- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575509083
感想・レビュー・書評
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雰囲気は好き。
おじさんが集まって伝説の話してるだけで大丈夫かと思ったけどちゃんと現実的なオチがついてよかったよかった…と思ったらやっぱりファンタジーだったのか…??
途中の文字の部分がめっちゃびっくりした。 -
恩田陸らしい非現実と現実が混じり合うような世界観で、薄い本ということもあり一気に読み終えた。
本の世界に入れる人にオススメ。 -
あの声はビビった。オチは残念。
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ミステリーとあったので読んでみたが、最初は冒険活劇かと思った。
途中から違和感が出て、ホラーになったか!と思いきやまさにミステリーでした。
作者の名前から夜のピクニックをイメージしていたため、良い意味で騙された感じである。
楽しめました。
また、シリーズものだとはじめて知った。
内容
アジアの西の果て、荒野に立つ直方体の白い建物。一度中に入ると、戻れない人間が数多くいるらしい。その「人間消失のルール」を解明すべくやってきた男たちは、何を知り得たのか? 人間離れした記憶力を持ち、精悍な面差しながら女言葉を繰り出す魅惑の凄腕ウイルスハンター・神原恵弥を生み出したシリーズ第一弾、新装版! -
ミステリー要素が強く、どうなるんだろう、どんなオチでくるんだろうというワクワク感は強かったけど、最後が少し弱くて残念。
恩田陸ワールドで情報量がとても多く、深い言葉も多かった。
大学の時に友達に薦められて読んで、20年ぶりの再読、親戚の家からの帰り道の電車で読んだなーとか当時のことも色々思い返してしまったな。
色褪せない本は再び手に取るし、その時にはこうして過去に戻らせてくれるのも本の良い一面。 -
ミステリと幻想のあわいに放り込まれたような、答えのない問いを解かされる迷路小説。
20年経っても問題提起が古びないところは、恩田さんの感度の良さを実感する。
必読ではないけれど、物語同士の行間を埋めてくれるような作品だと思った。 -
異国の荒野に立つ矩形の白い遺跡、通称『豆腐』。
そこでは昔から何度も人間が消えていた。
“存在しない場所”“有り得ぬ場所”と呼ばれ、現地の人間さえ近づかないこの場所で4人の男たちは人間消失の謎に挑む。
再読なのに内容をすっかり忘れていたので楽しめた。
面白かった。途中から真相に近づく手ごたえと同時に感じる緊迫感と恐怖感。一人で読んでいて思わず周りを見回してしまうほどだった。すっかり飲み込まれてしまってた。読み終わって満足した今でも、登場人物や遺跡に対して残る底知れない不安感。でも嫌な感じがしない恩田作品独特の余韻。
次の『クレオパトラの夢』読まなきゃ。
只今、「クレオパトラの夢」を読書中
只今、「クレオパトラの夢」を読書中