カカ・ムラド~ナカムラのおじさん

  • 双葉社
3.90
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本棚登録 : 330
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575315912

作品紹介・あらすじ

2019 年12 月4日、中村哲医師は支援先のアフガニスタンで、銃で撃たれて亡くなりました。 この本は、中村さんに助けてもらったことを後世に語り継ぐために、アフガニスタンで出版された2冊の絵本、『カカ・ムラド ~ナカムラのおじさん』と『カカ・ムラドと魔法の小箱』に解説を加えてまとめたものです。
『カカ・ムラド~ナカムラのおじさん』は、中村さんがアフガニスタンで行ってきたこと、事実をもとに描かれた創作です。『カカ・ムラドと魔法の小箱』は、作者のイメージする中村さんが登場するファンタジーです。 診療所を建てて病気を治したり、日照りが続いて乾いてしまった土地に水をひいて緑に変えたり――。
中村哲さんの志を受け取ったアフガニスタンの人々の思い、またアフガニスタンに寄せられた日本からの思い、2つの思いがひとつの形になった1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 中村哲先生についての書籍がもう1冊図書館にあったので。

    自分のカテゴリ「絵本」には入れなかった。
    解説や「おわりに」もとても大事。

  • アフガニスタンの平和のために生涯かけて尽力された中村哲さんの功績を伝えるために作られた絵本。
    日本のNGOとアフガニスタン人の留学生の方が共同で企画して現地で刊行された絵本2話を逆輸入のような形で翻訳されてます。
    アフガニスタンでは絵本という土壌がまだ乏しいようです。
    中村哲さんが作った用水路で死の谷が緑の大地で潤ったように、未来の子供達の教育もまた潤ってくれたらとの想いを感じます。
    絵も綺麗でとても読みやすかったです。偉人の伝記という感じです。
    偉人の伝記って教科書に出てくるような歴史上の人物ってイメージですが、同じ時代を生き、テレビで見たことがある人が後世に語り継がれていくというのがなんだか不思議です。
    私の子供達にはまだ難しい内容ですが、いつでも手にとれるようにナカムラのおじさんには本棚で待っていてもらいます。

  • 偉大な方が殺された
    中村哲医師
    支援先のアフガニスタンで
    大使が「天使」と称える

    その人となりや業績を後世に伝えるために
    現地で描かれた絵本

    いろんな協力者がいるけれど
    引っ張って行かれた中村さんはなんてすごい方だろう

    さだまさしさんの翻訳

    どうかどうか支援の灯が消えませんように
    分断の世界 人の心が気がかりです
    コロナのせい?
    そうではないでしょう

    ≪ 夢に見た 緑の大地 砂漠にも ≫

  • さだまさしさんがコメントで追悼「一隅を照らす」中村哲医師|株式会社双葉社のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000213.000014531.html

    株式会社双葉社|カカ・ムラド ~ナカムラのおじさん|ISBN:978-4-575-31591-2
    https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-31591-2.html

  • 学生時代から憧れていた中村さん
    ほんとうのやさしさ と 知恵 をだいじに
    コロナ禍に働く医療職として
    わたしにできることを しよう
    と 改めて思わせてくれた すてきな絵本でした

    息子と一緒に読めた☺️

  • 第71回アワヒニビブリオバトル、第六回ビブリオバトル全国大会inいこま予選会で発表された本です。
    2020.12.26

  • ニュースで、なくなったことはみたが、こんなすごい人だったとは!あらためて、皆さんにも知ってもらえたら!

  •  中村哲さん。この本のもとになったのは、アフガニスタンの言葉の1つダリ語で書かれた2冊の絵本。

  • 2021/05/06 更新

  •  2019年12月 アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師。
    日本のように絵本が根付いていないアフガニスタンで、彼の功績を後世に伝えるために出版された2冊の絵本の日本語訳版です。
    彼の好きだった言葉「一隅を照らす」。自分のいる場所で、自分のできることを精一杯やろうと思える1冊。


    [NDC]333.8
    [情報入手先]
    [テーマ]令和3年度第1回美作地区司書部会/フリーテーマ

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著者プロフィール

アフガニスタンの NGO。2016 年、日本に留学していた代表のザビ・マハディが滞在中に設立。「ガフワラ」は現地の公用語のひとつダリ語で「ゆりかご」を意味する。日本の絵本や児童書にふれ、自国の子どもたちの情操教育のためには良質な絵本が必要だと感じ、帰国後、本格的に活動をスタートさせる。これまで、オリジナルの絵本の制作や海外作品の翻訳を多数手がけ、学校などの施設に広く配布している。

「2020年 『カカ・ムラド~ナカムラのおじさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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