二枚舌は極楽へ行く (双葉文庫 あ 42-2)

著者 :
  • 双葉社
3.10
  • (2)
  • (15)
  • (26)
  • (4)
  • (5)
本棚登録 : 149
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575512687

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小物感その2。
    やっぱりブラックでシュールで、ちょっとかわいそう、
    そこまでしなくて良いのにというような話だらけ。

  • ジャケ買い。
    最近、いやしを求めてるの。

    「情けない男の滑稽さを書かせたらピカイチ」
    帯の説明を信じて読んだ。
    会話の軽妙さが気楽でいい。

    でも後半はダレてきた。

  • 以前読んだ短編集の『4ページのミステリー/蒼井上鷹』が
    面白かったので、古本屋でこの本を見つけたとき
    すぐに購入しました。数本の短編集は『4ページのミステリー』に
    収録されているものでしたがそれ以外の短編集も読み応えがありました。
    それぞれの話が微妙につながっているところがあり、
    短編集を集めた作品でもすんなり読むことが出来ましたが、
    短編集なので中には「っん?どういうこと」なんて思ってしまう
    話もあります。これはわたくしの理解力の問題かも知れませんねぇ。
    個人的には『野菜ジュースにソースを二滴』と『ラストセッション』
    『二枚舌は極楽へ行く』が面白かったですね。

  • 蒼井上鷹短編集。多くの嘘つきがトラブルに巻き込まれる物語。

    個人的に、『野菜ジュースにソースを二滴』が面白かった。愛妻を亡くした友人が、「この3人の中に妻を殺した犯人がいる。犯人には毒を盛った。解毒剤が欲しければ正直に名乗れ」と言うところから物語は始まる。確実に疑われているのは主人公だが、身に覚えは全くない。極限状態での駆け引きに、緊張とゾクゾク感が味わえる。

    ただ全体としては普通。蒼井上鷹の短編は普通なのではないかと思い始めてきた。うーん。

  • 個人的に良かったのは表題作である「二枚舌は極楽へ行く」かな。後味が悪いのだけれど、あの何とも言えない嫌な感じが、いかにも蒼井作品らしくて好き。あと、ほんのりとした悲しさが漂う「ラスト・セッション」も良かったです。そして、それぞれの物語がリンクしていたり、していなかったりと、その辺りも楽しめます。

  • 今作はそれぞれの短編がリンクしてる?
    意地悪な作品もあれば、ちょっと良い話もアリ。
    適度な刺激を与えてくれる一冊

  • 普段読まない本を読んでみようキャンペーン2009で読んだ本。

    普段歴史小説ばかり読んで頭の固くなっている頭をやわらかくするのにちょうどいい本でした。
    推理小説とかで、最後にどんでん返しがあるものはあまり好きではないのですが、これはよかったです。どんでん返しだらけ。
    同じく蒼井上鷹さんの9杯目には早すぎる、あれもよかった。
    想像力をかきたてられたいときにはぴったりです。


  • いやいや、これはいい!


    どれもこれも気が利いていてスマート、それでいてひとつも外れがない。
    たまに挟まれる数ページの超・短篇も箸休めのようにぴりっとしてる。

    いくつかのストーリーがゆるやかにつながるが、がっしりした必然の流れがあるわけではないのもかえって遊びゴゴロがあってよく、
    つながりを探ること自体がパズルみたいで楽しい。

    なんだか味わったことがあるぞ、この感じ・・

    このスマートさ、井上夢人がちょっと軽くなって、よりスマートに現在風になった感じ?
    あーいいな、この人。ファンになりました!

  • すごく読みやすかったです。
    短編集ですが、登場人物がリンクしていて、
    「あれ?この人…?」って思って前のページに戻って確認。
    前回もストーリー展開の予想が立てられなかったのですが、
    今回も全然立てられませんでした。

  • 面白かったです。12篇の短掌篇集。所々繋がってる短篇もあり楽しめました。サクサクッと読めます。でも、軽すぎてあまり心に残りません(笑)

全27件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1968年千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て執筆活動に入る。2004年、「キリング・タイム」で第26回小説推理新人賞受賞。同年「小説推理」掲載の「大松鮨の奇妙な客」は、第58回日本推理作家協会賞・短編部門の候補作に選ばれた。同二作を含む短編集『九杯目には早すぎる』でデビュー。著作に「4ページミステリー」シリーズ、『ロスタイムに謎解きを』『最初に探偵が死んだ』など。

「2016年 『お隣さんは、名探偵 アーバン歌川の奇妙な日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

蒼井上鷹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×