優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)

著者 :
  • 双葉社
3.71
  • (179)
  • (334)
  • (360)
  • (30)
  • (8)
本棚登録 : 2412
レビュー : 292
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575511932

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 初、瀬尾まいこさんの作品です。文章がとても読みやすく、しかもストーリーがなんとも不思議な設定なのに、ほっこりさせる、、とても気にいりました、

    3つの短編集ですが、話の面白さとしては「優しい音楽」「がらくた効果」でしょうか。特に最後の「がらくた効果」が一番気にいりました。ホームレスの佐々木さんがすごくいい味出してて、知らない間にカップルの二人も影響されていく心象風景がとても温かく、よかったと思います。

    また好きな作家さんが出来てしまいました。もちろん他の作品も楽しみにしています。気楽に読めてほっこりできて、でも実は深いかも、そんな印象でした。

  • 短編が3作です。

    『優しい音楽』
    表題作です。
    僕は駅で、突然知らない女の子にじっと見つめられたので、声をかけました。
    次の日もまた、彼女は僕を探していて・・・。
    タイトルそのまま、お話し全体が優しい音楽で、泣きそうになりました。

    『タイムラグ』
    結婚していて、八歳の娘もいる平太と付き合って2年になる深雪。
    平太と奥さんの旅行中、娘の佐菜を預けられる羽目になりますが・・・。
    これも、なかなか素敵なお話しです。

    『ガラクタ効果』
    物を集めるのが好きなはな子と一緒に暮らし始めて1年になる章太郎。
    ある日家に帰ってくると、また突然はな子が「拾ってきちゃった」と言い出した。
    さて、はな子が拾ってきたものとは・・・。
    もー、笑いました~~~。うけました。爆笑しました。
    最後はちょっぴり寂しくなりました。

    とっても、ハートフルな3篇のお話しでした。

    • kanegon69 さん
      わぁ、瀬尾まいこさん、、まーすます気になってきましたぁ。いやぁ、読みたい本多過ぎて、ほんと参りますよ^ ^ いつもありがとうございます
      わぁ、瀬尾まいこさん、、まーすます気になってきましたぁ。いやぁ、読みたい本多過ぎて、ほんと参りますよ^ ^ いつもありがとうございます
      2019/03/14
  • 久しぶりに読み返しました。
    少し苦くもほっこり、ほのぼのな短編3つ。

    「優しい音楽」
    「タイムラグ」
    「ガラクタ効果」

    登場人物の関係性がどんなに歪でも妙に優しい気持ちになれる。瀬尾さんの力だなぁと思います。
    さっぱりとしているのに愛情に溢れている。不思議な感覚です。

  • 私が初めて手に取った瀬尾まいこの本。
    この作品でロックオンされてしまい、それからずっとファン。

    だいぶ前、他のブックレビューで

    -------
    非現実的なようで、現実的であり、あるわけない出来事ながらも共感してしまう。
    自然と物語に引き込まれていく感じがとても心地よい作品。
    読み終わるとなんとなく励まされ、なんとなく元気になる。
    -------

    と自分で書いていたのですが、もう本当にその通り!
    帯のコピーにでも使ってもらいたいくらい。笑

    ファンタジーとリアルのギリギリなラインを小説という世界を使ってうまく表現してくれる。
    それが瀬尾まいこワールドです。

    リアルすぎると辛い世界も、瀬尾まいこワールドならそっと受け入れられる。
    押しつけがましくなく、説教臭くなく、激励でもなく・・・
    スーっと心に入ってくる本当に心地よい作品です。

  • (そうかも、いや、違うかな)なんて思いつつ、読み進めました。死がふわっと側にあっても、優しく包み込むような文体と、決して格好をつけない表現に、ぽろぽろと涙が落ちました。やっぱり好きです、瀬尾まいこさん。

  • 短編が3部入っている

    瀬尾ワールド全快だった。
    私は瀬尾さんの本に出てくる恋人達のやりとりがとても好き。

  • 瀬尾まいこさんの作品を読むのは6作目。今回は3編の短編集です。前から読んでみたいと思っていました♪どのお話も瀬尾さんらしく、普通あり得ないような事でも自然に描かれていて、すごくスッと受け入れられるから不思議です。例えば不倫相手の子供を預かったり、同棲中の家にホームレスのおじさんも一緒に住む事になったり等。ビックリするような事でも瀬尾さんの手にかかれば優しい温かいお話になってしまいます!瀬尾さんのお話はほっこりできたり、温かい優しい気持ちになったり、前向きになれたりして本当に素敵なものばかりです☆大好き♡

  • 何かのテストで表題作「優しい音楽」が
    出題されたのがきっかけで手に取った本。
    一時間で読み切ってしまった…!

    解説の池上冬樹さんも仰っているが
    瀬尾まいこさんの小説は冒頭三行で
    私達読者に様々な物語の先を想像させる。
    今回の3つの短編も素晴らしかった。
    また非現実的、反社会的な出来事を用いているにも関わらず、
    その部分をさらりと読ませてしまう所にも
    瀬尾まいこさんの凄さが現れているように感じる。

    少しだけ欲を言えば、物語の終わり方が
    どうも先を匂わせる終わり方なので
    腹八分目感が否めないのが残念。

  • これを読む前に少し暗い小説を読んだので、気分を変える為に読んでみた。ほんわかした話が3つ。瀬尾まいこさんの本は初めて読んだが、優しい文章を書く人だなと思った。読んでいて疲れない、ほんわかした気分になれる。

  • 付き合い始めた彼女の亡くなった兄がフルートを演奏できたと思い込んで、7000円のフルートを買ってきて、音を出すところから必死に練習するタケルくん。(優しい音楽)

    不倫相手、平太の夫婦水入らずの旅行のために、娘を丸2日も預かって、その上、耳の聞こえない平太の妻サツキを認めようとしない平太の父に、
    サツキの美点を必死に説いてしまう深雪。(タイムラグ)

    公園暮らしのおじさんを、「拾ってきちゃった」と、彼と一緒に住む部屋に連れてきてしまうはな子。(がらくた効果)

    人がいいにもほどがある!という登場人物が瀬尾さんらしい、あたたかい気持ちになれる短編集です。

全292件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

瀬尾まいこ(せお まいこ)
1974年、大阪府生まれ。大谷女子大学国文科卒。2011年の退職までは、中学校で国語教諭として勤務する傍ら執筆活動を行っていた。2001年『卵の緒』で第7回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、これが翌年単行本デビュー作となる。2005年『幸福な食卓』で第26回吉川英治文学新人賞、2008年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞をそれぞれ受賞。これまでに映画化された作品に、代表作『幸福な食卓』、『天国はまだ遠く』『僕らのごはんは明日で待ってる』。『そして、バトンは渡された』は第31回山本周五郎賞候補、2018年「本の雑誌が選ぶ上半期ベストテン」1位、「キノベス2019」1位に選出、さらに2019年本屋大賞を受賞。2019年6月13日、『優しい音楽』(新装版)を刊行。

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)のその他の作品

優しい音楽 単行本 優しい音楽 瀬尾まいこ
優しい音楽 (双葉文庫) Kindle版 優しい音楽 (双葉文庫) 瀬尾まいこ

瀬尾まいこの作品

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)を本棚に登録しているひと

ツイートする