ヨモツイクサ

  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575246315

作品紹介・あらすじ

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」
人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。
究極の遺伝子を持ち、生命を喰い尽くすその名は――ヨモツイクサ。

北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。
その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。
現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。
そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。

地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、
7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。
この2つの事件は繋がっているのか。もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか……。

本屋大賞ノミネート『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』を超える衝撃
医療ミステリーのトップランナーが初めて挑むバイオ・ホラー!

感想・レビュー・書評

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  • 最後の黒幕の正体が分かる瞬間がクライマックス!
    あー、まんまと騙されました!(^^;)

    「黄泉の森には絶対入ってはいけない。『ヨモツイクサ』の餌食になってしまうよ」

    しかし、「新しい自分になるために、生まれ変わるために、黄泉の森のあの生き物をこの世から消し去りたい」
    そんな主人公茜は強い思いで、黄泉の森の世界に突き進みます
    怖い、怖い、初めはヒグマが怖いと思っていたのですが、これは単なる序章に過ぎませんでした


    私の中で一番インパクトが強かった描写はこれです
    『胎児の顔が腹に浮き出たヨモツイクサの幼生』 キャー∑(OωO )

    この手の作品読んでいると、進化の過程や突然変異で知能が発達した生物や繁殖力の強い生物が誕生したら、人間はいつか支配される日が来るのではないのかと不安になります

    最後のエピローグもそう来たか!
    第一線で活躍している後輩を巻き込む姿が、まさにヨモツイクサ〜(  Д ) ⊙ ⊙

    知念さんのバイオホラー小説
    グロ耐性があり、刺激を求めている方どうぞ

  • バイオホラーという触れ込みだったので、一体どんな話だろうと思って読みました。
    怖いのかなと思っていたけれど、ジェットコースターに乗るような爽快な(私は、ジェットコースターは怖くて乗れないのですが)怖さでした。


    とある村で100年前、少女ハルが嫁に行くのだと騙されて神の生贄にされヨモツイクサという怪物のえさにされます。


    そして100年後、佐原茜34歳は道央大学医学部付属病院で働いています。
    茜の家族は7年前、姉の佐原椿と両親と祖母が突然家から蒸発していて、美瑛町の一家神隠し事件とされています。

    姉の椿は刑事の小此木と婚約中で妊娠中でした。

    そんなある日、工事の作業員6人が消えるという事件が起こります。
    羆の仕業と思われ、猟友会が駆り出されます。
    羆撃ちの名手鍛冶誠司は妻を羆のAS21というコードネームのアサヒに生きながら喰い殺されています。
    それを目の当たりにしながら助けられなかった鍛冶は、アサヒを自分の手で撃つことだけを考えて20年間を生きてきました。

    そして茜は小室紗枝という卵巣成熟奇形腫の17歳の女子高生の手術をしたことから鍛冶と小此木と共に山の中へと羆を追いかけます。
    そこで三人がみたものとは、それこそがヨモツイクサでした。



    以下、軽くネタバレ含みますのでこれから読まれる方はお気をつけください。





    7年間、茜が求め続けた家族の神隠し事件の真相。それはおそらくヨモツイクサの寄生によるものでした。
    でも、ヨモツイクサが人間に寄生するには人間の協力者『ベクター』が必要なのです。
    『ベクター』は一体誰なのか。


    三人とヨモツイクサとの戦闘場面はハラハラして人情に訴えかけるものもあり、最高に面白かったです。しかし『ベクター』は一体誰なのかが一番気になりました。


    最後の真相は何となく予想していたことが現実になったと思いました。

    ヨモツイクサは○○ですが、私はハエとゴキブリが大嫌いです。

    • まことさん
      bmakiさん、こんにちは♪

      ジェットコースターに乗るような、私は爽快な怖さでした。
      bmakiさんが、読まれてどう思われるかは、わかりま...
      bmakiさん、こんにちは♪

      ジェットコースターに乗るような、私は爽快な怖さでした。
      bmakiさんが、読まれてどう思われるかは、わかりませんが、是非読まれてみてください。
      その際は、私のレビューは、一切忘れて読まれてくださいね。
      2023/07/02
    • かなさん
      まことさん、こんにちは!
      まことさんのレビュー、
      ジェットコースターに乗っているような爽やかな怖さ…
      まことさん、スゴイです!!
      私...
      まことさん、こんにちは!
      まことさんのレビュー、
      ジェットコースターに乗っているような爽やかな怖さ…
      まことさん、スゴイです!!
      私、怖すぎて…絶句しましたもん(-_-;)
      まだまだ、修行が足りないのかもしれませんっ…。

      ちなみに、私もジェットコースターはダメです…
      基本怖がりなんでしょうね…!
      ゴキブリもダメ、あと毛虫も怖いです(*_*;
      2023/07/02
    • まことさん
      かなさん、こんにちは♪

      爽やかな怖さというのは、ちょっと違ったかもしれないですね_(^^;)ゞ
      私は異生物が出てくるような作品よりも、人間...
      かなさん、こんにちは♪

      爽やかな怖さというのは、ちょっと違ったかもしれないですね_(^^;)ゞ
      私は異生物が出てくるような作品よりも、人間同士の心理戦のような作品の方が怖いと感じます。
      最近読んだのだと、ピーター・スワンソンの夫婦で、騙し合うかなんかのとか。
      この作品は描写はエグいけれど、そんなに怖いとは、思わず、夏にひんやりして、爽やかな…も違うかな。
      でも、面白かったです。
      2023/07/02
  • 鬼★5 禁足地で発生した行方不明事件の真相は… サスペンスホラー&ミステリーの傑作 #ヨモツイクサ

    超絶★5 めちゃくちゃ面白い!

    知念実希人先生の作品は医療ミステリーからファンタジー、本格ものなど、いくつも拝読させてもらってますが、こんな世にも恐ろしいホラーも手掛けるんですね。しかも出来が素晴らしいの。

    サスペンスホラーと、医学的で合理的な謎解きもダブルで押し寄せてくる。
    しかも次々と物語が展開されて読む手が止まらない、エンタメ小説としても抜群の面白さでした。

    ただ不気味な描写もありますのでダメな方はご注意を。
    そんなのも全然アリな人は、是非是非読んでみてほしい作品でした。

    ■あらすじ
    北海道山奥の禁足地「黄泉の森」 古の時代から、立ち入りが禁止されていた場所。
    そこで土地開発を進めていた作業員たちが、突然何かに襲われた様子で、死体すら消え去ってしまう。巨大ヒグマに襲われたと判断され、この事故を解決すべく駆除隊員たちが「黄泉の森」に入っていく。

    主人公である女性外科医の茜は、幼少期に家族が行方不明になっていた。
    「黄泉の森」で同様の事故が発生したと聞いた彼女は、家族が消えた原因をさぐるために調査をはじめるのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    〇こえーーーよ、鬼怖い
    もうね、最初の逸話からもう怖いのよ。開始数ページで既にガクブルで、いきなり読者をひきつけてきます。

    場面が変わって現代、巨大ヒグマ駆除の流れになっていくのですが、もちろんそれだけの物語ではありません。おそらくほとんどの人は、まさかこれからこんな読書体験をするとは思わないはず。

    迫ってくる強敵も、逸話も、原因も、真相も、人間も何もかもコワイ。
    具体的に何がどう怖いのかは…読んでみて下さい。

    〇医療的な考察
    こういった作品は要因を説明していく部分に説得力が必要なんですが、そこはさすがお医者さんですよ。破天荒な設定にも関わらず、納得性があって、難しい説明も分かりやすい。

    フィクションなのはわかってますが、妙にリアルで怖いんですよね。

    〇サスペンス&アクション
    なぜこんなことが起きたのか… 徐々に真相が見てくるところなんかは、ゾワゾワ感がたまらないですよ。

    そして迫りくる強敵がまさにバイオアクションゲームをやっているかのようです。読者自身も襲われてしまう感覚で怖いっ

    〇登場人物
    主人公の茜がカッコイイんすよ~
    お医者さんで頭脳明晰、体力も元気もある剛健、しかも美人。これは同姓にもモテるタイプすね。それでいて家族のことを愛し、強敵に立ち向かっていく様は痺れます。

    また、山男ぶり満載の鍛冶もカッコイイすね~
    やっぱり男は野性味が滴るような、ワイルドじゃなきゃ。

    そして私がイチ推しなのは四ノ宮。
    これぞ学者という生き方でなよなよしているイメージなんですが、彼の行動を刮目していくと、実は強くていい奴ということが分かります。こんなキャラは大好きです。

    〇謎解き
    ひとこと、よくできてる。
    最初から最後まで、細部までほんとよくできてるので、じっくり読んでみて下さい。

    ■きっと共感できる書評
    本作は、生とし生けるものの強さ、愚かさ、そして愛情を強烈に味わえる作品です。登場人物ひとりひとりの行動に血が通っていて、生きることに対して必死なんですよね。

    普段なんとなく生きてしまっている自分を顧みる。
    既に家庭をもち、安全な日本に住んで、それなりの職業について、少しの給料をもらって…
    家族の大切さ、生命の価値や意義といった、生き物として最も大事なことについて、しっかりと見つめなおす必要がありますね。

  • 最新作は知念先生の新境地!!

    知念作品と出会ってから新刊が発売される度に徹夜覚悟での一気読みをしてきましたが、本作は読み終えるのに2日を要しました。

    それは決して本作に没入出来なかったからではなく、仕事で疲れ、一気読みする程の体力が残っていなかっただけの事。

    そう言えば「ムゲンのi」も兎猫のククルが登場し、ある意味でファンタジー作品でしたね。

    本作にも実在しない生き物が登場します。

    その名は「ヨモツイクサ」。

    しかし、ククルの様な可愛さとは真逆、まさに異形の生き物。

    《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域に秘められた謎。

    そうです、本作はバイオホラーミステリー作品。

    そしてその謎を解き明かす本作の主人公は外科医の佐原茜。

    本作はやはり知念作品。

    今までの作品のような所謂医療ミステリーではありませんが、医師が主人公であるが故にその知見が深みを増します。

    そしてなんと言っても熊撃ちの鍛治の存在がいい。

    鍛治自身は壮絶な死を迎えます(ネタバレ)が、先日読み終えた「エヴェレスト 神々の山嶺」(夢枕獏著)の羽生丈二を彷彿させる無骨な山男。

    そしてしっかりと仕込まれてますよ、まさかのラスト。

    確かにホラー作品なんです。

    でも、心温まる要素もしっかりあるんです。

    背筋が凍りつくような恐怖を知念作品に求めますか?

    多くの知念ファンは貞子のような恐怖を期待してはいないはず。

    これぞ知念先生が描くバイオホラーミステリー。

    あれ?内容にほぼ触れずにまとめちゃった(笑)



    内容
    「黄泉の森には絶対に入ってはならない」
    人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。
    究極の遺伝子を持ち、生命を喰い尽くすその名は――ヨモツイクサ。

    北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。
    その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。
    現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。
    そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。

    地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、
    7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。
    この2つの事件は繋がっているのか。もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか……。

    本屋大賞ノミネート『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』を超える衝撃
    医療ミステリーのトップランナーが初めて挑むバイオ・ホラー!

    著者について

    1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。
    12年、同作を改題した『誰がための刃』で作家デビュー。「天久鷹央」シリーズが人気を博し、15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞、ベストセラーに。
    『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』で本屋大賞ノミネート。今もっとも多くの読者に支持される、最注目のミステリー作家。


    • ヒボさん
      かなさん、レビューありがとうございました(^-^)/

      本作楽しんで頂けたようなので、「ブラックドッグ」もきっと大丈夫ですよ。
      きっと......
      かなさん、レビューありがとうございました(^-^)/

      本作楽しんで頂けたようなので、「ブラックドッグ」もきっと大丈夫ですよ。
      きっと...
      多分...
      だ...大丈夫...
      な...
      はず...
      です...
      (笑)
      2023/06/21
    • かなさん
      ヒボさん、こんにちは!
      思わず笑っちゃいました(*^▽^*)

      ヒボさ~ん、大丈夫っ!!って
      自信をもって、保証してくださいよぉ~!...
      ヒボさん、こんにちは!
      思わず笑っちゃいました(*^▽^*)

      ヒボさ~ん、大丈夫っ!!って
      自信をもって、保証してくださいよぉ~!
      だんだん、小さくなってません??
      2023/06/21
    • ヒボさん
      あははっ(*´∇`*)っ

      では、改めて
      (´ρ`*)ゴホンッ!! ンッ ンッ…

      ケッチャム先生の作品ではないので、大丈夫です!!(笑)
      あははっ(*´∇`*)っ

      では、改めて
      (´ρ`*)ゴホンッ!! ンッ ンッ…

      ケッチャム先生の作品ではないので、大丈夫です!!(笑)
      2023/06/21
  • 漢字で書くと黄泉軍。

    想像をはるかに超える禍々しい展開が続く。前半では、ヒトの肉の味を占めたヒグマという生物が、圧倒的なアジリティで襲い、食材と化したヒトをいかに残酷に食らうか、恐ろしい生態を知る。が、これは序の口。

    それを上回る、悪夢のような自然の配剤。そのおぞましさと、眼前に迫る圧倒的存在への無力さ。スケールこそ違えど、映画「宇宙戦争」を思い起こさせるような展開。生きながら腑を啜られる恐怖。頼む、内臓脂肪だけにしてくれ…

    終盤、圧倒的存在の繁殖の謎を解明し、元凶を断ちに森の奥へと進む展開に。普通に湧き出すそれらにやや現実感が乏しくなる。呪術廻戦の改造人間?山場は…ドラゴンクエスト?と思いきや、最後は不思議なミステリだった。

  • 帯に「バイオ・ホラー」とあって、しばらく読むのをためらっていましたが、大好きな知念実希人さん作品だったので購入。
    結果、大満足。
    1ページ目から引き込まれ、一気読みでした。
    凄惨な描写も多くありますが、それと同じくらい美しさもある物語でした。
    ラストに受ける衝撃も!ぜひ味わって欲しいです。

  • 「事実は小説よりも奇なり」

     北海道にある黄泉の森。そこには怪物が住んでいるとされ、立ち入ることは禁じられている。
    七年前に家族が全員失踪した女医が主人公。失踪した家族の真実を突き止めるため、禁断の地である黄泉の森へ。
    というのがあらすじです。

    今まで読んだことがあるホラー系の本は、現実離れしていて、「おいおいおい。」と思ってしまい物語に没入する事が難しかったです。
    しかし、本作は怪物をきちんと論理的に説明していて、作り話だけど、現実にも起こり得るのではないかと思ってしまいました。

    ミステリーとしても面白くて、どんでん返しをまんまと喰らってしまいました。

  • 怖いのは、何が原因かわからないからなのかもしれない。
    7年前にあった一家が行方不明になった神隠し事件が未だにわからないからなのか。
    最近になってもリゾート開発の為、工事現場の作業員たちが忽然と姿を消している。
    それらは、「黄泉の森」へは入ってはいけないという言い伝えがあるのを侵したからなのか。

    黄泉の森に対する畏怖は、土着信仰に近いものでけっして侵してはならないものなのに…。

    彼らがいったいどうなったのか。
    壮絶すぎるが、もう目が離せないほどで。
    それはまさしくバイオ・ホラーである。

    その森の奥で見る蒼い光は意識がとぶほどの妖しさと魔力を持っているのかもしれない。
    けっして森には入ったらいけない。
    絶対に禁忌を侵してはいけない。
    言い伝えは護らなければならない。

    そうしないと…。
    怪物を生み出してしまうから。
    絡め取られてしまうよ。

    最後の最後まで…。
    ことばに現せないほどの衝撃を受ける。

  • その森には“何か”がいる…決して踏み入れてはいけない。
    北海道で外科医をしている茜の家族が7年前突然失踪してしまう、
    そしてその禁域の森でホテル開発を進めていた作業員が再び行方不明となり…
    バイオ+ホラー×ミステリ×グロ+ファンタジー要素があり、終始ハラハラしながら読み進めていきました。
    とにかく恐かったです…想像するのがちょっと嫌になるくらいグロい描写と、
    ヨモツイクサが夢に出てきそうなので夜に読むことはおススメしません!笑
    所々気になっていた点も最後には回収され、ミステリ作品としても楽しめました。
    そしてあのページを捲ったとき、ゾッとしました・・・
    医療用語や難しい単語が出てきますが読みやすかったです。
    もう一度、夜に読むことはおススメしません!!

  •  北海道にある「黄泉の森」…人々が古くから恐れ決して足を踏み入れることがなかった山林があった。近年この地にリゾート開発計画が持ち上がり、現場事務所が構えられることになったのだが、ここにいたはずの作業員が姿を消した…。また、7年前にも同様に付近の住民が忽然と姿を消す事件が起きている…。この事件で家族、婚約者を失ったのが、大学病院に外科医として勤務する茜と刑事の小此木…作業員と家族の失踪に関わりはあるのか…猟師の鍛冶や警察が羆(ヒグマ)によるものと断定していたが、そこには未知の生物(ヨモツイクサ)の存在が関わっていることが徐々にわかってくる…。

     「うわ…怖い!激しく怖い!!マジか…」そんな独り言が口から勝手に出てきて、鳥肌ものでした…。一気に読むのはしんどく、途中休憩を挟みながら、それでも展開が気になって仕方ない…そんな感じでした。そんな私の姿をみている家族も、恐ろしかったと思うけど…でも本当に怖かったんです(涙)。そして、あのページには背筋が凍り付きました!!

     エンディングも怖い、なんか続編もありそうな…続編出たら絶対に読みます!!でも、映像化されても…グロすぎて観られないと思います(汗)。でも、すごくすごく面白かったです。ヒボさん、読めました(*^^)v

    • かなさん
      ヒボさん、こんばんは!
      狩り、始まっちゃってますよ!
      だけど、一気に読むのはちょっとキツい感じ…
      とか、いいながら今日お昼食べながら読...
      ヒボさん、こんばんは!
      狩り、始まっちゃってますよ!
      だけど、一気に読むのはちょっとキツい感じ…
      とか、いいながら今日お昼食べながら読んでしまった(^^ゞ
      濃密すぎる時間ですが、
      たっぷり楽しみたいと思います!
      2023/06/22
    • ヒボさん
      かなさん、こんばんは♪

      しっかり咀嚼して味わってください(*´艸`)
      かなさん、こんばんは♪

      しっかり咀嚼して味わってください(*´艸`)
      2023/06/23
    • かなさん
      ヒボさん、おはようございます!

      咀嚼…そ!そしゃく!!!っ(;・∀・)

      思わず笑っちゃいました!!
      はい…そう、します(汗)
      ヒボさん、おはようございます!

      咀嚼…そ!そしゃく!!!っ(;・∀・)

      思わず笑っちゃいました!!
      はい…そう、します(汗)
      2023/06/23
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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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