デラックスじゃない

  • 双葉社
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レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575306903

感想・レビュー・書評

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  • 知っているようで知らなかったマツコのこれまでの歩みを、ざっとでも知ることができたのはよかった。
    帯文句の「どこまでも怠惰なのに、どこまでもストイックな日常」、そんなマツコの生き様に惹かれる。譲れないところはとことん譲れない、その姿勢が潔く、歯に衣着せぬ物言いのようでありながら裏側に愛情も感じるのだ。特に「電波芸者の意地」とサブタイトルのついた終章の「覚悟」は印象に残った。制約とギリギリのせめぎあい。「午後11時台こそ新ゴールデンタイム!」論。どうしてマツコがテレビという仕事を選んだかがよくわかる。マツコはワタシと同い年なのだが…うまく言えないけど、団塊ジュニア世代独特の矜持というのか、マツコの発する「意地」のようなものにものすごく共鳴するときがある。
    ファンというほどではないけど、気になる存在であることは間違いない。気がつくとマツコが出るテレビ番組はしっかりチェックしている日々。テレビだけでは知り得ないマツコの本音が垣間見える書籍の方も、やっぱり定期的にチェックしたいなと思う。

  • 雑誌『EX大衆』の連載と既刊の『続・世迷いごと』に加筆・訂正を加えてまとめたもの。

    突飛な存在にも思われるけど、言ってることは至極まともなこと、正論が非常に多い。概ね的を射たことを言ってるからこそ初めはキワモノ的な存在としてTVで見ていただけの視聴者も受け入れていったのだと思う。
    ただ単に的を射たことを言っていても、それが嫌味に聞こえたり、「お前が言うな。笑」と嫌われていくタレントだって大勢いる。その中で見落とせないのはマツコが「男でも女でもない」という存在だということ。まあその他にも沢山の要素はあるのだろうけれど。
    本書で何より驚くのはマツコが非常に客観的・俯瞰的にそういった芸能界での自分の存在を分析しているということ。
    他にもマツコが紅白だとかモーニング娘。、AKBやらについて自分の考えを語っていてサラッと読めるけど中々に読み応えがあった。

    普段よほど好きでなければこういったいわゆるタレント本に1000円以上お金を落とすのは躊躇うけれど、損はしなかった。

  • マツコデラックスさんのエッセイ。
    前半がマツコさんの少し捻くれた心情が現れていたりして楽しめました。
    アイドル論も好き。
    後半になると、自分の生まれる時前の話になりよく分からなくなる部分もあった。修行不足。

  • マツコデラックスさんの独り言。共感できるところあり、ハテナ❓と思うところあり。確かに頭の良い方と思う。

  • 書き下ろしじゃなく、語り下ろしということもあってエッセイのようでいてマツコさんのトーク集みたい。
    前半は面白おかしくよんでいたけど
    ネットや2チャンネルの内容になると自分の意見というものをしっかりと持っている人なんだとすごく伝わってきた。自分の物差しや信念みたいなものがぶれないからこそはっきりとした物言いができるのかも。

  • マツコ・デラックスが作られた過程を知るのに面白い。

    自他ともに認めるモラリストの彼(彼女?)
    世の中をぶったぎっている人というイメージがみごとに裏切られる。

    TVに出続けるために、心にもない毒を吐き続けていたことを反省し、自分の言葉を受け止めてくれる人に、真摯にむきあう姿が好感が持てる。

    女装という制服をまとってお仕事をしていることや、「妖しくて下品」としてすぐにTVから消されるであろうと覚悟していたことなどを、話すように書く。

    エッセイを書く人が多分に内省的なのに対し、マツコ・デラックスは、あんまり屈託を感じさせない。

    休みの日は一歩も外に出たくなっくて、自堕落な食生活で生きているけれど、「まあ、それでいいんじゃない」というスタンス。

    しかし、仕事には真面目人間だってわかる。
    TVや舞台に出る人、そこに関わる人がどれだけ熱量をもってやっているかが、ステージに現れるって言っている。

    人は見た目が9割とは言うものの、彼に限ってはそうとも言えないのかな。

  • エッセイというか、語り下し。
    話を聞かせてもらっている感じで読める。
    TVで引っ張りだこのマツコさん。
    毒舌のようにみえるけど、やっぱりベースには良識がしっかりあるということがよくわかる。
    だから皆安心して見ていられるのだと思う。

  • マツコさんの価値観って感じの一冊。

    私がエッセイに求めるものはどちらかと言えば、価値観の垂れ流しより、それまでどんな人生だったのか、の方で。

    そう言う意味で、今までどんな生活だったのかを知りたければ、「アタシがマツコ・デラックス!」の方がおすすめかも。

    「いや、それは違うだろう」と思うことも。
    だから読んでいて不快に感じる部分も。
    そもそもスタンスが違うもの同士を比べていたり。
    でも説得力はありそう(笑)
    んー、なんかふわっとした一冊だったな。

  • マツコさんのテレビで活躍し始めてからの周囲に作られていった立ち位置と自分自身の中身との温度差に

  • ※これを書いてるアタシは女なんだけど、今回は調子に乗ってオネエ言葉でレビュー書いてみちゃうわ。

     これから「好きなタレントは誰ですか?」って聞かれたら、「マツコさん!」と答えることにするわ。あたし、マツコさん好き。好きなのは前からだけど、この本を読んだら好きな理由がしっくりきたわ。
     あの方、ただ身体が大きくてずっしりしているだけじゃないの。心の据え方みたいなところがずっしりなのよね。でも自信にみなぎってなんかなくて、むしろその逆。もっとずっと弱い自分というのを自覚しているの。自分の立ち位置を相当客観的に把握してるのね。だからブレない。全然ブレない。考え方にも発言にも一貫性があるから好感もてるのよね。普段はテレビで拝見するばかりだったけれど、今回彼女(ん?彼なのかしら?)の本業である執筆作品からその人柄を拝見できてよかったわ。
     印象に残った箇所はたくさんあるけど、やはり終始感じたのはマツコさんの正直さね。すごく誠実な人よ、マツコさんって。テレビに出ることを「魂を売る」って表現してるくらいだもの、いろんなものの怖さ、そして限界を理解してる。弱い自分だから見栄を張っちゃうこともある。ものすごく人間らしいことよね、それって。でも包み隠さず認めて受け入れるのって、けっこう難しい。でもマツコさんはそういうところも嘘つかないのよね。本音で生きて闘ってるの。あちこちから引っ張りだこなのも十分納得。なんかあたし、ずいぶん絶賛しちゃってるけど、けしてこれは大げさなんかじゃないわ。読めばわかるわよ、あなたも!

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