誘拐の誤差 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 369
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575513653

感想・レビュー・書評

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  • ベストオブ駄作。これを平積み出来る書店員が恐ろしい。

  • 戸梶啓太の本は麻薬である。

    形容するなら、

    話の内容は
    バカバカしい、くだらない、しょうもない

    出てくる人間は、
    DQN、激安、低能


    「誘拐の誤差」というタイトルと、
    警察小説っぽい表紙に戸梶啓太の新路線か?
    と思わせといて、読んでみると内容は安心のばかばかしさ。

    毎日朝から晩まで抑圧されるサラリーマンは、
    変態的な刺激を求めてまた戸梶の本を手に取ってしまうのである。

  • なんとも救いようのないピカレスク小説。これを面白いと感じるかは個人差が大きいだろう。他の小説も読んでみたくなる。

  • 死斑の浮き出た俺の腕 挫創 メガデス 犯罪を隠匿するだけの忍耐力もない 早々と結婚して地元完結型の人生を選んだ 嗄れた声 まつげ睫が長くて 呪いの言葉を喚き続けた挙句 首を傾ける 茨城県

  • 10歳の子供が行方不明になり、その後遺体となって発見される。
    その後に入る、身代金要求の連絡。
    これは一体どういうことなのか??

    *****

    表紙がとっても警察小説っぽくて、良い。
    帯には「“本格”を超えた、あまりの“変格”ぶり」、「本格警察小説ではなく破格警察小説です!」など、ある。
    あらすじもチェック。
    ちょっと私の苦手なダーク系?うーん、でも面白そうだし、と安易に手に取ったのがまずかった。
    中身を少しチェックするべきだった。
    エグかったりグロかったりドロドロしている小説は苦手。
    この小説は極度にそういった要素が強いわけではない。
    ただ、人間の悪いところ、嫌なところ、黒いところにスポットを当て、それを浮き彫りにし続ける物語。
    警察の闇の部分…って言ってもシリアスな展開に息を呑む、というわけでなく、警察…頼むよ…とただがっかりしてしまう。
    殺された少年もけして可愛いだけの子供としては描かれていないが一番彼がまともかもしれない。
    あとは孫に詫びるおじいちゃんのシーンくらいかなぁ。
    最後の最後にきっと救いがあるんだと信じていたのに。
    きれいなだけの人間なんていないのは知っている。
    でも、フィクションの中でここまで打ちのめすことはないじゃないか。
    小説に夢を求めてもいる私は読み終えて何だか敗北感。
    ものすごく口の悪い言い方をすると、とてもモヤモヤ気持ちが暗くなった。
    これはこれですごい、のかもしれないけれど、私には受け入れられないタイプだった。
    似た雰囲気の表紙で、同じ著者による『判決の誤差』も気になっていたんだけれど、これは同じ目に合っちゃうんじゃないだろうか。
    衝動的にまとめ買いしなくてよかった…。
    この著者の全く別の作品は全然違うのかな…気になっていた作家さんだけに残念。

  • 寺尾文庫。
    これも全然面白くなかった。
    何冊か借りたけど テンペスト以外はどれも引き込まれず 這うようにして読み終わった感じ。好きな作家はかなり一致するんだけど 面白いと感じる本は噛み合わないのか。
    不思議だ。

  • ・グロい
    ・えげつない
    ・笑えない
    ・言葉が安っぽい
    ・家族に勧められない
    ・面白くない
    26/10/4

  • 重厚な警察小説みたいな見せ方のタイトルと装丁のイラスト、そして実に悪質なあらすじ…。コメディじゃないか、これ! 売るために編集者が考えた小細工なんだろうが、詐欺に近い。作家さん…オッケー出しちゃダメでしょ、このやり方を。同罪!

  • タイトルと、今手元にこの本が無いのだが恐らく裏表紙に書いてあるあらすじから想像した物語とこの話は、違うものだ。

    これらからすると知略的な犯罪と、官僚的な警察組織が~、みたいなものを想像するが、本作にあるのは只管に醜悪な人間である。
    そして語り部は冒頭で殺害される少年の幽霊である。

    アリバイが云々、トリックが云々などとは無縁である。
    ただ、これは決してこの話が駄目である、という意味では無い。

  • 被害者の10歳児が覗き見る、人の醜さ。
    右見ても屑、左見ても屑。パチスロ、覚醒剤。
    愉快犯の、底の知れない狂気を描くという発想は悪くないのだが、江戸川コナンよりも子どもらしくない文体が、なんとも興醒めだ。
    タイトルは誘拐ですが、推理小説ではなく、誘拐犯との攻防も起きない。改題すべきではないだろうか。

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著者プロフィール

1968年東京生まれ。学習院大学文学部卒。98年『闇の楽園』で第3回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。作家活動と並行して『Jの利用法』ほか自主製作映画4本を監督。イラスト、写真、クレイアートにも才能を発揮する。

「2013年 『劣化刑事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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