犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 3541
レビュー : 367
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575511550

作品紹介・あらすじ

闇に身を潜め続ける犯人。川崎市で起きた連続児童殺害事件の捜査は行き詰まりを見せ、ついに神奈川県警は現役捜査官をテレビニュースに出演させるという荒技に踏み切る。白羽の矢が立ったのは、6年前に誘拐事件の捜査に失敗、記者会見でも大失態を演じた巻島史彦警視だった-史上初の劇場型捜査が幕を開ける。第7回大藪春彦賞を受賞し、「週刊文春ミステリーベストテン」第1位に輝くなど、2004年のミステリーシーンを席巻した警察小説の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 犯人が誰かを推理して楽しむ小説ではなく、誘拐犯人を追う刑事の心の機微と成長を楽しむミステリー。最初は職業として誘拐事件に取り組む主人公の刑事に怒りすら感じたが(だからこそ失敗し失脚するのだが)、最後は自らをテレビの前にさらし者にして犯人を追う。その覚悟と最初の事件被害者に対する深い懺悔の思いに涙が出た。

  • 最初からドキドキ感あり!

    派閥争いや中間管理職の悲哀みたいな
    そんな実に共感できることもありで
    なかなか面白い展開です。

    映画は見ていないが
    トヨエツと巻島、かぶりますね。
    もうそのイメージで読んでいる(笑)

  • ドキドキする。
    始めの方の、あぁ悪い方に動いているという感覚、焦燥感
    家族の一大事での記者会見
    縁側で庭を見つめる元犯罪者のエピソード
    、それによって視界が広がる感覚

    主人公の感覚を感じれたり、理解しやすいく丁寧に表現されていて、ドキドキしながらあっという間に読み終わりました♪
    下巻も早く読みたいです。

    • nori-blueさん
      んーーうれしい感想だな~♪
      同じ本読めるのも幸せだね
      んーーうれしい感想だな~♪
      同じ本読めるのも幸せだね
      2013/10/07
  • *上下巻同じ内容のレビュー。

    劇場型犯罪VS劇場型捜査!

    豊川悦司さん主演の映画『犯人に告ぐ』、原作本を読みました。
    2005年本屋大賞ノミネート作品(結果は残念ながら7位)。
    第7回大藪春彦賞受賞。
    映画化をきっかけに読んでみた。

    もう頭の中はトヨエツ。
    完全に主人公はトヨエツの姿で読んでいました。
    けっこうしっくりきました。
    メディアの力って、すごい、と感心すると同時に、恐ろしいものでもあると思わせられます。
    6年前、被害者家族に対して負った罪を拭おうとも取り返そうともせず、ただただ前へ進む巻島は冷徹であると同時に、熱い刑事でありました。

    「犯人に告ぐ」-そう言ってテレビを通し、姿は見えない犯人へと呼びかける巻島。

    巻島の過去を知った上で劇場へと引っ張り込んだ上司の曽根や私的感情を捜査に持ち込む植草。
    そういった黒いキャラクタの描き方も丁寧でした。
    そのためか、巻島の味方側の人間、本田や津田長の温かみがぐっと効いていました。
    べたべたした馴れ合いではなく、頼もしく主人公を支える脇役たちに、ほろりとさせられてしまった。
    テレビ局側の人間もなかなか細かく、描かれていました。
    犯人については…姿が見えない、という状態なので、起こした事件の概要でイメージしていくしかない感じでしょうか。
    メイン=犯人、ではないですね、この小説では。

    ラスト。
    ラストになって、巻島の感情的な、誰に見せたこともない、一面を漸く見ることができたような気がします。

  • 警察
    誘拐
    連続
    ニュースキャスター
    リーク

  • 2019年8月13日読了。14年前に読んだ本作を再読しました。14年前に読んだ時は、難しいなぁ、津田長好きだなぁ、劇場型捜査ってどないなん?とか思ってましたが、今読めば懐かしい思いと、津田長素晴らしいなと、巻島の不完全な男前具合に痺れます。さぁ、下巻読みましょう。

  • 前後編なので感想は後編で

  • やっと 捜査がはじまる? なんだかここまでが長かった…なかなか動かない捜査に気持ちが入りきらなかった。
    下巻に期待です!

    「こいつはね [チョンボ小川]って言って使えない野郎なんですよ」「なんだそれ?リングネームか?」(笑)

  • 入りとしては面白い。対ワシにおける捜査および会見はお粗末さも良いところというのを上手く描写していてこういう引き込み方もあるんだなと思った。バットマン編はまだ始まったばかりで下巻に期待。植草は俗物で嫌い。

  • 感想は下巻を読了後に書きます。

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著者プロフィール

雫井 脩介(しずくい しゅうすけ)
1968年、愛知県生まれの小説家・推理作家。専修大学文学部卒業後ひとたびは就職。出版社などを経て、1999年内流悠人(ないる ゆうと)という筆名で応募した『栄光一途』が第4回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、2000年同作でデビューする。
2004年『犯人に告ぐ』が、2004年版「 週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、2005年版「このミステリーがすごい!」で第8位、第26回吉川英治文学新人賞の候補として選ばれ、第7回大藪春彦賞を受賞。豊川悦司主演にて映画化・ドラマ化。代表作となる。
2006年に恋愛小説『クローズド・ノート』を発表し、沢尻エリカ主演で映画化。2013年刊行の『検察側の罪人』は2013年度「週刊文春ミステリーベスト10」4位など評価を受け、2018年8月24日木村拓哉・二宮和也共演で映画化。

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