イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く (サッカー批評叢書)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 57
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575299601

作品紹介・あらすじ

2010年ワールドカップの日本代表が見えてくる!大胆にして繊細、冷酷なまでに計算高く、なおかつロマンティックなイビチャ・オシムのサッカー世界をJEF市原・千葉における21試合の具体的な采配から透視する。

感想・レビュー・書評

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  • オシムが日本代表監督に就任した当時に、ジェフでの21試合の観戦の分析と、試合の分析と考察をつけている。

    当時のジェフの選手が懐かしいが、当時の試合のことや選手を知らないと、文章を読むのが難しいと思う。元々は週刊誌の連載なので、それを考えると仕方のないことかも知れない。

    エレガントとハードワークが反対であり、良い選手とは走り、現代サッカーをフォローをしているだけというのが心に残った。

  • オシムの思考についてオシムの言葉から読み解こうとする本は数多あるが、この本はあえてサッカーの試合そのものから試みている点が注目に値する。試合当時の流れを紹介し、そこに後日考察を加えるという手法で書かれており、非常に親切かつ臨場感がある。

    欠点を言うと、用語に対して説明が皆無なところ、喩えに海外の名選手名を頻繁に使うためサッカーに詳しい人にしか通じないところ。

    面白い着眼点で書かれているだけに、サッカーへあまり興味がなくただオシムという人間を知りたい人にとってオススメできないのは勿体無いと感じる。ターゲット層が相当絞られている割に内容は深くない、ある意味誰得な本。

  • 取材力の証明     

    オシム監督のJEF千葉時代の二十一試合のケーススタディとオシムの言葉の解説の二章立て。真面目な試合、緻密な分析、西部謙司の取材力が大変信用できるように思える。

    残念なことは、面白い文章ではなかったこと、JEFの試合に思い入れがあまりないこと、そのため各試合の解説に入れ込めなかった。お蔭で「信用できるように」としか評せなかった。骨太な作品であることは間違い無い。

    別の著作を読むことは間違い無い。

    2010/06/21読了、文京図書館から借用。

  • よかった

  • 081101

  • 世田谷

  • 昨年から代表戦の試合をライブ&スタジアムで見る機会を増やしているので、その監督のサッカーへの考え方やらそのもう一歩深いゲームに関する考え方にちょっとでも触れることができるような本のうちの一冊。ジェフ千葉(市原)時代のレヴューもあるので今の代表に選ばれているような選手達のプレーの元を垣間見えたような本。

  • 一つの偉大なるチームの足跡。

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著者プロフィール

1962年9月27日、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、会社員を経て、学研『ストライカー』の編集部勤務。95~98年にフランスのパリに住み、欧州サッカーを取材。02年にフリーランスとなる。06年の『footballista』創刊時から「戦術リストランテ」を連載中で、同誌が主催する各種サッカーイベントにも多数出演している。趣味もサッカーで、東京都シニアリーグで現役続行中。主な著書に『サッカー戦術クロニクル』シリーズ、『スローフット』、『1974フットボールオデッセイ』(双葉社)、『戦術リストランテ』シリーズ(小社刊)など。

「2020年 『戦術リストランテⅥ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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