天国からの宅配便

  • 双葉社 (2022年2月17日発売)
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感想 : 85
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784575244908

作品紹介・あらすじ

大切な人へ、あなたが最後に贈りたいものはなんですか? 友人に先立たれた孤独な老女、祖母と喧嘩別れした女子高生、幼馴染みと結ばれなかった中年男、顧問の先生を喪った部活仲間……。依頼人の死後に届けものをするサービス「天国宅配便」の配達人が贈る、心温まる感動の物語。

感想・レビュー・書評

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  • このタイトルぜったい
    泣かせにくるやつじゃ
    ないですか。

    かなさんのお薦め通り
    一作目から、いざ!

    気を抜いたらやられる


    そう簡単には泣かされ
    ないぞと構えに構えて
    読み進めました(笑

    一話目はなんなく通過。

    あら?構えてるせいか
    今回は大丈夫かも。

    二話目のラストあたり
    で気が緩みはじめてる
    ことに気付きひと休憩。

    兜の緒を締め直してと。

    なのに三話目の途中で
    あえなく撃沈。

    なにこれ、かくれんぼ
    なんてズルいでしょ。

    そのまま四話目に突入。

    なにこれ、シャボン玉
    なんてズルいでしょ。

    もうダメ涙が止まらず
    ・・・

    朝の読書タイムで目を
    赤く腫らし家事に突入。

    でも家族が起きてくる
    頃には落ち着きを取り
    戻し普通におはよー♪

    家族はだれも知らない
    心のデトックスタイム
    なのでした笑

    • どんぐりさん
      泣いてデトックス!わかります!
      いいですね(〃ω〃)

      読んでみたいです!!
      泣いてデトックス!わかります!
      いいですね(〃ω〃)

      読んでみたいです!!
      2024/08/19
    • コルベットさん
      どんぐりさん♪思わずググっちゃいました。涙は、身体に悪影響を及ぼすストレスホルモンのコルチゾールと、怒りっぽさの元となるマンガンを洗い流すそ...
      どんぐりさん♪思わずググっちゃいました。涙は、身体に悪影響を及ぼすストレスホルモンのコルチゾールと、怒りっぽさの元となるマンガンを洗い流すそうです。たしかに泣いた後は気分がスッキリするし、目の前で子どもが散らかし放題しててもムキーッとならないかも。さらにさらに副交感神経が優位になって安眠効果まであるみたい。よーし、もっと泣くぞー、オー!(๑•̀ㅂ•́)و✧
      2024/08/19
    • どんぐりさん
      なんと!!
      ちゃんと根拠があったんですね!!

      怒りにくくなるのはとてもいいかも笑
      よし、泣くぞー!
      なんと!!
      ちゃんと根拠があったんですね!!

      怒りにくくなるのはとてもいいかも笑
      よし、泣くぞー!
      2024/08/19
  • かなさんのレビューを読んで手に取りました。ありがとうございます。

    タイトルから想像した通り、亡くなった方からの贈り物の話。
    4篇とエピローグからなる物語。
    設定からしてせつない話ばかりだった。

    【わたしたちの小さなお家】と【午後十時のかくれんぼ】が良かった。

    【わたしたちの小さなお家】
    学生時代に仲の良かった女の子3人で1つの家に住んでいたユウちゃんの話。テンコちゃん、カナちゃんが相次いで亡くなってしまい、生きる気力を無くしたユウちゃんに2人からの贈り物が。
    色んな事があった3人が六十代手前で3人で住むことになった。楽しくて楽しくてしょうがなかっただけに2人に先立たれたユウちゃんの喪失感は計り知れない。

    【午後十時のかくれんぼ】
    かくれんぼが大好きだった幼馴染の真帆と祐の話。
    この話が一番悲しかった。
    真帆の気持ちも分かる、分かるけどそんなところに隠れるんならもっといっぱい話をして楽しい時間を過ごした方が良かったんじゃないのかと思ってしまう。
    でもやっぱり女性の立場だと真帆のように思うものなのかな。

    • かなさん
      raindropsさん、おはようございます!
      私のレビューから読んで頂けたなんて、嬉しいですっ(^^)/
      こちらこそありがとうございます...
      raindropsさん、おはようございます!
      私のレビューから読んで頂けたなんて、嬉しいですっ(^^)/
      こちらこそありがとうございます。
      私も「午後十時のかくれんぼ」で泣きました…。
      ありえない設定で、胸が苦しくなるんだれど
      心に残ってます。
      2024/01/29
    • raindropsさん
      かなさん、コメントありがとうございます。

      真帆の気持ちが悲しくて今でも胸が苦しくなります。

      また、かなさんのレビューを参考にさせていただ...
      かなさん、コメントありがとうございます。

      真帆の気持ちが悲しくて今でも胸が苦しくなります。

      また、かなさんのレビューを参考にさせていただきます。
      2024/01/29
  • コルベットさんのレビューを読んで、私もデトックスしたくなり借りてきました(*´∇`*)

    亡くなった方からの宅急便が届く物語
    連作短編です♪
    とても読みやすい一冊でした


    悲しく、暗いイメージを想像してましたが、前向きになれる、気持ちがリセットされるような読了感です


    ◯わたしたちの小さなお家
    一緒に暮らしていた友達へ

    ◯オセロの女王
    孫へ

    ◯午後十時のかくれんぼ
    幼馴染へ

    ◯最後の課外授業
    サイエンス部の教え子へ



    短編はあまり得意ではないというか、入り込むと終わってしまう感じが苦手なんですが、こちらは程よい長さでどの話も良かったですヽ(´ー`)
    特にサイエンス部の話が好きかな


    最後のエピローグもよかったです(*´-`)
    今の自分に訴えかけてくるものがありました。
    なんか本ってすごい響いてくるタイミングってありますよね、、、
    それがこのエピローグでした


    『まだ川のこちら側なんですから』
    このあたりを何度も読み返してしまいました。




    続編の2冊も手元にありますー(๑・̑◡・̑๑)
    嬉しいなー!嬉しいなー!
    早速読んじゃうぞー!

    • かなさん
      どんぐりさん、おはようございます!
      良い読書時間を持てたようでよかったです♪
      続編も楽しんでくださいね(*^▽^*)
      私もこのシリーズ...
      どんぐりさん、おはようございます!
      良い読書時間を持てたようでよかったです♪
      続編も楽しんでくださいね(*^▽^*)
      私もこのシリーズ大好きなんですっ♡
      2024/09/18
    • どんぐりさん
      コルベットさん おはようございます♪

      うちの学校にもいました笑
      懐かしいです(*´꒳`*)

      エピローグよかったですよね(^^)
      次作も楽...
      コルベットさん おはようございます♪

      うちの学校にもいました笑
      懐かしいです(*´꒳`*)

      エピローグよかったですよね(^^)
      次作も楽しみです〜(๑>◡<๑)
      2024/09/18
    • どんぐりさん
      かなさん おはようございます♪

      いい時間でした(〃ω〃)
      あと2冊スタンバイしてるのが嬉しいです!

      かなさんみたいに同じシリーズ並べたい...
      かなさん おはようございます♪

      いい時間でした(〃ω〃)
      あと2冊スタンバイしてるのが嬉しいです!

      かなさんみたいに同じシリーズ並べたいのです(//∇//)笑
      2024/09/18
  • なんだか、とっても悲しいお話だとタイトルからは予想してましたが、間違っていました!すごくいいお話で、心が動かされました。

     依頼主の死後、預かった遺品をしかるべき人のもとに届ける「天国宅配便」…七星律という女性配達員が受取先にお届けする連作短編集です。

    ・わたしたちの小さなお家:親友たちに先立たれ消沈する老女のもとに、その親友からの小包が届く。
    ・オセロの女王:上京への憧れを抱く孫とそれを許せない祖母…。永眠した祖母から思いがけない贈り物が届く。
    ・午後十時のかくれんぼ:初恋の思い出を引きずる中年男性…相手にはよくかくれんぼに付き合わされていた…。
    ・最後の課外授業:高校のサイエンス部顧問より部員に手紙が届く。必要なものを持って土手で再会しようと…。
    ・エピローグ:母からの依頼を受けてその子供は…。配達員七星律の過去にもちょっとだけ言及する…。

     私は田舎住まいなんで、オセロの女王の孫の気持ちに共感できましたねぇ…。そして、午後十時のかくれんぼ…真帆ちゃんの切なくとも優しい思いにやられそうになりました。他のお話もそうですけど、大事な人が亡くなるのは本当に悲しいことだけれど、残された私たちが生き続けるために必要なことを思い出と大事な人を思う気持ちと一緒に、七星律ちゃんが届けてくれてるんだなぁ…と感じました。読んでいて、本当に気持ちのよい、そして前向きな気持ちにさせられる作品だと感じました!

  •  遠く離れてしまった人に、自分の気持ちを伝えておきたい。そんな願いを託せるサービスがある。
     ただし気持ちを込めた品が相手の手に届くのは、依頼人の死後になる。それがこのサービスのルールだ。 
     それでも自分に死期が近づいたことを覚った人はさまざまな気持ちを込めて、この宅配サービスを利用する。
     そのサービスの名は「天国宅配便」。

     気持ちを伝える側と伝えられる側。それぞれの思いを切なく描くヒューマンファンタジー。シリーズ1作目。
              ◇
     新垣夕子は今日も長椅子の上で、うつろな目をして寝転んでいる。そうして朝から日暮れまで、見るともなく天井を見つめている。

     長椅子が夕子の定位置になったのは、床の上が足の踏み場もないほどの惨状を呈しているからだった。
     床の上を占領しているのは、洗濯もせずに脱ぎ散らかしたままの衣服、1年以上溜め込んだ新聞やチラシ類、極めつけは捨て忘れが重なり溜まる一方の生ゴミだ。
     特に生ゴミはどれもポリ袋には入れられているものの、かなりの異臭を放っている。まさに汚部屋そのものである。

     夕子がこんな無気力状態になったのは、同居して老後生活を楽しく過ごしていた女友達2人に先立たれたことが原因だった。
     耐え難い孤独感。75歳という年齢からくる衰え。生きる意欲は湧いてこなかった。

     と、玄関のチャイムが鳴った。モニターを見ると宅配業者らしい服装をした若い女性が映っている。身寄りのない夕子には送り主の心当たりなどない。訪問販売か何かに違いないと思った夕子だったが……。
    ( 第1話「わたしたちの小さなお家」) ※全4話およびエピローグからなる。

          * * * * *

     以前に町の図書館で探したときは貸し出しされていたため、残っていた2作目『あの人からの贈り物』を借りて読みました。
     その2作目が十分な面白さだったので、ワクワクして読んだ第1作。期待以上でした。

     4話とも設定および話の組み立てがみごとだったと思います。

     例えば第2話「オセロの女王」。
     田舎町を縛る強固な因襲に耐えきれなくなった主人公の文香。
     文香は、古いしきたりを押し付けてくる祖母と大喧嘩して、高校卒業と同時に都会へと出ていきます。後になって、入院した祖母を見舞うものの関係が修復されないまま祖母は息を引き取りました。そして届いた天国宅配便。
     普通なら祖母が遺したものから、そこに込められた気持ちを文香が感じ取って、となるのでしょうが……。
     凝った演出に唸ってしまいました。

     また、第3話「午後十時のかくれんぼ」では、祐という中年男性が主人公。
     会社でも家庭でもうまくいかない祐にとって心の拠り所となっていたのが、幼馴染みの真帆との思い出でした。
     ある日のこと、祐の初恋の相手でもある真帆から、「天国からの」手紙が祐のもとに届けられます。呆然とする祐ですが……。
     2人の思い出を絶妙に絡めたプチミステリーの味付け。美しい悲恋物語です。

     第4話「最後の課外授業」では、少し気の弱い長部彩香という女子大生が主人公。
     ある日、彩香のもとに5通の手紙が届けられます。送り主は高校時代の彩香が部長をしていたサイエンス部の顧問だった真田先生。手紙は、彩香と4人の部員1人1人に宛てられたもので、彩香が各部員に手渡すようにということなのですが……。
     自分に自信のない彩香が、かつての仲間たちと再会することで成長していくロードムービー風のストーリー。読んでるこちらも元気をもらえます。

     そしてエピローグは天国宅配便事務所の内緒話。ゆったりした気分で本を閉じることができました。ほっこりした温かい気持ちに浸りたい方にはオススメです。

    • かなさん
      Funyaさん、おはようございます。
      1作目も気に入ってもらえてよかったです。
      私は、かくれんぼのお話が好きです(*^^)v
      3作目も...
      Funyaさん、おはようございます。
      1作目も気に入ってもらえてよかったです。
      私は、かくれんぼのお話が好きです(*^^)v
      3作目もぜひ手にしてみてくださいね!
      2024/10/04
    • Funyaさん
      かなさん

       おはようございます。お久しぶりです。コメントありがとうございました。

       この1作目には本当に感心しました。

       各話の主人公...
      かなさん

       おはようございます。お久しぶりです。コメントありがとうございました。

       この1作目には本当に感心しました。

       各話の主人公と関わりのある誰かが亡くなったということが前提になっているので、物語のベースには悲しみがあるのですが、そこから主人公たちが前を向き出す展開に胸打たれます。

       そしてその主人公たちが、亡くなった人の思いを受け取るプロセスにひと工夫あるところには、ほとほと感じ入りました。
       3話目の「午後十時のかくれんぼ」なんてまさにそんないいお話ですよね。(悲しいけど)
       とても巧みな作家さんだと思いました。

       かなさんのレビューを拝見するたびに感銘を受けますし、お元気そうなご様子にうれしく思っています。
       オススメの3作目も楽しみです。さっそく読ませていただきますね。
      2024/10/04
  • ハートフル小説ですね。
    亡くなる前に、気にかかる人に自分の死後に届け物を託す。託された“天国宅配便”の七星はお届け先を捜して受け渡す。
    4話➕エピローグ。どの物語も心温まるエピソードばかりでは無く、人と人の確執や行き違い、売り言葉に買い言葉よる物別れもあり、思いもよらぬ「宅配物(遺品)」に戸惑い感情を揺さぶられる。
    七星の懸命な依頼人からの思いを、受け取り拒否仕掛ける場面もあり、ドラマが思いもよらぬ展開になる物語もあり。何れも読みごたえのある心温まる作品でした。
    どの物語も涙ぐんでしまいました。
    最後にエピローグで七星自身のエピソードが依頼人の心を打つ場面は印象的です。
    柊さんの次の作品が楽しみですね。

  • 知らずに続編から読んでしまったところ、かなさんに一巻?があることを教えてもらって出会えた本。
    こっちも良かったな。
    ゴミ屋敷とかくれんぼとサイエンス部(ほとんど全部じゃん笑)が面白かった。
    今日は病院で検査を受ける待ち時間に読んでいたから、自分だったらどうするだろうとか思ってしまって病院で読むには選本ミスだったなと思いつつも読み切ってしまった。(結果は何も問題ありませんでした)

    • かなさん
      翠さん、こんにちは!
      確かに病院で読むと重く感じられるかもですね…。
      でも読んでくださって
      面白かったって言ってもらえて嬉しいですっ♪...
      翠さん、こんにちは!
      確かに病院で読むと重く感じられるかもですね…。
      でも読んでくださって
      面白かったって言ってもらえて嬉しいですっ♪
      そして、診察の結果問題なくて
      それが一番よかったですね(*^^*)
      2024/01/15
    • 翠さん
      かなさん、こんにちは(^^)
      ご心配ありがとうございます。
      そしてこちらの本もご紹介くださりありがとうございました♪
      かなさん、こんにちは(^^)
      ご心配ありがとうございます。
      そしてこちらの本もご紹介くださりありがとうございました♪
      2024/01/15
  • かなさんのレビューで出会うことができました。ありがとうございます!
    著者の柊サナカさんの経歴も素敵。香川県生まれ、日本語教師として7年間海外勤務のあとデビューですって。途中涙があふれ過ぎて文中読めなくなるくらいの、揺さぶられる展開。先に逝ってしまう側が残された側へメッセージを込めたプレゼントを配達するというお仕事。直接面と向かって伝えられなかったことを、配達人が依頼主の代わりに届けてくれる。

    『わたしたちの小さなお家』
    ―もうちょっとゆっくりしてこっちにおいでなさいねー
    同居していた仲良し三人組のそれぞれの持ち味を生かした息の合ったコーラスが聞こえてくるよう。

    『オセロの女王』
    ―やりたいことをやりなさいー
    おばあちゃんの孫への応援メッセージ。精一杯それぞれの世代で生きてきた力強さを感じる。

    『午後十時のかくれんぼ』
    ―いつか見つけに来てね―
    かくれんぼで遊んでた幼馴染への秘めた思い。思い出しただけでも涙腺が緩むくらい切なすぎるお話。

    『最後の課外授業』
    ―よかったら、みんなでまた集まらないかー
    サイエンス部の皆へ高校の先生からのミッション。生徒たちのこと陰ながら応援してたんだなあとしんみり。個性的で得意分野を生かした部員が協力し合うまでの心情の変化も嬉しい。

    残された息子へ本をプレゼントする司書さんだったお母さまの話や、捨てることのできなかったものを思い出して娘と会う決心をつけた依頼主の話も短いながらに胸をうつ。社長と七星の顔はめ道中はついていきたい。

    「川のこちら側に残された者の中に、形を変えて生き続けるものだってきっとある」誰かの最後の思いを届ける天国宅配便。届けてほしいところがありすぎるなあ。
    第二弾もあるようなので楽しみ♪

    • かなさん
      ベルガモットさん、おはようございます!
      この作品読んでくださって嬉しいです♪
      私もこの作品に出会えてよかったと思ってます。
      柊サナカさ...
      ベルガモットさん、おはようございます!
      この作品読んでくださって嬉しいです♪
      私もこの作品に出会えてよかったと思ってます。
      柊サナカさん、私も初読みでしたが
      著者の情報、私は調べてもみませんでしたので
      ベルガモットさんが調べてくださって知ることもできました。
      ありがとうございます。

      私は「午後十時のかくれんぼ」で泣きました!!
      もう、じーんとしちゃって…
      第二弾もすごくいい作品なので
      ぜひぜひ読んでみてくださいね♡
      ベルガモットさんのレビュー、楽しみにしています(^^)
      2023/11/01
    • ☆ベルガモット☆さん
      かなさん、コメントありがとうございます!
      私も午後十時のかくれんぼに涙腺崩壊でした!
      自分だったらどうするだろうか?!と思ったりもしまし...
      かなさん、コメントありがとうございます!
      私も午後十時のかくれんぼに涙腺崩壊でした!
      自分だったらどうするだろうか?!と思ったりもしました。
      第二弾楽しみでーす♪
      2023/11/05
  • 依頼主の死後、預かった荷物を届けるのが天国宅配便。
    最後に大切な人に届けたかったものは、さまざまで。

    かたちとして残るものというよりも心に残るもの。
    そして、一歩前に進める気持ちになるとても素敵なもの。
    最高の贈りもの。
    4つの小包が、想いを繋ぐ。

    第1話  わたしたちの小さなお家
    第2話  オセロの女王
    第3話  午後十時のかくれんぼ
    第4話  最後の課外授業

    どれも心が揺さぶられた。

    1話の独りになって、すべてが無になり何をする気にもなれない老女のやりきれなさを変えた1本のテープに感涙した。

    2話 厳格な祖母と家に縛られてたという思いは、時代が違うだけで祖母の気持ちがわかると素直になれる。

    3話のかくれんぼは、最後まで辛いのだが何かを踏み出せる一歩を感じた。

    4話は、先生がひとりひとりを見ていてくれたことに驚いた。
    みんながひとつになって作り上げる壮大なものに明るい未来を感じる。

  • 大切な人への最後の贈り物
    依頼主が亡くなったら、遺品として贈り物が届く

    わたしたちの小さなお家
    コーラス部高校生の仲良し三人組が歳をとってから、一緒に暮らす
    一人残され悲しく生活も荒れていたけど亡くなった二人からの贈り物(コーラスのテープ)が届いて、前向きに生きることができた

    オセロの女王
    田舎暮らしの厳しい性格の祖母
    東京の大学に進学したい孫娘
    古い考えで、女に学力はいらない結婚して子どもを産めが口癖
    祖母は体を壊し入院
    贈り物はゲーム
    入院中、祖母は孫には反対していたくせに
    オンラインでオセロゲームにハマり
    対戦相手の男の子(重度の病気かな?)に、祖母がそんな生活をしてて嬉しかったのか?
    嬉しくなかったのに孫にも同じか思いをさせるのか?って口説いてくれて
    大学に行きなさいってメッセージが届いた

    午後十時のかくれんぼ
    1番切ない
    かくれんぼが得意な初恋の女の子
    大人になっても実は自分の近くにいた
    いつも探して欲しかった
    でも、女の子は病気でお婆さんのような姿に
    探せれなかった、、、

    最後の課外授業
    大学で、利用されてるって分かりながらも日々学校に通う
    高校のサイエンス部の同級生と再会すべく、亡くなった先生からの手紙を皆に届けてと
    高校時代、そんなに仲良くなかった五人が先生の手紙がきっかけで集まり部活で果たせなかった
    巨大なシャボン玉を作る
    青春的な話

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著者プロフィール

小説家

「2022年 『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柊サナカの作品

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