島猫と歩く那覇スージぐゎー<路地>

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 35
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575305753

作品紹介・あらすじ

桜坂、栄町市場、ニューパラダイス通り、牧志、泊、天ぷら坂から,壷屋通り…那覇のスージぐゎー(路地)をめぐる島猫「向田さん」と「僕」の物語。路地裏の島猫フォト(写真:仲程長治)&イラストマップ(猫スポット付き!)収録。

感想・レビュー・書評

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  • 猫の向田さんと路地裏を歩きながら那覇の歴史を語る一風変わった紀行本です。合間合間の小説(妄想?)が味変的エッセンス。妄想なんだけど、四章では「タラーの兄貴…!」てなりました(笑)。

    各章のトビラになっている向田さんのお写真、本当にかわいい。本当に美猫。しかし表紙が別の子(リリー?)なのは解せない(笑)。旦那はん、浮気は許しまへんえ。

  • この本片手に那覇旅行したい!

  • 沖縄はまだ、野良猫が(徐々に追いやられつつも)
    けなげに暮らしているようだ
    今のうちに再訪してみたいなぁ

    カラーページに4ページ
    手書きの猫出没マップがあるが
    これは白黒にしてもっとカラーで猫の写真が見たかった
    あと時々猫主観の変な小説が入るのは、不要では

    まあ本文中には白黒だけど猫写真多数
    幻の猫神さまも

    話は著者が元野良の仔猫「向田さん」と
    お見合いして、不妊手術受けてもらって
    一緒暮らし

    ディパックを前抱えにして、
    中に入った向田さんと那覇の路地の
    野良猫観察に出かける

    いいな、いいなぁ
    著者独自の野良猫への命名もいい味

    内地からの移住者のがんばりについても触れる
    飲食店や雑貨店経営の人が多いみたい
    屋台珈琲にも行ってみたいなぁ

    タライを寝床にしている「タライ・タマ」
    美人猫のナスタシャ・キンスキー
    三毛のノラ・ムーチョ
    うーん、見に行きたい。撫でたい。

    78 うつ症状
    125 30年ほど前、猫が死ぬと木にいったん吊るしてから埋葬した。@沖縄北部
    金花猫。中国

    164 犬も猫も戦時中は供出。毛皮が防寒グッズに
    181 久高島、猫多い
    204 ボロジノ、黄色いカレーの殿堂。大東寿司も

    208 商六.ジーマミ豆腐、シマナーで包んだおにぎり
    294 デイゴの花がたくさん咲くと台風の当たり年

    沖縄、十数年前に那覇に行っただけ
    離島も含めてのんびり再訪したい
    と思うのだが、ついつい長期休暇は
    海外に行ってしまう

  • 筆者が貰い受けた向田さん(これが猫の名前)という美猫(ちゅらねこ)をデイパックに入れて、それを前に回したカンガルー状態で歩き回った極私的那覇のスージぐゎー(路地)案内。したがって、国際通りなどは名前しか出てこない。行先はもちろん、それぞれの場所に生息する野良ネコたちのいるところだ。もっとも、本書はそうした形を借りて、同時に展開される筆者の沖縄にまつわる生活や歴史やその他もろもろの感慨を含めたエッセイでもある。なお、表紙は向田さんではなく、筆者が浮気心を起こした美猫リリイ。向田さん、怒るんじゃないかなあ。

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著者プロフィール

作家、沖縄大学客員教授。1958年、大阪市生まれのウチナーンチュ2
世。96年、那覇市に移住。著書に『沖縄学』『ほんとうは怖い沖縄』など。

「2016年 『沖縄 オトナの社会見学 R18』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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