俺ではない炎上

著者 :
  • 双葉社
3.90
  • (512)
  • (980)
  • (516)
  • (80)
  • (15)
本棚登録 : 7966
感想 : 760
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575245196

作品紹介・あらすじ

ある日突然、「女子大生殺害犯」とされた男。既に実名・写真付きでネットに素性が曝され、大炎上しているらしい。まったくの事実無根だが、誰一人として信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも。ほんの数時間にして日本中の人間が敵になってしまった。必死の逃亡を続けながら、男は事件の真相を探る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「六人の嘘つきな大学生」が良かったため、遅ればせながら拝読。やっぱり浅倉さんの作品は面白い。
    なにかのミステリー作品でも書いた記憶があるが、ミステリーの感想はどのような切り口で書いたら迷うが、「偽装殺人による逃亡劇」、「現代問題になりつつあるSNS炎上」、「複雑な家族関係」など、様々な要素が絡み合いつつ、読者をきれいに裏切るミスリードで完成度を更に高める。
    あまり再読することはしない質ではあるが、改めて最初から読み直すと、より高い評価をつけるはず。おそらく作品を完成するまでに何度も手を入れて、読者に違和感を抱かせないような浅倉さんの努力の跡が散見されるだろう。
    2024年にも長編の新作や短編集を出されるようなので、期待して待つ。

  • ノンストップ、一気読み、二度読み必至のミステリーです。
    凄く面白かったです!

    ハウスメーカーに勤める54歳の山縣泰介。
    たいすけ@taisuke0701のアカウント名で女子大生が殺害された事件現場がアップロードされます。
    泰介の一番の趣味のゴルフの写真などもあり、ツイートは拡散され会社にいる泰介が犯人であるという苦情が入るようになり泰介は逃げ出します。

    それは、10年前から使用されているアカウントで全部、泰介の自宅のWi-Fiから送られていることが警察の調べで判明します。

    そして、第二の殺人が泰介の自宅で発見されまたもやアップロードされ、炎上してしまいます。

    主人公の語りを読むと、主人公は全く犯人ではないことがわかります。
    でも、全然理解不能な展開に叙述トリックということもあるし…とか思いながら読んでいました。

    でも、泰介は逃げるということから、犯人をこの手で捕まえるしかないと頭を切り替えます。

    体をボロボロにして街中を走り続けます。
    少し傲慢だった性格で、自分が嫌われていたことにも気づきますが、助けてくれる人も現れます。




    これ以上は書けませんが、以下ネタバレでちょっと叫ばせてください。
    これから読まれる方はお気をつけください。




    犯人が○○でなくてよかった!!
    ○○○に注意して読むと誰が犯人かわかると思います。

    • まことさん
      土瓶さん。

      ブクログのランキングなどでも人気の本ですね!
      私は、発売日の2週間くらい前に予約したら、図書館予約1番目で借りられました...
      土瓶さん。

      ブクログのランキングなどでも人気の本ですね!
      私は、発売日の2週間くらい前に予約したら、図書館予約1番目で借りられました。ラッキー!
      私は、最近、本の読みすぎで目が疲れるのをどうにかしてほしいです。
      2022/06/19
    • くるたんさん
      まことさん♪
      これ、面白かったですね♬(あとでレビューアップします)

      ほんと、〇〇じゃなくて良かった!
      今回も思いっきり作家さんの罠にハマ...
      まことさん♪
      これ、面白かったですね♬(あとでレビューアップします)

      ほんと、〇〇じゃなくて良かった!
      今回も思いっきり作家さんの罠にハマりました(*≧︎∇︎≦︎)
      2022/07/04
    • まことさん
      くるたんさん♪
      面白かったです。

      やっぱり○○じゃなくてよかったと思いますよね。
      レビュー楽しみにしています(*^^*)
      くるたんさん♪
      面白かったです。

      やっぱり○○じゃなくてよかったと思いますよね。
      レビュー楽しみにしています(*^^*)
      2022/07/04
  • 面白いぃぃ。一気読み。

    一気に読み終わって、もう一度夏実の章だけ読み返した。すごいすごい。上手いなぁ。

    それにしても、何でそこまで?と思ってしまった。
    聞いている側が脱力してしまうほどに下らない理由。ほんとにとんでもないな、歪んだ正義って。

  • 身に覚えのない殺人事件の犯人として、Twitterで顔も住所も勤め先も晒され、誰にも信じてもらえず誰も信じることができず、逃げ続ける主人公。
    真偽の不確かな情報を無責任に拡散することの怖さ、正義の名の下に発せられる個人攻撃の言葉の怖さを思い知らされる作品でした。

    そもそも誰かを“悪い“と糾弾することができる人がこの世にいるのだろうか?とこの作品は問いかけてきます。この世の中は“自分は悪くない“と思っている人たちの集合体なのだとこの作品は突きつけてきます。
    誰もが悪いのは“俺ではない“と思っている。
    けれど、自分でも気付かないところで誰かを傷つけているかもしれないことを想像しながら生活してしていく必要があるのだと思いました。

  • 読後は、「どういうこと?」と感じた。
    気になり、すぐに"山縣夏実"の章を読み返すことで、理解できた。
    2度読み必須のミステリー小説!

    "六人の嘘つきな大学生"が最高のミステリーだったので、本書を購読。
    本書も、読みやすく、最初からストーリーに強く引き込まれて、最後にどんでん返しがあるすばらしいミステリーだった。

    "浅倉秋成"さんのミステリーはおもしろい!
    著者の他の作品も読みたい。

  • 鬼★5 身に覚えのないSNS炎上案件に巻き込まれる恐怖っ 翻弄されるまくる傑作ミステリー #俺ではない炎上

    クソ面白い!圧倒的に★5
    これは間違いなく今年のミステリランキングに入ってくる予感。

    住宅会社の部長である主人公が上司に呼び出される。主人公のSNSが殺人犯として大炎上しているというのだ。全くの事実無根であり、すぐに解決するだろうと軽視していた主人公であったが、炎上はどんどん大きくなっていく。
    ネットやマスコミはもちろん、信じていた家族、会社、同僚、警察にすら疑われ、主人公はひたすら逃亡することになり…

    今回もやってくれました、まさに社会派ミステリー&サスペンスの傑作です。

    正直、序盤中盤はこの設定ならこうなりますよね、サスペンスとしてはお見事だけど、どうなるんだ?と思ってましたが、中終盤からは凄すぎ!何度も顎が外れるような展開だし、最後にはこんな結末が待っていたとは。読後の納得感も超絶高いです。

    あ、序盤中盤はスピード感もあって超読みやすいのですが、中終盤は目を流さず丁寧に読みましょうね。

    また本作はストーリーとしても絶品です。
    起承転結がよくできており、主人公が追い詰められていく描写や、逆に主人公以外が追い詰めていく描写はお見事! まーこわいですから。そして途中途中で挟まれるSNSの書き込みも物語を盛り上げる良いスパイスですね。

    登場人物のキャラクター、人間性も大変良く描けています。なんか全員の気持ちに共感できてしまうんですよ、何気なく書かれているんですが上手ですよね~

    そして本作は何といっても例のフレーズ。
    読み返してみると、いろんなところ登場しており、本作のテーマをガッツリ読み手の魂に刻んできます。

    自分も年寄り側の人間なので、いつも思っていたことがありました。
    権利ばかり主張し、自分の責任は果たさないヤツ。自身の弱みを利用して、過剰に権利を請求するヤツ。なんて奴らだと軽蔑して正論をかざしていましたが、果たして…

    自らと社会を振り返る、社会派の小説としても大変良作でした。おすすめですっ

    • shukawabestさん
      実はautumn522akiさんのレビューを読みながら「来たぁ!」と思って図書館で検索したのですが・・・箸にも棒にも。「六人の嘘つきな大学生...
      実はautumn522akiさんのレビューを読みながら「来たぁ!」と思って図書館で検索したのですが・・・箸にも棒にも。「六人の嘘つきな大学生」もこの人か。僕にはとても合いそうですが・・・頑張ります。
      2022/05/21
    • autumn522akiさん
      shukawabestさん
      ありゃ、残念…

      まだ出たばっかりですからね、1か月ほど待てばきっと。
      我慢できなければ本屋さんにダッシ...
      shukawabestさん
      ありゃ、残念…

      まだ出たばっかりですからね、1か月ほど待てばきっと。
      我慢できなければ本屋さんにダッシュ!
      2022/05/21
    • shukawabestさん
      ダッシュ!ですか。さすがに、もうちょっと待ちます。autumn522akiさん、読む気にさせるレビュー、うまいです。作品そのものも、もちろん...
      ダッシュ!ですか。さすがに、もうちょっと待ちます。autumn522akiさん、読む気にさせるレビュー、うまいです。作品そのものも、もちろん面白いと思いますが。
      2022/05/21
  • フックがあるタイトルだ。
    俺じゃない炎上 ー「なんだそれ?」って感じじゃないですか。思わず手に取ってしまう。

    なりすましたヤツは、誰だ⁉︎ ー

    順調なサラリーマン人生を歩んでいた山縣泰介が、ある日突然SNSで女子大生殺害犯に仕立て上げられる…
    かなり真実味あり、しかし、もちろん濡れ衣。
    無実の罪。ネット民の無責任なバッシング。
    警察から逃げなきゃ、そして真犯人は誰だ?

    …という、怖い話。

    浅倉秋成さんは本屋大賞ノミネートの「六人の嘘つきな大学生」の著者。「六人の嘘つきな大学生」も素晴らしかったけど、引き込み力はこちらの方が強い。
    最後までノンストップで読ませる!

    疑問符は重なっていくが、最後「ああこういうことなのね」と気持ちよく腹落ち。
    うん、おもしろい。

    実は、この本を読んでいる時、うちの生意気盛りの高校生の娘と軽い喧嘩をしまして…
    イライラした気持ちから逃避するためにこの本読み耽って一気読みしてしまいました。
    そして、この小説の主人公・山縣泰介にも娘がいて、この娘がストーリー上とても重要な鍵を握っています。

    ブクログ登録500冊目!

    • naonaonao16gさん
      最近忙しくなりましてなかなかレビューを描けない日々です…

      なるほど…
      思春期もあるのかもしれないですね。気持ち的にすごく波のある時期のよう...
      最近忙しくなりましてなかなかレビューを描けない日々です…

      なるほど…
      思春期もあるのかもしれないですね。気持ち的にすごく波のある時期のような気もします。
      すり寄ってくるなんて可愛らしい…!

      ほっこりしました(´-`)
      2022/05/29
    • たけさん
      naonaoさん。

      忙しいと、本を読む時間がとれないし、なによりもあの熱量のレビューは書けないですよね。
      naonaoさんの生活が落ち着く...
      naonaoさん。

      忙しいと、本を読む時間がとれないし、なによりもあの熱量のレビューは書けないですよね。
      naonaoさんの生活が落ち着くことをお祈り申し上げます。

      思春期は抑制が効かないですからね。口で立派なこと言ったり、難しいこと考える力はあっても、まだまだ脳は成長しきれていない。

      難しい年頃です。
      2022/05/30
    • naonaonao16gさん
      おはようございます!

      そうなんですよね~
      これからは少しライトで、以前より言葉を選びきれない、より正直なレビューが細々と続くと思われます笑...
      おはようございます!

      そうなんですよね~
      これからは少しライトで、以前より言葉を選びきれない、より正直なレビューが細々と続くと思われます笑

      それでもきちんと向き合っていらっしゃって素敵です!
      わたしはきちんと思春期に反抗できなかったんで、喧嘩できるって心がしっかり成長していってる証だと思いますよ~
      2022/05/30
  • 面白かったです。
    今の時代ならではの、怖い、なりすまし被害での
    大炎上、逃亡ミステリ―!!
    ハラハラドキドキの展開は、
    読みやすくて、先が気になって次々、頁をめくってしまいました。

    TwitterやSNSなども気を付けないととても怖いなと痛感させられました。
    様々な興味深いテーマを鋭い着眼点で
    考えさせられました。
    誰しも思いがちな「自分は悪くない」とつい正当化してしまう考え方。
    周りからどう思われているかについて、
    自分の事は自分がいちばんわかっていなかったりするな…ということ。
    夫婦、親子間や職場の人間関係についての、考え方や感じ方、受け取り方接し方の、問題点など
    「あるある」な事なんだけれど、意外と自分では気がつかないで、思い込んでしまっていること。
    そういうことなどを
    ドキッとしたり、ユーモアあるけど皮肉だなぁとか感じて読みました。
    自分の事に置き換えてよくよく気を付けないといけないなと、思いを巡らせました。

    そして、やっぱり犯人は誰なのかは、振り回されてしまいましたね~
    私はどんでん返しされるのが好きで読みます~w

    そしてそう、全くわからずに…えっ
    となった犯人について……。
    殺害動機などについては…
    どうしてそこまで?…と。
    弱いように感じられてしまいました。
    もう少し踏み込んで説明をもらえたらもっと良かったなと思いました。
    幾つか理解が追い付かないところもあったりして
    混乱しました……

    とはいえ
    読み応えもあって凄く面白かった。
    人気も高いこの本。
    やっと読めたので良かった~


    • あゆみりんさん
      チーニャ、ピーナッツが好きさん、こんばんは‼︎
      楽しいレビューを読ませていただきありがとうございます♪
      この本、もうすぐ予約待ちの順番きそう...
      チーニャ、ピーナッツが好きさん、こんばんは‼︎
      楽しいレビューを読ませていただきありがとうございます♪
      この本、もうすぐ予約待ちの順番きそうなんです。
      レビュー読んだら楽しみになってきましたよ〜
      予約して良かった〜
      2023/01/29
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      あゆみりんさん、こんにちは(^^)
      あゆみりんさんも近々、読まれるんですね、良かった~\(^-^)/

      私はこの本。
      読み終わりの頃からもう...
      あゆみりんさん、こんにちは(^^)
      あゆみりんさんも近々、読まれるんですね、良かった~\(^-^)/

      私はこの本。
      読み終わりの頃からもう、
      頭が大混乱しましたよ…。
      なおなおさんも、あれ?どういうこと?とコメントされてましたので、私だけでは無さそう……_(^^;)

      あ、そういえばあゆみりんさんのレビューにあった
      「おかしなあみもの」ですが…。
      Amazon画像や、ほん3さん
      みんみんさんのコメントなどで、気になってまして。

      近くの図書館 全滅で…無くて。
      これから本屋さんなど行ったらチェックしようと考え中です。
      豚バラ肉のパック詰めとか、ビックリでした。凄いですね。
      癒され本ですなぁ…これはきっと。
      好みです⭐

      いつもありがとうございます。
      あゆみりんさんのレビュー
      お待ちしていますねー(^o^)
      2023/01/30
    • あゆみりんさん
      チーニャ、ピーナッツが好きさん、お返事ありがとうございます♪
      「おかしなあみもの」いいですよね、見てるだけで(やっぱり挑戦する気なし…)癒さ...
      チーニャ、ピーナッツが好きさん、お返事ありがとうございます♪
      「おかしなあみもの」いいですよね、見てるだけで(やっぱり挑戦する気なし…)癒されましたよ。
      ふふっ… って一人で小さく笑える時間って、くだらないけど好きな時間です。
      図書館に入るといいですね、正直、図書館か立ち読みでじゅうぶん楽しめる気がします。
      こんなこと言って、ごめんなさいだけど(*´꒳`*)
      2023/01/30
  • まず本の表紙のデザインが凝っている。
    ぼやけたスマホの画面の前面に浮き出る「俺ではない炎上」のタイトル。
    触るとデコボコしている。スマホの表面ガラスが、タイトルごと激しく"ひび割れ"しているのだ。
    タイトル通り、「(犯人は)俺ではないのだ」と誰も信じてくれない絶望的な悲痛の叫び、壊れそうな心にも見える。
    またスマホ一つで被害者にも加害者にも成り得る警告ともとれる。
    また他の方のレビューから気付かされたことになったが、度々出てくる「自分は悪くない」という意味の「俺ではない」。なるほど、責任逃れの自己を正当化する言葉…その言葉への戒めにも見えてきた。

    ある日突然殺人犯に仕立てられ、ネットで「犯人はコイツ」と実名と顔写真を晒され拡散されたら……?
    また別の視点で、
    ・上記の人物が家族や友人、職場の人だったら…?
    ・一般人として、犯行を自慢するTwitterを発見したら…?
    私たちはどうするだろうか?

    明日は我が身かも知れない恐怖を感じた。
    ネット社会の怖さがリアルに伝わってきた。

    (その他)
    ・真犯人の境遇や犯行動機についてもっと詳しく知りたかった。
    ・この叙述トリックは大胆かな…ちょっとずるいなと思ってしまった。でも最後まで夢中にさせられたので、仕掛けがうまいのだろう。

    (その他2) 1/31追記
    関係ないかもしれないけど、読んでいて「この感じは……(ざわざわ)」と他作品が一瞬よぎった。
    ・湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」(SNSの怖さ)
    ・朝井リョウ「何者」・辻村深月「噛み合わない会話とある過去について」(他人に自分の欠点を指摘され気付く)
    ・アガサ・クリスティ「春にして君を離れ」(過去の己の言動を省みる。省みたはいいがその先は…?)

    • 1Q84O1さん
      なおなおさん
      見て見て!
      色分けしちゃいましたw
      自分の本棚見たら白系のジャケットが多かったのでまずは『白』で!

      確かにタグが増えてちょっ...
      なおなおさん
      見て見て!
      色分けしちゃいましたw
      自分の本棚見たら白系のジャケットが多かったのでまずは『白』で!

      確かにタグが増えてちょっと厄介かも…www
      2023/02/14
    • なおなおさん
      1Qさん、こんにちは!
      おお!白系ジャケット!見事です!
      見ていてなるほど…と飽きません。
      しかし乙一のアノ絵本は「ピンク」系では?笑
      他に...
      1Qさん、こんにちは!
      おお!白系ジャケット!見事です!
      見ていてなるほど…と飽きません。
      しかし乙一のアノ絵本は「ピンク」系では?笑
      他にもキレイなピンク色の本があるじゃないですか〜!タグ付けしてまとめないと!(≖͈́ㅂ≖͈̀ )ニヤニヤ
      2023/02/14
    • 1Q84O1さん
      あの伝説の絵本w
      今回は『白っ!』で登録させてもらいました(^_^;)
      やっぱりピンクかな…w
      色分けも楽しいですね(*^。^*)
      あの伝説の絵本w
      今回は『白っ!』で登録させてもらいました(^_^;)
      やっぱりピンクかな…w
      色分けも楽しいですね(*^。^*)
      2023/02/14
  • まことさん、たけさん、こっとんさん、
    autumn522akiさん、どんぐりさん、もりひろさん、フォロワーの皆様揃って高評価だった為、Amazonでポチっと購入。

    フォロワーの皆様の感想が兎に角素晴らしくて、私も絶対この本を読まなくてはと思ってしまった。

    あー!この展開!逃げて逃げて逃げまくるのね!!
    ゴールデンスランバーが頭を過ぎるも、この作品はまた全然違う。

    ある日Twitterに血を流した女性の写真が投稿される。
    あっという間にリツイートが増え、投稿がバズるとネット民の中で犯人探しが始まる。

    10年ほど前に作られたアカウントだった。
    過去の写真の投稿、庭の写真、ゴルフバックの写真等々から、ツイートした人物が特定された。

    山縣泰介が一連のツイート主らしい。
    情報はあっという間に拡散される。

    一方、当の本人、山縣泰介は全く身に覚えのない中で、ネットの中で自分が殺人事件を犯した犯人にされていることに気付かされる。

    警察に保護してもらうべきか?
    いや、今警察に保護を申し出たら、連日眠る時間を与えられないほどの厳しい尋問が待っているに違いない。

    泰介は逃げるという選択をする。


    そこからの逃亡劇。
    誰が何のために泰介を貶めようとしているのか!?


    いや、一気読み!
    一緒になって逃げているような気持ちになるほどの臨場感。

    猛烈に引き込まれ、途中で読書を休憩することが出来なくなるほど。

    この本には、逃走劇の面白さはもちろんだが、上司と部下、父と子、夫と妻等々、考えさせられる部分もたくさんある。

    私も会社では結構なお局様で、ひょっとしたら煙たがる人もいるのかなぁ?と少し反省しながら読んでしまった(笑)
    常に謙虚な気持ちで居なくては。こんな風に考えさせられる場面も多い。


    最後ちょっと混乱してしまったのだが、犯人が殺人を犯した動機って書いてありましたっけ?
    私読み飛ばしてしまったのか!?

    奥さんが山縣に話があると言っていたが何だったのか?書いてあった??

    いやこれは、もう一度読まないといけないやつか??

    いやいやしかし、とても楽しい時間だった。こんな素敵な本に出逢わせてくれたフォロワーさん皆さんに感謝!!

    • bmakiさん
      こっとんさん

      ありがとうございます。
      私の拙い感想に、共感下さり幸せです!

      他の人から自分がどう見えているのか、、、
      みんな...
      こっとんさん

      ありがとうございます。
      私の拙い感想に、共感下さり幸せです!

      他の人から自分がどう見えているのか、、、
      みんな気を遣って本当のことなんて教えてくれないでしょうから(^^;;

      自分がそんな人間ではないことだけ信じたいです。

      こちらこそ、今後とも宜しくお願い致しますm(_ _)m
      2022/09/13
    • bmakiさん
      たけさん

      いやぁ、Amazonでポチらせて頂いて、本当に良かったです!
      もう題名から惹かれました!

      確かに今時のネタですね。そ...
      たけさん

      いやぁ、Amazonでポチらせて頂いて、本当に良かったです!
      もう題名から惹かれました!

      確かに今時のネタですね。その他の本を読んだことはないのですが、注文させて頂きたいと思ってます。
      素敵な作家さんを教えて下さり、ありがとうございます(^^)

      次の本が、、、、
      気になりますね。

      先輩から大量に本を借りてしまいましたので、読み終わりましたらまた探してみたいと思います(*^▽^*)
      2022/09/13
    • bmakiさん
      naonaoさん

      ありがとうございます(*^▽^*)

      話題の一冊ですよね。
      でも、フォロワーさんの評価にハズレは無いですね!!...
      naonaoさん

      ありがとうございます(*^▽^*)

      話題の一冊ですよね。
      でも、フォロワーさんの評価にハズレは無いですね!!

      naonaoさんの独特な感想も、いつも超楽しませてもらってます(´∀`)

      文庫待ち、、、
      そんな本も沢山あります(笑)

      あー、どこかから、大量に本が降ってこないかなぁ。。。
      2022/09/13
全760件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1989年生まれ、小説家。関東在住。第十三回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。『教室が、ひとりになるまで』で推理作家協会賞の長編部門と本格ミステリ大賞の候補作に選出。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト』『六人の嘘つきな大学生』など。

「2023年 『六人の嘘つきな大学生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

浅倉秋成の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×