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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784575247688
作品紹介・あらすじ
卒業式直前に始まったデスゲーム(特別授業)
あなたに本当の友達はいる?
誰かと手を繋がないと死ぬ――。
女子高のクラス内カーストが崩壊し、
裏切り、嫉妬、憧れ、真実が手を取り合う。
『みんな蛍を殺したかった』の著者が
青春と友情の極致を描く最高傑作!
【ルール】
・二人一組になってください。
・誰とも組むことができなかった者は、失格になります。その回の失格者が確定したら、次の回へと続きます。
・一度組んだ相手と、再び組むことはできません。
・残り人数が偶数になった場合、一人が待機となります。
・特定の生徒が余った場合は、特定の生徒以外全員が失格になります。
・最後まで残った二人、及び一人の者が、卒業式に出席できます。
・授業時間は60分です。
《あらすじ》
「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」
とある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げる。
自分が生き残るべき存在だと疑わない一軍、虚実の友情が入り混じる二軍、教室の最下層に生息し発言権のない三軍――。
本当の友情とは?
無自覚の罪によるいじめとは何か?
生き残って卒業できるのは果たして誰か?
感想・レビュー・書評
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私立女子高卒業式前特別授業バトルロワイヤル
いじめにけじめですね
これも黒歴史シリーズでしょうか
クラスメートは27人
27人を章立てで カースト位とその性格を
ここで私が登場人物の名前を覚えない事が災いとなり、差し込みのカースト図が不可欠となる
それぞれ可愛い名前が付けられているので
そちらも楽しめる方はより楽しい
一定のルールの下、二人一組になれなければ
それで終了
現在のいじめ等は道徳の補助資料のような
性善説ありきでは解決できない状況
いじめにけじめをきっちりつけたところが潔い
性悪説 ー人間の性は悪なり その善なるものは偽なりー に通じてしまいそう
15歳から25歳くらいの暗黒系好き女子にささりまくるのではないかしら
-
二人一組になるデスゲーム、友情の隙間にある無関心と裏切りに切り刻まれる #二人一組になってください
■あらすじ
女子高の卒業式を迎える直前、担任教師がいじめに関するデスゲームを開催すると告げる。二人一組になれない人は失格となり、惨殺されてしまうのだ。最後に生き残るのは誰なのか…
学校の人間関係ならではのスクールカーストといじめをテーマに、友情とは何かを描く学園ミステリー。
■きっと読みたくなるレビュー
物語が始まる前にでてくる「三年一組カースト表」もうこれだけで胸が苦しい。人間の価値にランクなんてあるはずもないのに。しかし現実としてカーストなるものは存在するんですよね…
本作では人を傷つけるトゲのあるセリフ、マウントの取り合いなどの行動などをとおして、ひとりひとりの人間性を描いていく。各々の事情や信条や人間関係を読んでいくうちに、いつの間にか三年一組の生徒になっていくんです。
所詮は高校三年生、分かりやすく非道な生徒なんていないし、心根は優しい子ばかり。しかしそれぞれ考え方や価値観は少しずつ違う中で、自身にリスクなく心が安定できる仲間を選りすぐっていく。本人たちが明確に切り分けしなくても、自然に上下関係が組みあがってしまうのは、なんとなく理解できるんだよね。
そんな中で二人一組になるデスゲームが行われる。余った一人が殺されてしまうという恐ろしいゲーム。これが鬼気迫る乱暴な描写と思いきや、気品のある文章で生徒の内なる心情を丁寧に書かれていて、重々しくも美しいんです。目を背けたくなる物語にも関わらず最後まで読めるのは、バランス感覚とセンスが優れているからだと思いました。
無関心という悪意、信じてきた人に裏切られる、誰しも一度くらいは経験したことがある人間関係。こんな隙間を見てると、今の自分に置かれた環境での行動が最適なのか、わからなくなってくるんすよ。困った人がいたら支えてあげたくなるんだけど、どれだけ自分を犠牲にできるかなんて自信ないすね…
二人一組というテーマから、絶対なくなることはないいじめを熱く描いた作品。フィクションではあるのですが本質的には実在するこのという社会問題、もっとひとりひとりの大人が受け止めなければならないんでしょう。
■ぜっさん推しポイント
鬼畜なゲームではあるんですが、生徒の会話や行動が生き生きとしてるし、夢や想いを情熱的に語るシーンもあり、この対比がすばらしいんすよね。明と暗、嬉しさと悲しさのコントラストが印象的な作品でした。 -
面白すぎて一気読みした本です。あらすじは卒業式に「二人一組になる」というゲームをし、二人一組になれなかった人は失格になります。このクラスははっきりとクラスでカーストに分かれていてこんなクラス嫌だなと思ってしまいます。友情や裏切り…面白い!
皆さんは二人一組になってくださいという言葉を聞いてとう思いますか?私はちょっと焦ります。今は名簿順や2、3人で組んでーみたいなゆるい感じが多いです。私のクラスでは。
ドキドキしてページをめくる手が止まらなかったです!-
自分は、大人しい性格だったので体育の時間とかその言葉を聞くのが苦手でした(笑)
最近の学校では先生たちも配慮をされているんですね。自分は、大人しい性格だったので体育の時間とかその言葉を聞くのが苦手でした(笑)
最近の学校では先生たちも配慮をされているんですね。2024/10/28 -
2024/11/16
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卒業式直前に始まったデスゲーム。
あなたに本当の友達はいる?
誰かと手を繋がないと死ぬーー
女子高のクラス内カーストが崩壊し、裏切り、嫉妬、憧れ、真実が手を取り合う。
最後に生き残れるのは、、
✎︎____________
バトルロワイヤル系のデスゲーム。
こういうの映画とかではついつい見ちゃうけど、本で読むのは初めて。
女子高のクラス内でのカーストやいじめって、現実にも多かれ少なかれあるだろう。
少しでも優位に立ちたい。
とにかくぼっちになりたくなくて、固定の友達を見つけて居場所をつくる。
大人になった今思うとばかばかしいけど、確かに中学や高校の時ってこういうのあったよな〜。
そしてこの先もきっとなくなりはしない気がする。
いじめがテーマだったけど、そもそも先生が自由に「二人一組になって下さい」って言う事自体がもう問題なんだろうな。
う〜ん、なんかやるせない〜〜。
これでいいのか??と思うとこあるけど、エンタメとしては面白かった!
それにしても生徒達の名前がスゴい!
これ名前考えるの作者さん楽しかっただろうな笑笑
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2025/02/09
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みひろちゃん、こんばんは(^-^)/
お久しぶりになりました。
肩が痛くて本を長く持つと、腕がダルルーンとなってしまって(>_<)...みひろちゃん、こんばんは(^-^)/
お久しぶりになりました。
肩が痛くて本を長く持つと、腕がダルルーンとなってしまって(>_<)
でも、先月もなんとか2冊読めたよ。
リハビリのおかげで少しずついい感じもする。
iPadもキツくてブクログも溜まりすぎたわ。
遅くはなるけどみひろちゃんのレビューにコメントさせていってねm(*_ _)m
無理とかではなく、私がしたいのと、肩のリハビリとして腕を動かしたいので、遅いコメント迷惑かけるけどお付き合いください。
さて、こちらの作品、「タイトル怖い」。
私、二人一組なんて、無理無理無理無理。
絶対あぶれるわ(T_T)
地味な子やったんよね。
短大デビュー(←こんな言葉今も使うのかしら?)で、その頃から少し垢抜けたけど。
やっぱりやるせないの?
実は、ひとつ前の作品『妖琦庵夜話 その探偵、人にあらず』にも、みひろちゃんが気づかないほど遅れてコメントしていたんだ(〃∀〃)ゞ
時間のある時に読んでくださいませ。2025/03/05 -
あいちゃ〜ん、こんばんは"(ノ*>∀<)ノ
いつもありがとう〜〜♡♡
え〜!肩痛めてたんだね〜( > < )
手が上がらなかったり、本もず...あいちゃ〜ん、こんばんは"(ノ*>∀<)ノ
いつもありがとう〜〜♡♡
え〜!肩痛めてたんだね〜( > < )
手が上がらなかったり、本もずっと持ってられなかったりするよね〜(>ㅿ<;;)
どこか痛めると結構長くかかっちゃうけど、頑張ってリハビリ続けなくちゃだね〜;;
コメント無理のない程度で全然いいからね〜!
そう言いながら、やっぱりあいちゃんからコメントもらうと嬉しいけど〜笑(ノ≧ڡ≦)
うんうん、二人一組になって下さいって嫌だよね〜!私は自分から積極的にいくタイプじゃないから、こんなんあぶれないかドキドキするよ(-。-;
これは先生配慮なさすぎだよね!
それより無理無理無理〜ってジョジョみたい笑笑
あいちゃん、ごめーん!!
全然気づいてなかった〜∑(O_O;)
今から見てくる〜〜ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
2025/03/05
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非常に重たいテーマを、デスゲームとして描くことで、こんな読書体験になるとは⋯。他の人にはない発想だなと思いました。
キャラクターもたくさん出てきますが、一人一人が個性豊かでありつつも、こんな人いるよね、と思わせる性格の人物を描くことで、距離感がぐっと縮まって読めた気がします。
「無自覚の悪意」
本書を読んでから、改めて考えてみると恐ろしい言葉ですね。。
作者さんの本はこれが初読みでした。設定と世界観で一気読みでした。他の作品も読んでみたいです。 -
死にすぎ。デスゲームなんだから当然なんだけど。
死に方もグロすぎる。
コサージュどうなってるの?先生1人で用意したの??と冷静な疑問も湧きつつ。
時間が限られていることもあり、割と淡々とゲームが進んでいく。
無自覚の悪意。死刑に値するほどではないとは思ってしまうが、いじめられている側からするとそれほど苦しいものなのだ。
目に見えるいじめはなくとも、相手を蔑むような気持ちになったことはある。
逆に仲間外れや、度を超えた冗談を言われる側も経験したことがある。
大人になった今となっては集団生活って色々あるよね、と思えるがその時は悩んだなぁ。女の集団ってほんと嫌。いい思い出ないな。
グロさやツッコミどころもあったが、ラストが気になり一気読みだった。
なくならないんだな。いつの時代にも集団の中にあるいじめ、仲間はずれ。
繰り返すんだなぁ。-
突然、卒業式の日に特別授業が始まる。
二人一組になって、余った生徒は失格=死亡
特別な生徒は、分かるし絶対に生き残るとは
分かるんだけど、一...突然、卒業式の日に特別授業が始まる。
二人一組になって、余った生徒は失格=死亡
特別な生徒は、分かるし絶対に生き残るとは
分かるんだけど、一気に読んでしまえた
読みやすいのは、場面が教室内であることと
パターンが決まっているためかな
カーストが出来上がるのは仕方ないと思うけ
ど、特定の生徒を排除するような心理は、理解出来ないな
社会人と学校社会とじゃあ、逃げ道があるのと無いので、追い詰められ方が違うのかもしれないけど。
初見の作家さんだったけど、読みやすいしまた違う作品も読みたいと思った。2025/06/14
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もう自分にとっては遠い過去の話だけど、体育の準備体操なんかで「誰でもいいから二人一組になってください」って言われるのは、自信がない人にとってはちょっとした恐怖だよね。
自分だけ残ったらカッコ悪いな…って。
そんなタイトル。
余ることは死に値する…
いじめ根絶のために行われた卒業式直前のデスゲームをスクールカーストの視点から描く。
突飛な設定。グロさもある。
でもサラッと読める。
登場人物全員の名前が飛び交うので、カースト表が記載された付属のしおりがとても便利。
普通に読むと感情移入は誰にもなかなかできないから、巻頭の生徒一覧を見て名前だけで強引に推しを決めて読み始めるといいのかな。
♫命に嫌われている/カンザキイオリ(2017) -
前々から気になっておりました本作、あっという間に読了いたしました。
俗にいう特殊設定のお話です。クラスの担任による特別授業『二人一組になってくださいゲーム』を卒業式の当日にはじめちゃうのです。
女子高校生27人はなんのことやら?だったのですが、これが余った一人が惨たらしい死を迎えてしまったから、さぁ大変!
『バトルロワイヤル』を読んだ時に近い印象を抱きながらの読書となります。
この作品は、ワタシ的には真正面からイジメを描いていて、友達だけど好きじゃない!とか、スクールカースト1軍2軍3軍を意識して日々生活しているとか、興味深い作品です。
ただ、27人全員のエピソードが描かれている分、
主要キャラにして欲しかった子があっさり退場していってしまったのは仕方がないけど残念。
ワタシも学生時代に『好きな子(異性)と席となりどうしになっていいよ!』という担任の席替えシステムがあったのを思いだしちゃった。
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学生の頃嫌いだった言葉がタイトルになっていた。
最近好きになった木爾 チレンさんの本。
「二人一組になってください」って残酷な言葉よね。今でもそんな事言う学校あるのかな?
昭和のいじめも陰湿なの多かったけど、令和はもっと大変そう。
グループLINEとか陰湿の質が違ってそう。
自分達の頃も思い当たる事、胸が痛むこと書いてあったなー。そんな事を思いながら読んでた。
デスゲームの中で学校と言う組織や人間関係を考えさせられるなぁ。
そして、無自覚の悪意,,,これも深いな。
見て見ぬふりはそう言うことなのよね。
自分を守りたいから強い者にまかれる。
学生時代って本当に大変。
女って特に。-
2024/09/23
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2024/09/23
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著者プロフィール
木爾チレンの作品






二人組作るのも苦手ですっ。゚(゚´ω`゚)゚。
二人組作るのも苦手ですっ。゚(゚´ω`゚)゚。
いっぱい死にます
そこはお勧め笑
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これオイラが読みたかった作品だ!
あれ?
読んだっけか…。
自分の脳内を確認します。
これオイラが読みたかった作品だ!
あれ?
読んだっけか…。
自分の脳内を確認します。