真相 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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レビュー : 275
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575511000

感想・レビュー・書評

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  • 5つの短編集。
    息子を殺された男が、犯人の自供によって知る息子の別の顔「真相」他。
    家族であっても、見せている顔とは別の一面があり、自分はどうだろうと考えてしまった。

  • 普通に生活していても、実は…。という事は多い。それが事件絡みだとその内容もさらに重かったり暗かったりするのだろう。

    どの短編の真相も暗く重かった。
    「18番ホール」の焦燥感や最後のオチ?はさすが横山秀夫さん。最後までハラハラした。

  • 横山秀夫さんは期待を裏切らないですね。人間が追い込まれて壊れていく姿が、まざまざと描かれていて怖かった。

  • 短編集。それぞれ面白いです。
    横山さんの入門編として良いと思います。

  • 18番ホールが人間の弱さ醜さが出ていて良かった。犯罪を犯したものが、のうのうと生きているのではなく、罪の意識を絶えず持ちながら、そして最終的には墓穴を掘る。世の中、そういう風にできていてほしい

  • ある事件を一方向から見た場合と、その事件の真相は大きく異なることがある。5つの短編全て良かった。

  • この短編集はどの話も後味悪いが、次の展開が非常に気になり、一気読みしてしまう話ばかりだった。どの話も甲乙つけがたく面白い。

  • 一つ一つのストーリーが濃い。じっくり丁寧に作られた料理を味わうがごとき楽しさ。救いのない話もあるが、リストラされた男性の話は最後に希望が感じられてよかった。作者はリストラされた経験があるのだろうか?経験者でないと分からない苦悩をしっかり表現していて、もし経験がないとしたらすごい想像力だと思う。

  • 収録作品
    真相/18番ホール/不眠/花輪の海/他人の家

    *****

    今回の『真相』は警察小説、ではない。
    重いお話が多いのだけれど、後味が悪くないところがお気に入り。
    全ての物語にドラマがあり、更なる謎や登場人物の思惑が浮き彫りになっていく様に引きずり込まれていく。

    『真相』で先ずじんわりと涙し、『18番ホール』、『不眠』でハラハラドキドキし、『花輪の海』でひんやり、じんわりし、『他人の家』でまた息を呑む。

    『花輪の海』は前半、読んでいて痛々しい描写があったものの、ラストまで読み、収録作品の中で一番好きになった。
    青空を駆けるメール…ここが好き。

    横山さんの作品は全てのお話に”救い”があるわけではなく、”光”に到達しないままに物語が終わることもある。
    でも、読後感は悪くない。
    物語が進むにつれて力が入り、終わるとようやく緩む感じがする。
    ちょっぴり間は空けたいけれど、また近い内に読みたい作家さん。

  • 短編だが内容はどれも濃密。救われない内容の中にほんの一滴の希望が灯るようなエピソード。ストーリーもさることながら先をからが気になる展開の上手さ、表現力に感嘆する。
    自分ではどうにもならない不遇にも正しい行いで道を開く人生の生き方を迂遠に諭す作者の想いを感じる。

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著者プロフィール

国際商科大学商学部卒業。1979年上毛新聞社に入社。1991年、『ルパンの消息』が第9回サントリーミステリー大賞佳作を受賞。1998年、『陰の季節』で第5回松本清張賞を受賞、小説家デビュー。代表作に『半落ち』『クライマーズ・ハイ』『64』などがある。

「2015年 『漫画でよめる! 語り継がれる戦争の記憶 戦火の約束』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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