真相 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 2269
レビュー : 264
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575511000

感想・レビュー・書評

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  • 横山秀夫さんは期待を裏切らないですね。人間が追い込まれて壊れていく姿が、まざまざと描かれていて怖かった。

  • 18番ホールが人間の弱さ醜さが出ていて良かった。犯罪を犯したものが、のうのうと生きているのではなく、罪の意識を絶えず持ちながら、そして最終的には墓穴を掘る。世の中、そういう風にできていてほしい

  • ある事件を一方向から見た場合と、その事件の真相は大きく異なることがある。5つの短編全て良かった。

  • 一つ一つのストーリーが濃い。じっくり丁寧に作られた料理を味わうがごとき楽しさ。救いのない話もあるが、リストラされた男性の話は最後に希望が感じられてよかった。作者はリストラされた経験があるのだろうか?経験者でないと分からない苦悩をしっかり表現していて、もし経験がないとしたらすごい想像力だと思う。

  • 収録作品
    真相/18番ホール/不眠/花輪の海/他人の家

    *****

    今回の『真相』は警察小説、ではない。
    重いお話が多いのだけれど、後味が悪くないところがお気に入り。
    全ての物語にドラマがあり、更なる謎や登場人物の思惑が浮き彫りになっていく様に引きずり込まれていく。

    『真相』で先ずじんわりと涙し、『18番ホール』、『不眠』でハラハラドキドキし、『花輪の海』でひんやり、じんわりし、『他人の家』でまた息を呑む。

    『花輪の海』は前半、読んでいて痛々しい描写があったものの、ラストまで読み、収録作品の中で一番好きになった。
    青空を駆けるメール…ここが好き。

    横山さんの作品は全てのお話に”救い”があるわけではなく、”光”に到達しないままに物語が終わることもある。
    でも、読後感は悪くない。
    物語が進むにつれて力が入り、終わるとようやく緩む感じがする。
    ちょっぴり間は空けたいけれど、また近い内に読みたい作家さん。

  • 短編集。それぞれ面白いです。
    横山さんの入門編として良いと思います。

  • 短編だが内容はどれも濃密。救われない内容の中にほんの一滴の希望が灯るようなエピソード。ストーリーもさることながら先をからが気になる展開の上手さ、表現力に感嘆する。
    自分ではどうにもならない不遇にも正しい行いで道を開く人生の生き方を迂遠に諭す作者の想いを感じる。

  • 面白かった。読みやすい。

  • ある意味、身勝手な主人公たち(運命に翻弄されるも含む)を中心に展開される短編集です。

    そんな各主人公の気持ちに感情移入できるかどうかで、この作品の評価は大きく変わってくると思います。

    5作品の中で、「花輪の海」のみが共感できました。

    意外だったのは、短編集として、陰の季節、動機、顔、深追い、第3の時効の次の作品だった点。

    以前に書かれた5作品はかなりの力作なのに・・

  •  被害者家族や目撃者など、犯罪の周囲を中心に描いた連作短編。『真相』は最初こそ同情していたが、だんだんとその語り口がおかしくなる様に、疑問が湧いて来る。息子を信じすぎるその親の気持ちに、うすら寒い気持ちさえ覚えた。しかし親とはそういうものなのかもしれない。

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著者プロフィール

横山 秀夫(よこやま ひでお)
1957年東京都生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業。1979年に上毛新聞に記者として勤務。『ルパンの消息』でサントリーミステリー大賞佳作を受賞したのをきっかけに退社。以後フリーランスライターとして活動。1998年「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞し小説家デビュー。2000年『動機』で第53回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。2002年『半落ち』が「このミステリーがすごい!」1位となり、第128回直木賞候補作となるが、そこで起きた様々な論議から、直木賞決別宣言を出すに至る。『半落ち』は2004年に映画化されて高い評価を得ている。その後、2004年『クライマーズ・ハイ』で第1回本屋大賞第2位、映画化されヒット。2013年刊行の『64(ロクヨン)』で第10回本屋大賞第2位、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」各1位を勝ち取り、大ヒットとなった。

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