二度寝で番茶

著者 :
  • 双葉社
3.75
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本棚登録 : 592
レビュー : 73
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575302547

作品紹介・あらすじ

多くの女性の心をわしづかみにした、ドラマ「すいか」(向田邦子賞受賞)の放送から7年。その後も、観る者の胸に深く訴えかける作品を生みだし続けているのが、夫婦で共同執筆している脚本家・木皿泉です。家族、愛、自由、幸せ、孤独、個性、笑い、お金、創作、生きること死ぬこと…について、二人が思う存分語りあいます。木皿ドラマは、どうしてこんなにも私たちを惹きつけるのか-。二人の言葉には、その秘密が隠されています。

感想・レビュー・書評

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  • 木皿泉。世にも珍しい「二人脚本家」。
    ちなみに夫婦である。
    「野ブタ。をプロデュース」「すいか」など数々の名作ドラマの脚本を手掛けた。

    片やのんびりした風体で、悟りを開きそうな男性。
    対するはちょこまか動きそう、好き嫌いのハッキリした女性。
    なんともバランスの良い戦友。戦のときも長閑なときも共にある。そんな感じ。

    この本はお二人の対談本。
    琴線に触れる話が多くてすごく刺激的だった。また読みたい。

  • 夫婦二人で一つの脚本家 木皿泉さんのぷぷぷな二人の4年がかりの対談。やはり兵庫生まれの二人だからか時にシュールに時にユーモラスに世相を切っているけど秀逸なユーモアセンスで嫌味が無い。かたやおっとり呑気な夫とかたや勝ち気でせっかちな五つ下のオクサンの二人。さりげない会話だが中身は奥深過ぎる!素敵な作品を生み出してる作者の素顔や性格などが知れてとても良かった♪私には星五つです!

  • 元々なかったものなんだから、それを維持したり使いこなしたりするのは、相当みんなが努力しないとダメだと思うんだよね。
    核家族なんてほんとに最近できたもんなんだから。誰かがつくったものなんだから、どーしてもイヤだったら、捨ててもかまわないって。

    口では説明しにくいんですけど、人とおしゃべりした後に、あー楽しかったとか、何か元気出たなぁとか、ほんわかしたなぁとか、あるじゃないですか。話した内容は忘れたけれど、なんか良かったなぁ、またあの人に会いたいなぁとか思うこと。そういうイメージを残すようなドラマを書きたいんですよね。

  • 力の抜けた生き方にインテリジェンスと哲学をみた。
    完璧を求めないところが好き。
    結論をださないことが答えになっている。
    完璧なものよりも、どこか欠けているほうが人間らしくて面白い。

    だから星も4つにしておこう!

  • 彼らが描くドラマに心ひかれるのは、そこにいつも「問い」があるからだと思う。
    さまざまなキーワードが散りばめられたストーリー。その中に横たわっているのは、「生きていくってどういうことなんだろう?」という問いだ。
    人の汚いところも、きれいなところも、「もうそういうの見ないフリしておけばいいじゃん」と流してしまうことも、どうしてかなあ、どうしてかなあ、とまっすぐに向き合う。
    そして、問題を投げるだけ投げて突き放すのでもなく、「これが正解なんだよ」と傲慢に押しつけるのでもなく、「こういうことかもしれないね」とささやかなヒントを残してくれる。「一生懸命考えてみたけれど、よく分からなかったけど、たぶん、こういうことかもしれないね」と。

  • 木皿ファンじゃなくても頷くことが多くて楽しく読めるエッセイだと思う。かっぱさんと大福ちゃんなんて呼び方がほのぼのしていてカワイイし、ちょいちょい付箋つけたくなる会話があるし。

    本著の中の会話が「Q10」で場面とセリフになっているのに気付いた時は驚いたとの同時に嬉しかった。
    ドラマ「野ブタ。をプロデュース」「すいか」でも(セクロボは未観)ああ、そうか、と発見したり納得したり、それはアタシのこと?と思ったり、ドラマの登場人物が思って言うモノローグやセリフは、本当にこの木皿夫婦の暮らしから生まれてくるんだと思えた。
    会話、本、音楽、歌、映画、詩、落語などに囲まれた暮らし。
    創作はゼロからじゃないのは分かっていたけれど。
    作りモノじゃない創りモノ。気取りなくそう教えてくれた良著。

    • 円軌道の外さん
      フォロー感謝感激です!木皿夫婦の書く脚本は普遍的なことを描いているけど、さり気ない言葉が沁みますよね(≧∇≦)「野ブタ。」や「Q10」は毎週...
      フォロー感謝感激です!木皿夫婦の書く脚本は普遍的なことを描いているけど、さり気ない言葉が沁みますよね(≧∇≦)「野ブタ。」や「Q10」は毎週欠かさず観てました♪
      2011/12/26
  • あの素敵なドラマの脚本を書く人はどんななんだろう、と興味がわいて読んでいます。

  • 「すいか」でお馴染の脚本家コンビ木皿泉の夫婦対談。

    本当は★★★★なのだろうけれど、いかんせん、読む時期が遅すぎた。
    出版こそ2010年10月だけれど、初出は2006年10月から2010年の1月まで。
    ご本人たちも「あとがき」で「あらためて時間が経った」「この数年で、価値がんがずいぶん変わりました」とおっしゃる。
    3.11前ならいざ知らず……
    たぶん、その前に読んでいたら、もっと言葉が新鮮に響いたはず。
    今は何だか当たり前のことを言っているだけに思える。
    本としての面白さは落ちたけれど、もしかしたら、世の中が木皿泉ワールドに近づいたのではないだろうか?
    「すいか」や「セクシーヴォイスアンドロボ」の感覚に近づいたのだとしたら、それはそれで良いんじゃないか。
    そんなことをつらつら考えた。

  • 「すいか」好きは必読、そして納得。わたしにとって、哲学本。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「「すいか」好きは必読」
      聞いたコトがある名だと思ったら、「すいか」の脚本家さん!コレは読まねば。。。
      「「すいか」好きは必読」
      聞いたコトがある名だと思ったら、「すいか」の脚本家さん!コレは読まねば。。。
      2012/12/20
  • 木皿さんの脚本ドラマがどれも好きなので、一体どんな人たちなのだろうととても楽しみにしてました。ドラマも胸に響く言葉が多かったですが、夫婦2人のやり取りも、やっぱりそんな言葉が沢山散りばめられていました。ドラマにもこんな言葉があったなぁって思うところがところどころにあって、ちょっと嬉しくなったりしました。

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著者プロフィール

木皿 泉(きざら いずみ)
日本の脚本家・作家で、和泉 務(いずみ つとむ)と妻鹿 年季子(めが ときこ)夫妻2人の共同ペンネーム。
『やっぱり猫が好き』から2人共作となり活動を続けている。『すいか』『野ブタ。をプロデュース』、『セクシーボイスアンドロボ』『Q10』などのテレビドラマの優れた脚本家として知られる一方、2013年に9年越しで書かれた初小説『昨夜のカレー、明日のパン』が極めて高い評価を受け、第11回本屋大賞(第2位)、第27回山本周五郎賞の候補に選出。自身の脚本によってドラマ化もされた代表作となる。
小説第二作目、最新刊として2018年4月刊行、『さざなみのよる』がある。

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