誘拐 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 677
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575514988

感想・レビュー・書評

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  • 用意周到に計画された誘拐事件だった。
    リスクを最小限に抑え、犯行を成功に導く犯人。
    いつでも中止できる覚悟があったからこそ出来た犯罪だったのかもしれない。
    誘拐の手口が非常によく出来ていただけに、事件の顛末にはもうひと工夫ほしかった。
    犯人に最初から逃げる意志はない。
    警察が自分に辿りつくために手掛かりをあえて残してきたこともわかる。
    それでも、簡単に結末が予想できてしまったのは残念だった。

  • 誘拐の相手は現役総理大臣の孫。
    身代金は三十億円。
    誘拐の目的は??
    総理大臣は、どう出るか??


    中盤までは「(。-`ω´-)ンー」って、イマイチだったんだけど
    どんどん引き込まれて面白くなってきたー!
    凄い詳細に綿密に書かれている!
    良くぞ、ここまで誘拐の背景を描いたな~って
    すっごく関心してしまいました(上から目線スミマセン)

    最後の終わり方が優しい感じで良かった!

    こういう始めはなんだかなぁ~が、いつの間にか引き込まれていく本て良いんですよね~♪

    佐山の総理としての日常の語りも
    秋月の仕掛けた綿密な計画も
    何から何まで細かい!

    「上手く行き過ぎだよなぁ~」って、たまに思う本もあるんだけど・・・この本は、そう思わなかった。

  • 個人的にはちょっとがっかり、かな。誘拐に関するベースはすごくいいし、良く練られてると思います。警察側と犯人側と交互に描かれるのでより深く事件を追っていけますが、犯人側の核心的な部分が隠されたまま展開していくので、どちら目線で見ても中途半端な感じを受けました。どうせなら犯人側の描写はない方が、警察の捜査を一緒に追えるので楽しめたのではないかと。孝介が小包の伝票に自分の名前を書いてたのも意味不明。人を犯罪に巻き込むという自覚が彼女にはあったのかも謎。色々腑に落ちず残念。

  • 歴史的な条約締結のため、韓国大統領が来日する。警察が威信をかけてその警護にあたる中、事件は起きた。現職総理大臣の孫が誘拐されたのだ。“市民”を通じて出された要求は、条約締結の中止と身代金30億円。比類なき頭脳犯の完璧な計画に、捜査は難航するー。

  • 韓国との歴史的な条約締結直前、現職総理大臣の孫娘が誘拐される。要求は条約締結の中止と身代金30億円。
    北側の犯罪なのか?!

    誘拐のからくりは、物語最初から「そうだろうな」という感じ。かなり早くから先が読める
    ラストのどんでん返しも、そこまで衝撃はない。

    五十嵐作品としては、思ったほどではなかったかも

  • これはとっても面白かった!

    本書の中で伝わってくるメッセージは
    「人に対する信頼」
    「お金で買えないモノ」
    これらの思いが伝わってくるストーリ展開でした。

    そもそも、本書の中で「誘拐とは信頼で成り立つ犯罪」と言っています。なるほど。

    ストーリとしては、日韓友好条約締結のため、韓国大統領が来日、その警護を計画、実行している中、総理大臣の孫娘が誘拐されます。
    その要求事項は条約締結中止と身代金30億円。
    警察の裏をかく鮮やかな手口!
    主人公はなぜ、彼女を誘拐したのか?
    その目的は?
    結果はどうなるのか?

    はらはらドキドキしながら読み進めます。
    そして、結果はどうなる?
    主人公はつかまってしまうのか?
    さらにどんでん返しのクライマックス
    となっています。

    読み進めていくと、ところどころ、「なんか変、違和感あり」っていう伏線があったのですが、ものの見事に回収されてスッキリ!
    いろいろ都合主義的なところもありますが、そんな些細なところは無視できるような展開でした。

    ネタばれにつながるようなことは書きません。
    初見で楽しんでください。
    とってもお勧め!

  • 韓国との歴史的な条約締結直前、現職総理大臣の孫娘が誘拐される。要求は条約締結の中止と身代金30億円。前代未聞で史上最大の誘拐劇の結末は。
    久しぶりにスケールのデカいサスペンスを堪能した。政府や警察側の計画や決断に「おやっ?」って思う箇所がないリアルな展開。そして、お金より大切なものがあるという作者のメッセージ。二つの大きな幹が見事に融合している。ただし、登場人物に深みが欠けているのが勿体ない。

  • 総理大臣の孫娘を誘拐し、金融パニックを巻き起こしおさめるという
    あり得ない設定から、よくぞここまで深い物語にと、かなり面白かった。

    このままじゃ終わるはずがないと、どんでん返しの予測はついたものの、お金で買えないものがあるというフレーズが終始根底にあった。その上に立つ信頼。

    犯罪自体は許されることじゃないけれど
    犯人に対する同情の念はぬぐいきれないものがあって
    刑事さんも粋なはからいするなぁと。

    やっぱり五十嵐さんの本は好きだなぁとしみじみ出来る一冊。

  • 東野圭吾さんの作品で似たようなトリック?の話があったような。どっちが先かはわからないけど、こっちの方がスケールは大きいけど、その分無駄に冗長で鬱陶しい。
    同じような説明や描写が繰り返されることが多く、テンポが悪い。別にそれで話に厚みが出てる気もしない。
    トリック自体が初見ならもしかしたら楽しめるかも。ただ作品中で明かされるまでが長いので、さすがに途中で気づくだろうけど。
    キャラクターも全体的に薄い。

  • だいたい先が読める。

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著者プロフィール

作家

「2020年 『7デイズ・ミッション 日韓特命捜査』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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