これはゆがんだ食レポです

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  • 双葉社 (2024年12月26日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (152ページ) / ISBN・EAN: 9784575440744

作品紹介・あらすじ

過食嘔吐を繰り返す摂食障害を20年近く患う中での「食」への思い、また、毎日焼酎を1リットル以上飲み続けた末、連載中に「アルコール性急性膵炎」のため緊急入院し断酒に至るまでの経緯も描いたエッセイコミック。大ヒット作『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』の著者の最新作。

みんなの感想まとめ

過食嘔吐やアルコール依存をテーマにしたこのエッセイコミックは、著者の独自の視点から「食」の複雑な感情を描き出しています。作品を通じて、著者は食べることへの罪悪感や楽しさ、そしてそれに伴う葛藤を率直に表...

感想・レビュー・書評

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  • 正直これは常人が見るものではないなと思った。
    過食嘔吐の世界の見え方がごくごく普通に展開しているので、その世界がわからない人間はドン引きしかしないだろう。
    まさに歪みきった食レポだった。
    いやそこで食レポとか言うかと。
    こう言うところから覗く作家性が残っていなければ無理だったかも。

    酒を飲んだときの話はああこの感覚は大事かもなと思ったが。
    酒に限らずなんでもそうだけど、我慢している状態で永久には耐えられないから。
    どっかで決壊する。
    それが小事ですんだなら何より。
    嘘じゃなければいいけど。

  • 摂食障害で、過食嘔吐の症状がずっとある永田カビさんのコミックエッセイ。
    正直読み始めた時は「吐く前提で食べることを楽しそう(に見えるよう)に描くのってどうなのか、食べ物がもったいない、どうにかならないのか」という規範観念がまだ自分の中にあった。
    が、最後の方で、著者永田さんがかつて「食べる資格がないのに食べているという罪悪感だけがある状態」だったところから、友人が食事を楽しんでいる姿を見て「食べることを楽しんでいいんだ」と気づき、それ以降、「吐いてしまうことは治らないけれど、食べることは楽しむ」というスタンスになれたという話があり、自分が思った「もったいない、どうにかならないのか」は、とっくの昔に当事者の永田さんが散々思って苦しめられてきたことなのだな、ということに気づいた。
    自分の行動を自分の意思でコントロールできるという幻想が未だ自分の中にあり、バイアスとして振りまいてしまう恐れは常にあるなと、反省。
    自分の意思でどうにもならないこととどうにか付き合いながら、他者と関わり合って生きていくことには、一面からだけでは捉えられないことがたくさんある。何度でも思い出していかないといけないなあ。
    ちなみに、食レポそのものは、美味しそうというよりは大変そうという感じ。でも、食べ物に執着できるということは、幸せなことなのだと思う。

  • 今日、本屋に行ったら「ぐわーー!!マンガ読みてぇ!!」となって買った、何度か紹介している永田カビさんの本です。

    なるほど!過食嘔吐と言っても人それぞれなんだな。と思いました。
    そして、第二話のお酒の話を読んだ時点で、私も飲みたくなって15時だというのに、コークハイを作ってしまいました。よかった、近所に磯丸○産がなくて。

    基本的に私は大ぐらいの大酒飲みなので、過食嘔吐となるととんでもない量になります。永田さんは、朝から飲んで、ちょっとおうちに帰ってまた飲んでしてますが、おつまみの量が少ない。そして、実家でちゃんとご飯を食べる模様。いやいや、大ぐらいがこれやったら、飲みに行った先でシメまで食べたうえで自宅でご飯食べるよ…と思ってしまいました。
    あと、吐きやすい物を考えて食べるのなるほどなぁと思いました。私過食嘔吐の頃は普通にツマミと酒かっ食らって「食べたい!」となって近所のセイコー○ートに走っていたので、底とかそういう概念がなくて。
    カレーの話につながるのですが、最近料理研究家のリュウジお兄さんの”ご飯に合うシチュー”を作ったんです。28センチ深型のフライパンいっぱいに(一人暮らしなのにどうしてその大きさのフライパンが…というのは別として)それが、永田さんと同じく止まらなかったのですよ。こちらは最初からご飯にかける前提でしたので、もう、悪あがきもせず最初からご飯とシチュー、そして不本意ながらもご飯をお代わりしてシチュー。そして、ゾーンに入って…エンドレスです。一食分に分けた冷凍のご飯玉が何個なくなったことか……。
    今までの永田さんの作品より、心をズタボロにされる割合は低いかと思いますが、それは食べ物が間に入っているから。と感じました。
    朝からお酒を出してくれる磯○水産、以前勤めていた飲食店の同系列チェーン店だったりします。

  • 吐かないくらいに甘いもの過食しちゃうことあるけど、ひたひたの炭水化物とか心当たりありすぎて怖かった

  • 個人的に食欲はそそられなかったけど、私も世間体の悪い食べ方で好きな物あるし、最後の方に載っていた、「治そうとはしてない」先生の過食嘔吐への向き合い方が、自分の人生で苦しい時の助けになりそうで、暗い部屋に灯火を貰ったような気分でした。世界に引き込んでくれるカビ先生の漫画、大好きです。

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著者プロフィール

大阪府在住の漫画家。著作に「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」「現実逃避してたらボロボロになった話」(イースト・プレス)、「一人交換日記1、2」(小学館)、「迷走戦士・永田カビ」(双葉社)がある。

「2022年 『膵臓がこわれたら、少し生きやすくなりました。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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