ちゃんと矛盾がないところは当たり前だけどさすが。

    タケシとヨッシーは長く一緒に居たから、お互い、なんだかんだ気が合ったんだとは思ってたけど、よかったなぁ。2人共ちゃんと心優しい。

    でも、誘導されたからとはいえ、ナイフも持って殺しに行くとこはどうなんだろう。
    2人共ツラい体験を経てた中でも、屈して前科のあるタケシより、不遇な幼少期があっても耐えて努力したヨッシーとマリアちゃんが結ばれたのはよかった。
    明るい未来を思わせる結末は、好き。

  • 特に難しい言葉は出てこず、読みやすくすらすら読めました。恐らく今30代中盤くらいの方、特に共感出来るような時代かなと思います。
    266ページで大混乱!こんがらがってしまいまた最初からもう一度読んでみたくなる作品でした。
    表紙も可愛い!

  • ああ、今回も作者の手の平の上でまんまと転がされてしまった。

    主人公は空き巣で前科二犯の善人。
    善人と書いてヨシトと読む。

    ヨシトが刑務所のお務めを終え、初恋相手の美女・マリアと出会う所から物語は展開して行く。

    90年代の世情、実在の有名人を随所に織り交ぜながら、軽快なテンポでストーリーは進み、巧みな言葉遊びに何度も噴出してしまう。

    藤崎さんだから仕掛けがあるはずと思い、慎重に読み進めるも結局最終章までそれと気付かず、やられた感がいっぱい。

    蓋を開ければあれもこれも伏線で作者のアイデアに脱帽。

    そして最後ちょっと泣けた。

  • 最後の展開に混乱した〜
    誰が誰?!

    読みながら、うまく回りすぎていてスーさんとマリアが善人を更生させるために実は組んでるのではないかと思ってた。

    回想シーンがやや多いと感じた。
    初恋の人とは言え、その夫を殺そうとするなんて現実的じゃないな。そんなにいい思い出だったのか。

  • こんな話だったとはね。「懐かしい」けど「面白い」とは言えないな...と思ってたら、あらまー。初めて読んだ著者なので不意打ちの展開。空き巣のヨシトは初恋の人との再会。今でも魅力的な彼女に「夫を殺してくれない?」と頼まれた。過去を回想しながらヨシトは彼女のために決意する。楽しめた所もあるけど全体的にはうーん??作中の仕掛けは驚きつつも、無理やり感が凄い。「こんなんあるわけないやん」と若干冷める。もうちょっとスマートな感じが好み。懐かしの回想シーンも度重なると飽きてくる。タイトルはキャッチーで良いなぁと思う。

  • 空き巣で捕まった出所後、盗みに入ったのは初恋の人・マリアの家だった。ひょんな事から再会した善人とマリア。空き巣の前科二犯だったのを隠して会っていくうちに、マリアが夫である幼なじみにDVを受けていると知り…

    見事に騙されました。確かに大どんでん返し!貧乏だったヨッシーの転落していく様がハラハラしましたが、大団円でホッとしました。親が金持ちかそうじゃないかで命運が別れたかに見えて、ちゃんとチャンスを物に出来るのは自分自身の努力次第なのかもしれないですね。

  • 現在のことと回想を交互に話は進んでいく

    盗みに入ったお家はなんと初恋の人マリアの家だった
    それからマリアと会うようになっていき、、

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著者プロフィール

藤崎 翔(ふじさき・しょう)
1985年、茨城県生まれ。茨城県立竜ヶ崎第一高等学校卒業。高校卒業後、お笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成。ネタ作りを担当。2010年にコンビを解消し、小説を執筆。、2014年、初めて書いた長編ミステリー「神様のもう一つの顔」(のちに「神様の裏の顔」に改題)で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、小説家デビューする。著書に『私情対談』(のちに『殺意の対談』に改題)『こんにちは刑事ちゃん』『おしい刑事』『恋するおしい刑事』『お隣さんが殺し屋さん』がある。


「2018年 『時間を止めてみたんだが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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