少女 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 12374
レビュー : 1244
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575514834

感想・レビュー・書評

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  • 告白、夜行観覧車に続く湊さん3作目。
    正直なところ、軽い。面白くない。

    『人の死ぬところが見てみたい』と、衝撃的なテーマを大々的に掲げているにも関わらず、
    肩すかしもいいところ。

    それをダシに逆に命の尊さについて締めくくられているなら、わかる。
    だが、それもない。
    なにやらわからない、変に清らかな少女の友情話で決着している。
    それならそうと、そこに重きを最初からおけばいい。
    全てが中途半端で途中から飛ばし読みしそうになった。

    なぜ、彼が刺したのか、
    なぜ、そこから逃げたしたのか、
    なぜ、彼女が彼に好意を抱いたのか、
    また、その好意は何の意味があったのか、
    人の死を目撃したいという欲求があれだけ強く描かれていたにも関わらず、
    最後のあのオチは、なんだ。
    全く持ってわからない。

    いや、意図するところは分かるが、
    なぜそうもっていったのか、ただただ不明で不快。

    最後は全てが繋がってスッキリまとまった感満載で終了しているところがこれまた不快である。
    動機があれほど強いのだから、
    それ相応の着地点を設けるのは必須である。
    寄り道しすぎ。つまみ食いしすぎ。

    久々の不完全燃焼小説。

  • 『告白』で衝撃的なデビューを果たした湊かなえさんの、2作目です。
    人の「死」を見たいと思う2人の女子高校生の、ひと夏の話。
    読んだあと、正直、なんと気分の悪い話なんだ……と思いました。
    そんなに簡単に人の死を見たいと思うものなのかとか、そしてそれを行動に移すのかとか、世間は狭いと言うけれど、世界狭いな! とか、ろくでもない登場人物ばっかりだとか、ツッコミどころが多い話でした。
    これでもかと言うほど因果応報が描かれる話なので、主人公の由紀と敦子の2人にも、そのうち何かが訪れるのでしょう。
    できればそこまで、描いて欲しかったですね。
    『告白』でもそうでしたが、湊先生は因果応報を今後の作品でも描いていくのかな、と、2作品続けてそういうテイストの話だったので思いました。

  • 面白いんです、湊さんの作品は思わず一気読みしちゃう。

    だけど、共感しにくいんです。本当に人ってこんなことを考えますかね。少なくともその思考回路についてもう少し記載が欲しかったです。もちろん、人って人には見せない黒い部分、毒みたいなものを持ち合わせている生き物だと思うんです。

    ただ、少なくともこの作品の登場人物の思考にはなかなか共感できなかったです。結末に向けて作り上げられた人物のように思えてしまいました。

    ごめんなさい、偉そうで。

  • どんなんやったっけ?
    読んだけど忘れてしもた。

  • 暗いはなしやなあ

  • ひとが死ぬところを見てみたいという中二病的な少女2人の思い、取り組みと行く末。
    こんなに世間狭くないだろと突っ込みたくなるような人間関係だけど、そこは小説と割りきって。

  • 親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行くー死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。

  • なーんかスッキリしない

  • 繋がりがありすぎて、リアリティがなかった。

  • 登場人物の複雑な繋がりと、見えない複雑な糸を楽しむ作品。
    知らない間に人が人を追い詰めてしまっていたり、話が繋がっていったりという点では爽快感がある。
    けれども、どうしても登場人物の勘違いの仕方に納得がいかなかったり、行動が理解出来なかったりと、ついていけない場面がいくつかあった。
    文章もただお話をするための味気ないものだし、セリフが多いし、心理描写もセリフで済ましたりするわりに、痛快感のない言い回し。
    高校生がよく読んでいたので手に取ってみたが、やはりもう少しくらい文章の歯ごたえがなければ読んでられない。

著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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