夜明けの図書館 (ジュールコミックス)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 1348
レビュー : 202
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575334623

感想・レビュー・書評

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  • 心が温まります

    夜明けの図書館シリーズの1作目 
    2011.10発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
    記憶の町・わたしの町、父の恋文、虹色のひかり、今も昔もの4話。

    マンガで図書館の仕事を紹介する本です。
    そして新人の司書・葵ひなこが、4つのレファレンスで来館者の心を温めます。

    【記憶の町、わたしの町】
    暁月市立図書館に採用された司書・葵ひなこが、80年前の市内にあった郵便局の写真を探している老人を助けて悪戦苦闘ののちに探し出すお話しです。老人は、昔親切にしてくれた郵便局員の人が夢に出て来て、どうしてもその思い出の郵便局を見たくて図書館にきました。

    【父の恋文】
    父は、60才の還暦の時に、一人娘の私を生んで35年後に亡くなりました。片付けをしていたら父のくずし字で書いた手紙が出て来ます。葵は、くずし字を読むために、くずし字の本を借りに図書館にきた娘の力になって、その手紙が、娘に宛てた恋文で有る事を解読します。

    【虹色のひかり】
    小学生が歩いていると自分の影が光る事を学校で話すと、嘘つきと呼ばれそれを証明するために図書館にきます。庶務の大野は、小学生の話から「ブロッケン現象」で有ることを突き止め、その現象が出る方法を書いた本を探します。学校で、実験をして小学生はとても喜びます。

    【今も昔も】
    恋をした女性が、恋人に素直に想いを伝えるべきか悩んで、図書館にきます。その女性は、昔の都市伝説を探しています。葵は、助けながら女性の心に寄り添って、昔の記述を探していきます。女性は、葵の助言で勇気をもって彼に想いを素直に伝えて良かったです。

    【読後】
    4つの話それぞれに、読後感が良く、ほっこりします。特に「父の恋文」が、良かったです。そして図書館業務の中でレファレンス業務が如何に来館者を勇気づけるかを、マンガで分かりやすく書いたものです。
    私は、本はほとんど図書館で借りますが、レファレンスは、一度も利用したことがありませんでした。今度利用してみてもと思いました。
    次作を読むのが楽しみです。
    埜納タオさんの本を読むのは初めてです。

    【初出】
    「JOURすてきな主婦たち」に、第1話「記憶の町、わたしの町」は、2010年10月号。第2話「父の恋文」は、2011年3月号。第3話「虹色のひかり」は、2011年7月号。第4話「今も昔も」は、2011年9月号に掲載したものです。

    【JOURすてきな主婦たち】
    『JOURすてきな主婦たち』(ジュール すてきなしゅふたち)は、双葉社が発行する日本の女性向け月刊漫画雑誌。1985年、『Jour(ジュール)』として創刊。2000年、『Jourすてきな主婦たち』に誌名を変更。発売日は発行月の前月2日。
    読者層は出版社の広告向け資料によれば2008年の時点で25歳以上の読者が9割近くを占めており、当時の当雑誌は「25歳以上の既婚女性」向けを謳っていた。2011年の時点では31歳以上の読者が9割近くを占めるようになっており、当雑誌は「30歳以上の既婚女性」向けを謳うようになっている。
    ←Wikipedia
    2021.03.23読了

  • レファレンスって言葉
    知ってますか?

    昔読んだ本をもう一度読みたい、
    あるテーマについて詳しく知りたいなどの、

    利用者の
    ”知りたい”を調査・お手伝いする仕事を
    「レファレンス・サービス」と呼び、
    図書館において
    重要な業務となっています。


    自分も図書館が好きで
    よくうろうろしてるけど、
    こういうサービスがあることを認識してなかったので
    かなり勉強になったし、
    興味深かったです。


    何十年も昔の
    郵便局の写真を探す依頼であったり、
    父親の恋文のくずし字を解読する依頼であったり、

    新人司書のひなこが、
    老若男女様々な年代の利用者から
    日々受ける質問は多種多様で、
    迷宮入りしそうな難問ばかり。


    そんな依頼に悪戦苦闘しながらも、
    利用者の悩みや願いを汲み取り
    成長していく主人公ひなこが
    なんとも健気で、
    知らず知らずのうちに応援している自分に気づきます☆


    そして市役所から転属してきた
    ひなこの同僚の「大野」の目を通して、
    今の図書館への問題提起も同時に描いています。


    ただ漠然と
    図書館で働けるなんていいなぁ〜って
    憧れてた時期もあったけど、

    本が好きなだけじゃなく
    人が好きで
    なおかつ体力がないと務まらない職業だということが分かったし、

    図書館員さんの苦労や喜び、
    図書館に関するすべてのリアルを
    分かりやすく教えてくれます。



    本が教えてくれる
    「知る歓び」。

    人は知ることによって
    その都度その都度、
    新しい自分に生まれ変われるし、

    開くだけでどこへでも連れて行ってくれる
    本の魅力は尽きない。


    速さだけを求めるなら、
    断然ネットの方が速い(笑)

    でも本当は、
    本も音楽も、
    自分で「探すこと」
    「見つけだすこと」が
    いちばんの醍醐味なんですよね。

    苦労して見つけた情報だからこそ
    それは記憶に残るし
    自分を作る身となりえる。


    その逆に
    読んでもどうせ忘れてしまうのに
    人はそれでも本を読みます。

    忘れてしまうからこそ
    同じ本を何度でも読む楽しみがあって(笑)、

    忘れることを前提として
    何度でも読めるのがまた、
    本の醍醐味でもあるんですよね。


    人と本を繋げていく
    司書の仕事に興味がある人、

    本や図書館が好きな人なら、
    無条件に楽しめる内容の漫画だと思います♪

  • 主人公は新米司書の葵さん。
    念願かなって図書館に勤め出したばかり。
    そんな彼女が利用者からのレファレンスに応えつつ
    自分も少しずつ成長していく物語。
    プラス「本庁」組の職員・大野さんの
    図書館もまぁいい職場かな…になるまでの物語つき。

    職業病で、つい読みながら
    葵さんと一緒にレファレンスしたり(^◇^;)
    ダンスのステップ…社交ダンスか…とか
    影が光る…理科だよなぁ…とか。
    こういうと語弊があるけど
    レファレンスってほんと連想ゲームに近くって
    意外なところにヒントが転がっているから
    あなどれないんですよねぇ。

    さいわい彼女は、すべてを解決できて良かったわ♪
    実際はどうしてもわかんないことも多いから…。
    でも、やっぱり好きな仕事なので
    いい感じに描いてくれて嬉しかったです。

  • レファレンスサービス。図書館の種類によってかなり違ってくる。でも基本は、「利用者が自分で資料を探し出して疑問を解決する」ものだと習う。本書では、自分で探し当てる喜びを味わえてない利用者が多いなと思った。司書が主役な漫画だから仕方ないんだけどさ。
    何はともあれ、図書館が舞台の漫画、良い。

  • よく図書館について描かれている!!「図書館の主」もそうだけど、こっちはより身近? 

  • 新米司書による奮闘記・第1巻。主にレファレンス業務に焦点を当て、利用者からの本に関する疑問や質問を館内のどんな資料を用いてどうゆう経緯で解決まで導くかを描いている。

    PCや携帯を使って簡単にものが調べられる現代に、様々なアプローチでより正確な情報を導きだす司書はまさに専門職。そんな仕事の現場を垣間見ることができて興味深かった。
    主人公が今後どんな難問に立ち向かい、解決し、どう成長していくのか楽しみ。

  • 仕事場で知り合いの方にぜひ読んでみてと借りた本です。

    すすめてくれた人はあまり漫画読まないような人なので、珍しいと思いながら読みました。

    そう言えば、図書館の業務を詳しく書いている漫画は読んだことがありませんでした。
    この本がきっかけで図書館のことを書いた漫画を探すようになりました。

    図書館で働いている私には、とても勉強になるのですすめてくれた方に感謝です(^ー^)

  • 図書館のマンガが色々。。。どれが面白いかな?
    2012年2月7日現在 レビュー48

    双葉社のPR
    http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-33462-3.html?c=20499&o=date&type=t&word=ヨアケノトショカン

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      > chiminluvtysさん
      ありがとうございます。
      今のところ、次の順番で読む予定なんです。芳崎せいむ「金魚屋古書店出納帳」、玉川重機...
      > chiminluvtysさん
      ありがとうございます。
      今のところ、次の順番で読む予定なんです。芳崎せいむ「金魚屋古書店出納帳」、玉川重機「草子ブックガイド」。
      その次はコレにしおうかな。。。
      2012/05/17
    • hinasayoさん
      図書館の漫画、面白そうですね!
      読んでみたくなります。
      やっぱり本好きとして、将来図書館で働いてみたいなあ、なんてよく思うので。
      図書館の漫画、面白そうですね!
      読んでみたくなります。
      やっぱり本好きとして、将来図書館で働いてみたいなあ、なんてよく思うので。
      2012/06/04
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      > hinasayoさん
      「将来図書館で働いてみたい」
      私もノンビリ本を眺めて過ごしたいと思い(怒られそう)、司書課程履修しましたが、、、紆...
      > hinasayoさん
      「将来図書館で働いてみたい」
      私もノンビリ本を眺めて過ごしたいと思い(怒られそう)、司書課程履修しましたが、、、紆余曲折を経て本の端っこに、しがみついて仕事しています。
      hinasayoさんも本好きが活かせる職場で働けると良いですね。。。
      2012/06/05
  • 図書館を舞台にしたほのぼのマンガ。
    レファレンスを知ってる人って一般の人で何割くらいなのだろう。
    そして、本の場所聞くだけじゃないリファレンスを実際利用してる人ってどのくらい?
    と公共じゃないけど、図書館関係者として、本筋じゃないところが気になってしまう。
    新卒の女の子が業務に意気込んでるのがほほえましくて、そして、私の職場にもよく似た新卒の女の子がいるので、かなり感情移入して読んでしままった。
    図書館関係じゃない人が読むと面白いのかどうか、あんまりにも自分にひきつけて読んでしまったので、よくわからないわー。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「本筋じゃないところが気になってしまう。」
      現場の方の読み方なんですね。。。最近?図書館や本に纏わるマンガとか結構出ていて、どれから読もうか...
      「本筋じゃないところが気になってしまう。」
      現場の方の読み方なんですね。。。最近?図書館や本に纏わるマンガとか結構出ていて、どれから読もうか思案中です。。。
      2012/03/08
    • どんぐりさん
      nyancomaruさん
      コメントありがとうございます。
      図書館関係者です(笑)
      私も最近、図書館本やマンガいっぱい出てるので、気にな...
      nyancomaruさん
      コメントありがとうございます。
      図書館関係者です(笑)
      私も最近、図書館本やマンガいっぱい出てるので、気になって読むのですが、ほんとに図書館で働いてた?と思うほど、よく内情を描いている本もあって、びっくりします。(が、そういう本が面白いとも限らないけど・・・)
      鞄図書館が不思議なファンタジーで結構好きでした。
      2012/03/12
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「鞄図書館が不思議なファンタジーで」
      ご紹介有難うございます。チェックしとかなきゃ(とは言え、私が使ってる図書館は最近のマンガをあまり置いて...
      「鞄図書館が不思議なファンタジーで」
      ご紹介有難うございます。チェックしとかなきゃ(とは言え、私が使ってる図書館は最近のマンガをあまり置いてないので、読むのがいつになるか。。。)
      2012/03/13
  • 主人公の新米司書(25)と自分を重ねて読みました。図書館戦争のアニメで全話泣いたことからも分かるように、わたしは図書館を舞台にした作品にめっぽう弱く、この作品でも涙腺崩壊しました。昔から図書館はわたしの大好きな場所。だから来館される方にも好きになってもらいたいのです。一人でも多くの図書館ファンを増やすべく!あわよくば、ここの図書館は司書さんが良いからまた来よう、と思ってもらうべく!主人公と共に日々精進します。

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