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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784575511680
作品紹介・あらすじ
ささいなことで友達と笑いあい、初めて知った恋に戸惑い、夢と現実のあいだであがいていたあの頃。十代の時間は色濃く過ぎていった…。誰もが胸に大切にしまってある風景が、今せつなくよみがえる。人気作家7名が、十代の揺れる気持ちを鮮やかに描いた青春小説アンソロジー。
感想・レビュー・書評
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有名どころの作家さん揃い!
10代のころの
真っ直ぐなところと
天邪鬼なところ
青春ですな〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本のチョイスが偏ってきたなぁ、と思うと、アンソロジーを読みます。
今回は、未読だった瀬尾まいこさんの「狐フェスティバル」が入っていたこともあってこの本を選びました。
「狐フェスティバル」は、瀬尾さんらしく子供たちが生き生きと温かく描かれていて、期待を裏切らない作品でした。
意外だったのが、私としては苦手意識のあった角田光代さんの「神さまのタクシー」という作品がとてもよかったこと。絵に描いたような優等生のハミちゃんの、素直になれないもどかしさが、とてもかわいらしかった!
あとはやっぱり川上弘美さんの「一実ちゃんのこと」。姉を母株とするクローンである一実ちゃんと「あたし」の、浮遊感のある現実と日常のバランスが、とても心地よい作品でした。 -
「イモリのしっぽ(椰月美智子)」と「一実ちゃんのこと(川上弘美)」が良かった。
「イモリのしっぽ」は、卒業間近で時間を持て余し、つい感慨深くなっちゃった学生時代の放課後を思い出した。
「一実ちゃんのこと」は、果たしてこの本のタイトル「Teen Age」の趣旨に合うものかは分からないけれども、とっても気に入った。
クローンとして生まれて現在浪人生の“なげやり派”、一実ちゃんがすごくいい。
主人公との会話も、真剣なのにどこか間が抜けてて面白い。
牛強盗にはいったのに、いくらかつかつ音をたてて歩いても全く気付かれなかった描写が面白い。
「迷い牛発見 大量の糞残し」の新聞記事も最高だ。
ほんの20ページほどなのにすごく楽しませてもらった。 -
20代になる前に読みました。
短編集。内容が薄かった。。。 -
十代の主人公達を描いた青春小説アンソロジー。
意外とSF要素多めで、十代とすこしふしぎの相性の良さを再確認したりした
角田光代「ハミちゃん」、川上弘美「一美ちゃんのこと」がお気に入り -
『Teen Age』10代の子たちの日常の1ページを描いた物語。
「Teen」っていう響きは、キラキラしてて眩しくて、っていう印象が強いけど、でも実は心の中や頭の中は、何だかすごくモヤモヤしてて、得体の知れない何かにもがき苦しんでる、そんな時期なのかな。という感じがします。
実際、Teen Ageなうちの息子もそんなだし。
悩んだり、苦しんだり、もがいたりすることって、大人になると簡単にスルーできる術を持ってしまうけど、純粋に、目の前の壁にぶち当たれる10代が、なんだか羨ましいようなそんな気もします。
だけど、当の本人たちからすれば、悩むことももがくことも人生最大に苦しいことなんだろうな。きっと。
いや、自分自身もそうだったよなー。なんて思ってみたりもして。
「あんな大人にはなりたくない」って思っていたはずなのに、いつの間にか「あんな大人」なってしまった私には、10代って、いろいろ抱える思いもあるだろうけど、でも、やっぱり、そういうこともすべて含めてキラキラして眩しい時期なんだよな。なんてことを思いながら読んだ一冊です。 -
2009.5.30
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気になる作家さんの作品が多かったので、拝読しました。が、なんだかハマりませんでした、、残念
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角田光代と瀬尾まいこが良かった
著者プロフィール
角田光代の作品





