- 本 ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575245677
作品紹介・あらすじ
80万部突破! コミカライズ開始! 海外翻訳オファー続々!
ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」!
タイトルは『変な絵』。
あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。
いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!? その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる!
今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄の国民的スケッチ・ミステリー!
※前作『変な家』の“キーマン”栗原も登場!
※購入者「全員特典」として、雨穴による第一章「風に立つ女の絵」オモコワ朗読動画(1時間)つき!
感想・レビュー・書評
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すっかり、騙された。。そのおかしなタイトルに、もっとライトで、キャッチーなミステリー小説かと思いきや、想像以上に骨太なミステリーということに。
第一章の絵を見せられたときに、なんとなく嫌な予感はしていたが、そうきたか・・。四つの章にしてるのも、巧い。。
既に多くの方に読まれているが、これは確かに広くオススメしたい作品と言える。
ここで、雨穴さんの次回作タイトル予想。おそらく、「変なおじ、もとい、「変な夢」あたりで。 ★4.0詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めるまで小説とは知らなかったです(笑)
世界中にある不思議な絵の紹介とその解説や謎解きなんかがされている教養系の本だと思い込んでいました。タイトルに騙されましたね。
というのも人気ランキングに出てた本をただ単に図書館で予約しただけなので内容までは全く調べなかったんです。購入するとなるとさすがに少しは調べるんでしょうが、タダで借りるとなると気軽なもんです。
本書は、連作ミステリー小説です。短編と思いきや、進むに連れてつながりが明らかになってくるところがたまらないですね。まさに連作の醍醐味です。
全章を通じて変な絵が謎を解くキーになっており非常に読み応えがありました。
しかしあれですね。ミステリー小説の感想は難しいですね。内容に触れてしまうとネタバレしてしまいそうで(笑)
感想としては、全体を通して新しい時代のミステリーだなという印象を受けました。特に根拠はありませんが…
前作である「変な家」も読んでみようと思います。
雨穴おそるべし。 -
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こちらのサイトはご覧になりましたか?
https://omocoro.jp/kiji/396292/ 「変なAI」こちらのサイトはご覧になりましたか?
https://omocoro.jp/kiji/396292/ 「変なAI」2024/02/19 -
Hachiroさん、コメントをありがとうございます。
ご紹介いただいたサイトは知っておりました。ただならぬ雰囲気なので、チラ見ですが…。Hachiroさん、コメントをありがとうございます。
ご紹介いただいたサイトは知っておりました。ただならぬ雰囲気なので、チラ見ですが…。2024/02/19 -
そうでしたか。私は著者の書籍を読んでなかったので昨年このサイト記事をドキュメンタリーかと思って読みました。さすがに途中でフィクションだと気付...そうでしたか。私は著者の書籍を読んでなかったので昨年このサイト記事をドキュメンタリーかと思って読みました。さすがに途中でフィクションだと気付きましたが衝撃的に面白かったです。
で、著者の書籍が気になっていて、この度ようやくこの「変な絵」を読ませていただきました。2024/02/19
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こちらもブクログのフォロワーさんの評価が高かった為気になっていた。
前作の変な家は未読だ(笑)
こちらはブクログの評価が微妙だった為(^_^;)
ブクログの評価ってめちゃくちゃ信用できる。
Amazonの評価は全く信用出来ないが(笑)
絵に纏わるいくつかの短編で構成される長編小説だ。
先ずは母親を殺めてしまったA子ちゃんの絵から。
心理学者がその絵から人の心理を読み解いていく。
場面は変わって、お次は七篠レンの不可解なブログの話に移る。
ブログには5枚の絵があったのだが、そこにはあるトラックが仕込まれていた。
この謎を解く栗原。
そしてまた場面変わって、シングルマザーの話。
息子が母親の絵を描くのだが、マンションの一室が灰色に塗りつぶされていた。
これは一体何を意味するのか?
舞台変わって、美術教師の殺人事件。
登山に出かけた美術教師が殺害された。
容疑者は3人。
そしてその真相を追った美術教師の教え子も、教師と同じ状況で殺された。
これら短編がどう結末に結びつくのか。。。
最初は全く別の物語と思った短編が、どんどん繋がっていき、一つの物語となる。
なるほど、これは面白い。
評価が高いのにも納得。
数時間で一気読みしてしまった。
絵や、時間の表など、小説とは思えない読み易さもあってかもしれない。
これだけたくさん図解してくれる小説も珍しいかもしれない? -
面白かった!
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「変な家」を2冊読んで自分には合わないと思ったのに、ついこの本も借りてしまった。読んでみたら、こちらの「変な絵」の方が読みやすかった。
全く異なる短編で何か結論が中途半端と思っていたら、全て繋がった内容だった。相変わらずの不気味さ。残された絵から性格や色々な事を読み解いて行く。と言ってもTVなどのバラエティーで性格診断などを見ると、嘘くさいと思ってしまう自分なので、変な絵を読んでも展開の強引さは感じてしまうが。
幾つかの疑問は残ってしまうが、最後の展開と最初の導入部など全て繋がって完結する内容は、一気に読ませてくれて面白かった。 -
凄い!としか言いようがないほど。
久しぶりの一気読み。
それぞれの短編か⁇と思ったらなんとすべてが繋がっていることに気づいたときには…。
ことばを失くすとはこのことか、と。
伏線回収のたびにゾワッとする感覚。
読むのをやめることはできない…。
絵の謎を解く、というのも夢中になってしまうわけで、考案したことに凄さを感じた。
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タイトルと著者のペンネームが相成って気味悪さの靄(もや)がかかり私の中では勝手にホラー小説へと成り上がってしまいました。
事故物件のドアを開けるかの様に恐る恐るページを捲り始めましたが、明るみになる事実の順番がよく練られていて完成度が高い構成に一気読みしてしまいました。
しかしながら何故か構成の上手さばかりが際立ってしまい、作品としての奥深さに若干の物足りなさを感じてしまいました。 -
トリックや構想はすごく面白い。
まさかこう繋がっていたなんてという
裏切られ感は楽しい。
でもやっぱりね、
こじつけ感とか無理やり感とか大きいね。
夜に一人で読んでたから、
ちょっとした物音とかがすると
すごくヒヤヒヤびくびくしちゃって
怖かったー!
私にはホラーは向いてないな
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