恋刃 (双葉文庫―R/EVOLUTION (ご-04-05)) (双葉文庫 ご 4-5 R/EVOLUTION 4th Mission)
- 双葉社 (2008年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575511994
感想・レビュー・書評
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叙情詩のように美しく、交響曲のように複雑なピースが計算し尽くされてつながる作品。
五條瑛の革命シリーズ、第4弾。
亮司が、彫翔が、すみれが、大川が、鳩が。そしてもちろん、サーシャが。
一人一人のあがきももがきもすべて超越したようなサーシャと、
その小さなくびきにさえ足を取られて命を落とす命が、
同じニンゲンではないかのように見える対比がこの巻はことさらに、際立っていたように思う。
そうしてこのタイトル。
恋は間違いを導き、愛は破滅を誘う。
続くタイトルは、「愛罪」。
進むのがコワイ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4巻目。今までの繋がりに新しい事柄がプラスされそれぞれの関係性もかなり複雑になってきたが、面白さも格段に増してきた。タイトルもたった二文字しかないのに内容を的確に言い表している。プロローグ、途中で何度も立ち返ってしまう。あの相手は…。リャンははじめからおや?と思ったが、やっぱりあの女だったのか。大川も相変わらず内と外の印象が違う怖い奴だった。サーシャがついに自ら動き始めた。でも彼の真の目的だという大きな過去とは。それを手に入れてどうするのだろう。とにかく片時も目が離せない。一字一句漏らさずについていく。
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読了。
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シリーズ4作目。
プロローグが色っぽくておののいた初読時の若かりし記憶....そしてサ様のラスボス感よ....。
書き下ろしの掌編は爽やかでその落差にもびっくりしました。 -
五條瑛の革命シリーズ。
己が居場所、祖国、希望を失った男達が、もう一度夢を抱き、国を手に入れるために戦うことを決意した熱き男達の物語。
今回はシリーズ四巻目。
主人公は彫り師の彫翔と、国家公務員の桑田とその妻の聖美。題名の通り、恋に身を狂わせてこのれまでの自分を傷付け殺し、破滅へと突き進む人間達にスポットがあたっている。
プロローグがえろくてなんじゃこりゃ!こりゃどの登場人物の心情なんだ!?とドキドキしてしまったけれど、途中で予想外のキャラクターのものだと判明する。そして読了後に読み直してみるとそういうことだったのか!と興奮した。
これまでの登場人物達がどんどん顔を出してきて、複雑な人間模様を孕んで物語は淀みなく進行する。謎だった部分が明かされてゆくので読んでいて本当に面白く爽快。早く続きが読みたくて止まらない。
サーシャの前では一巻の頃のような子供の態度を取る亮司が可愛い。もはや魅せられてしまったから、彼無しでは生きられない。なのにサーシャは亮司にもすみれにも思い入れはない。。。サーシャの心理描写と背景をはよう見たい! -
亮司とサーシャの会話でそのシチュエーションを想像していつも赤面してしまう(笑)
登場人物がそれぞれに恋に溺れていて、それがすべて一方通行でいじらしい。
文句無しに面白かった。 -
かつてのキャラの再登場に、新たなキャラも加わり、複数の人物が一気に動き出した巻。
ファービーに政治的隠謀にヤクザ闘争も一気に動いて話に引き込まれてしまった。
各巻読み進めるのに文庫本の分厚さなど全然苦にならないどころか、読み終えるのが惜しく感じる位。
しかし、プロローグがそういう意味合いだったとは!!
いや~、思わぬところで濃い萌えも堪能出来ました… -
ほぼ10年ぶりに手に取った革命シリーズ!やっぱり面白い…このテンション、熱さ、久しぶりだなー