- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575508451
感想・レビュー・書評
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「ハードでなくては生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。」
フィリップマーロウに憧れて探偵に!
なかなか、ハードボイルドって言われても、そんな事件もないしね。
でも、その主義を貫き通しながらも、動物探しがメイン。
皮肉屋で、素直でなく、更に肉体的な強さなく、精神的にも…
でも、どこか憎めない主人公がええ感じ。
ほとんどの人が、自分の理想とする生き方と現実の生き方と折り合いをつけながら、日々過ごしてる…
だから、こんな情けなそうな主人公に、共感してしまうのかもしれん。
まぁ、私も毎日のように折り合いつけてる情けない派なんで、余計に(^_^;)
でも、この主人公は、まだ、探偵としてやってるだけ、理想に近づけてるのかもしれん。
私なんか、理想って何やったっけ?…って感じだし…(−_−;)
いつまでも、マーロウで頑張って〜!
動物探しで、終わってしまわず(小説にならんけど…)、どんでん返し付き殺人事件もあって、なかなかでした!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軽妙でくだらなくて、主人公はかっこいいとこが一つもないのに、それでもタフで優しいハードボイルドそのもの。
特に最後の文章は最高
気が滅入るときに読みたい本 -
探偵小説や推理小説とはひと味違った。
ハードボイルドに憧れる主人公と秘書の物語かな。
クスリと笑えハラハラしつつ、意外にも心温まる系。
とても良かった。 -
荻原浩を読むのは2作目。
前読んだ本はイマイチだったけど、この本は笑えるとか面白いとか聞いたので読んでみた。
後半からはちょっと面白くなってきたかな。
笑えるというのはクスッと笑える、みたいなことなんだろうけど、私にはあんまり合わない面白さだったかも。 -
ハードボイルド風の妄想探偵家。カッコ悪いのををカッコよく言い回すのは面白い。でも最初だけだったかな。少し飽きながらも読了。最後ちょっと切ないけど、、オススメはしないかな。
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ハードボイルドを気取る主人公に応募してきた
秘書は予想外の人物。
それで騙される探偵とは…という笑いがありますが
最後には、な状態でした。
が、これもまた気取り主人公なので
妙に共感もできず、読むのが付かれてきて終了。
最後だけ、ありそうな見栄、でしたが。 -
やはり荻原さんは凄かった。
激しく笑えて、少し泣ける。そんな小説。 -
登場人物が個性的
下心丸出しで美人従業員を
募集したけれど
雇う事になったのは…
クスッとする場面が多々…
危険な時でも
「おふざけが」笑
最後は
少し切なくなりました。
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とにかく笑わせて頂きました。読んでいて笑い、場面を想像してまた笑い…風呂場で思い出して笑い…
ラストは何となく予想できていたのでそれほど感動は有りませんでした。