- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575306262
感想・レビュー・書評
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ああっ!本棚探偵の新作が出てる! 新刊案内で見つけて思わず声が出た。税込みで3024円かあ。つい最近「山口晃大画面画集」4104円を買ったばかりなのよ。これは一年以上買うかどうか迷ったあげく、結局どうしても欲しくなってわざわざ消費税が上がってから購入。バカだ。でもいいの!すごーく楽しんでるから。本棚探偵も面白いのはわかってる。あの造本をいつまでも無視できないのもわかってる。これはもう買うしかないでしょ! 泣き笑いしつつポチッ。
これはラベンダー色っていうのかな、函や表紙の色合いが実に良い。ツルツルしていない手触りも懐かしい感じ。ああ、本っていいなあ。もううっとり。
で、その渋い美しさを持つ本の中味は、バカバカしくて、くだらなくて、ほんとにもう!なのだ。この内容をこういう作りの本に仕上げるところが、このシリーズの素晴らしさ。古本者の面々もすっかりおなじみになったが、相変わらず笑わせてくれる。
一人前の大人として自分で稼いだお金を、本当に好きなことのために使う。これぞ大人になる醍醐味だ。本棚探偵を読むといつもそう思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本や古本が好きで、かつミステリ好きなら楽しく読めちゃうエッセイ集。あのキクニだから、昔もよくマンガは良く読んでいた。これはシリーズ四作目になるけど、初期のころの古本業界に足を入れた直後のテンションの高さが、だいぶ落ち着いてしまっているのが、残念です。
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本を好きになるにも色んな形があるものだと、毎度の事ながら感心させられる。
ただ、年齢を経て本を収集する事から選別する事に徐々にシフトしている様子を読むと、自分自身にもいずれ身の回りの物を整理する時期が来るのかと思い少し寂しい気持ちにもなった。 -
シリーズ4作目。さらにパワーアップした印象。
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「蒐めた本は墓場まで持っていけない!」ある日そのことに気づいた著者が、厳選に厳選を重ねトランク一つ分に本を詰めたり、遂に私家版『暗黒館の殺人』の製作に着手したり……。本を愛してやまない本棚探偵シリーズ、待望の第4弾!
本書は、本棚探偵シリーズの一応の区切りであるという。さすがに初期(冒険や回想)の勢いは無いが、前作(生還)以上に面白かった。
かと言って、内容に進化がある訳ではない。どれも与太話ばかりであるが、愛書家心理をくすぐる内容となっており、興味(収集)の対象は異なっていても共感出来る点が多い。