最後のゼロファイター 本田稔・元海軍少尉「空戦の記録」

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  • 双葉社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575306019

感想・レビュー・書評

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  • 戦争を生き延びた撃墜王として、「大空のサムライ」の坂井三郎は知っていたが、本田稔さんのことは本書で初めて知った。たたき上げの戦闘機乗りであり、技術と戦闘哲学と強い運を持っていたようだ。航空技術でも物量でも優位な米軍が相手であり、大勢をくつがえしようもなかったが、局地的に反撃を加え、日本軍の意地を見せてくれるという点では痛快な面もあるが、優秀なパイロットが一人また一人と失われていく現実は厳しい。
    本書の後半は紫電改の話になる。ゼロ戦も名機だが、戦争後半には性能面の限界も露呈しており、紫電改に乗って「これで死ぬことはない」と思ったという本田氏の率直な感想が興味深かった。

  • 第二次世界大戦でご活躍をされた本田稔少尉のインタビュー本。今の時代、旧日本軍の方が戦争を語ってくださる書籍というのは本当に有難い。戦争経験者の方のお言葉は非常に貴重である。この本の中には私が敬愛をさせていただいている志賀淑雄少尉・菅野直大尉・源田実大佐のエピソードも書かれており、とても良かった。CG画像も載っているため、非常にわかりやすい。

  • 「本田稔空戦記」をコンパクトにした感じ。そっちを読むのが先だったか…。

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著者プロフィール

東京農業大学農学部卒業。アジア航測株式会社勤務を経て、NPO法人環境市民で受託業務に従事。NPO法人とよなか市民環境会議アジェンダ21事務局長に就任し、ローカルアジェンダ21の推進組織の運営に従事。その後、京のアジェンダ21フォーラム事務局長に就任し、組織統合により、現在、公益財団法人京都市環境保全活動推進協会企画広報室長。

「2023年 『SDGs時代に知っておくべき環境問題入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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