誘拐ラプソディー (双葉文庫 お 23-2)

著者 :
  • 双葉社
3.59
  • (155)
  • (326)
  • (414)
  • (55)
  • (9)
本棚登録 : 2448
感想 : 258
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575509700

作品紹介・あらすじ

伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう-。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか?たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おもしろかった 主人公に魅力があると
    最後は助かって〜と思っちゃうよね 伝助君魅力的
    読み終わった後即映画見た 随分前のだけど
    やっぱ文章には敵わないね 小説の方がはるかによかったよ

  • 伝助と秀吉
    仲良く過ごして楽しそうでうらやまーー

  • 2021.2/18〜3/18

  • 子ども目線の誘拐物語
    犯罪のなのに暗い雰囲気がまったくない作品
    こういう作品もいいもんです

  • 荻原浩といえば、「あの日にドライブ」「僕たちの戦争」「ハードボイルドエッグ」「明日の記憶」なんかを読んでいますが、まあ好きな作家の範疇。
    それだけに期待しちゃうんだけど、この「誘拐ラプソディー」はちょっと残念な部類かなぁ。

    私が嫌いなストーリー展開が一場面有りました。
    サスペンス物に、誰と誰がそっくりで間違えたとか、奇術、魔術で問題解決したとか。
    そういう展開は、ストーリーを練る段階の作家の逃げだと思うんだよねぇ。
    あり得ない事象で解決できたら、どんな問題だって問題にならないじゃん。

    最初からSFだったら良いのよ。タイムスリップとかね。
    でも、そのストーリーの中で許して良い範疇を明確にしておかないとハラハラドキドキ感、緊張感が薄れちゃうよね。
    なんでも有りはダメだと思うわけ。

    今回は、中国マフィアのボスが、死んだ息子が誘拐犯と似ていたから絶体絶命の場面で逃がしたという場面がある。
    そんな偶然、ありえねぇだろ!
    って思っちゃうんだよねぇ。

    さて、この本、いつ買ったんだっけ?と本棚の隅に追いやられていたんだけど、これ、映画になってたんですね。
    ぜんぜん知りませんでした。

    今、テレビじゃヤマト、ヤマトっていい加減にしろ!と言いたいぐらい宣伝攻勢をかける映画が有るけど、まったく宣伝されない映画も沢山ある。
    そっちの方が多いんだろうけど、この映画もほとんどTVCMとか無かったんじゃない?
    まあ、映画情報については私はまったく疎いんだけど、知らないで埋もれてしまってる名作が沢山あるんだろうなぁ。
    この映画が良いかどうかはまったくわからないけど。

    それにしても哀川翔がヤクザ役をやると、とたんにVシネマの臭いがするよね。
    Vシネマって見たことないけど、そういう個性というか自分の場所というか、役柄を持ってる役者ってのは、凄い事だなぁと思います。

  • グダグダな誘拐劇。コミカルな誘拐劇と言った方がいい。
    この人の書く人物は「中途半端」が多い。大成功している訳でなく、かといって不幸のドン底にいるわけでもない。だからこそ、登場人物に感情移入して読めるのだけど。

  • とても面白かったです
    ついてない男伊達秀吉が誘拐したのはやくざの組長の息子伝助。
    伝助がかわいいし伝助に情が移っていく秀吉も面白い。
    チェリーちゃんの淡い恋心もよかったです。

  • 娯楽作品として楽しめた。
    完全に詰んでると思われた主人公は、実は超ラッキーを積み重ねてた。
    いい意味で予定調和。
    裏切らない作品でよかった。

  • 記録

  • 読んできた荻原作品の中で1番好み。
    伝助かわいい。

全258件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原浩の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×