父と子の旅路 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 130
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575510195

作品紹介・あらすじ

「君には難問だが、逃げずに立ち向かうんだ」弁護士の浅利祐介は所長の沢田からそう告げられた。その難問とは、祐介の両親を惨殺した死刑囚の再審を担当するという酷いものだった。その死刑囚は唯一生き残った祐介の行く末をことのほか案じていたという。それがなにを意味するのか。驚倒の事実が…。

感想・レビュー・書評

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  • 会社の先輩に勧められて読みました。
    その時のアドバイスが、通勤電車で読んじゃだめよ。
    、、、その通りでした。
    途中から、まさか?と思いましたが、まさかは、本当で。
    ラストは、泣けてきました。
    いいお話。久々にいいお話。

  • 「家族の旅路」
    フジテレビ系、土曜23:40~
    放送開始日:2018年2月3日
    キャスト:滝沢秀明、遠藤憲一、片岡鶴太郎、谷村美月、横山めぐみ
    http://tokai-tv.com/kazokunotabiji/

  • まずは表紙の絵の感じがいい。
    本買うとき表紙の佇まいも影響するよね。

    「父と息子」を唱題にするも始まりの章は「母と娘」。
    本の中で「自由奔放」な母と書かれてるけど、
    どちらかというと只未熟な、無責任な女性。身勝手。
    こういう人いるよね、男女問わず。ぷんぷん。

    で、置き去りにされた嬰児と夫の暮らし。
    片親のみで暮らす「生活」は、その只一つが
    「男手」であれ「女手」であれ、労多い。
    家出てったほうが「母」の場合の方が批判多いのは、いつになっても変わらんな。
    そろそろ「母性」崇拝は控えたし。
    子を育てることは人間対人間の付き合いだから、性差は
    関係無いよね。どちらかというと人間性と理性。
    どっちにしろ捨てられた方はたまったもんじゃ無いわ。
    子供が一番辛い。

    冤罪や死刑制度に対しても考えさせられる一冊。
    どちらも「咎無くて死す」人を思えば一目瞭然なんだが。
    集団社会で真実を見出すのは難しいのかな。

    この本の場合、実際の行動の推理や「誰」が「何故」と
    いう事件の流れよりも、関わる登場人物すべての人の
    心情や人情などを感じながら読み進む感じかな。
    思わず目頭発熱、涙腺全開、限界突破〜うおぉ。
    心温まるのでは無く、少し縹渺とした風景を見る。
    読ませられる一冊。深く濃い、苦いコーヒーみたいな。
    でもちょっとだけまろやか。美味いです。

  • 父の息子に対する愛情、自分の命を懸けてでも守り抜いた息子の人生。自分が癌を患って死の淵にあるとき、父親は自分の人生を幼い息子のために捧げた。設定は小説なので非現実的なことはあるかもしれない。けれどもその設定の中で登場人物それぞれの人生がある…。最後まで展開を追って読めました。

  • 心打つ物語――。小杉さんは人間の内面を描くの上手いな~。

  • 悲しみと同じくらいの喜びがある
    苦しみが大きい分
    大きな喜びも待っている

  • 『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』
    フジテレビ/毎週土曜放送
    2018年2月3日から

  • クソ母親のせいで誠実だった父親の半生が拘置所暮らしになった話。末期癌になった母親は最後の最後で人生を悔いるが、それまでにどれだけの人達を苦しめた事か。子供は親を選べないんだから。

  • 一家殺人事件の唯一の生き残りである祐介は成人し弁護士となる。親殺しの死刑囚の再審を担当して欲しいという依頼は、死期が近付いた死刑囚の元妻の娘からだった…。人のドロドロでもなく美談でない話を美談として描こうという無理を感じないでもないがドラマ、映画でみたら画になるだろうなぁと。今年前半に二度目のドラマ化をしたらしい。

  • 優しく慈愛に満ちたお話。
    でも、途中でスジがわかっちゃいます!
    どう結末するのか?という思いで読了

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著者プロフィール

小杉 健治(こすぎ けんじ)
1947年、東京生まれ。東京都立葛飾野高等学校、コンピュータ専門学校卒業を経て、プログラマーとして18年間勤務。1983年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、1987年『絆』で日本推理作家協会賞、1990年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。
社会派推理小説や、時代小説で活躍。著書に矢尋・知坂刑事シリーズ、「風烈廻り与力・青柳剣一郎」シリーズ、「三人佐平次捕物帳」シリーズ、「栄次郎江戸暦」シリーズ他、『父からの手紙』『残り火』『曳かれ者』などがある。
1993~1994年、日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門の選考委員を務めていた。

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