贖罪 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 10003
レビュー : 965
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575515039

感想・レビュー・書評

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  • 読み安く一気に読めたので、娯楽性の高さを感じてはじめは☆4つつけたものの、一晩経ってみると、他人のトラウマを植え付けられたような妙な恐怖感が残っている…。恐怖感というかストレスに近く、題材が題材だけにこのせいで生理が来ないみたいな変な影響を(絶対受けないけど)受けたらどうしよう…、みたいな。
    以下もしかしたらネタバレ注意。
    結局、事の発端である麻子の態度がなんとも無責任で、「性(さが)」とか「業(ごう)」について思いなすような深い感動がある、というよりは、「麻子お前ムカつく」という単純な感情を持たされて終わってしまう。
    巻末で黒澤清も書いていたが、真紀だけが「償い」という課題に真正面から向き合い、実際に(悲劇はあったものの)行動と実績を残している。彼女の勇気ある行為だけがこの小説の救いである気がする。でもその行為さえ、人の悪意によって彼女に不幸をもたらすのだから、まったくやりきれない。

  • 小学校5年生~中学生な男子を描かせたら重松さんの右に出るものはいないだろうけれど、
    それくらいの微妙な世代の女子を描かせたら、湊かなえさんなんだろうなあ、と。
    ひとりの女として、娘を持つ母としても、嫌悪感を持つ内容なのだけれど、
    毎回、うまいこと湊さんワールドを作り上げていると思う。

  • 相変わらず読後感の悪い湊先生の作品。

    子供の頃の殺人事件をめぐり目撃者の4人と殺された子供の母親にまつわる不幸?の連鎖。

    ボタンの掛け違いがこんなことに・・・と思わないでもないがまぁこんなことに巻き込まれればしょうがないかな?と。

    第一の殺人の背景が偶然なのか?確信犯なのか?いまいち釈然としない。
    ラストで収めにかかった感はあれど読後感の悪さは覆えない。
    まぁ港先生のカラーといってしまえばそれまでなんだけどね。

  • おもしろかった…
    この方特有の書き方はやっぱり今回も健在だったなぁ、という感じ。告白に比べると、「なんか慣れてきたな…」というような新鮮味に欠けてしまうが、それでも、おもしろかった。
    犯人とそのほかの人たちの関わりがおもしろかった。だけど、犯人の心境をもっと掘り下げてもらいたかったなぁ。物足りない感じがすごくした。

  • 「告白」と同じような構成。

    読みやすく引きこまれる感じ。
    ただ最後にかけて失速していく印象。

    ラストがちょっと物足りないかな。

  • やっぱり、湊かなえだな、と言う作品!
    各々の人物描写を一人ひとり描いていく手法は変わっていない。
    今回も、結末は予想出来なかった。
    壮絶な贖罪だった。⭕️

  • 5人の人物の独白により、短編のように物語が綴られて行く中、段々と空白部分のピースが埋まって行く。5人それぞれの個性が明確に書き分けられていて、本人の思考をなぞりながらあっという間に一気読み。序盤から散りばめられていた伏線が静かに集約し、事件の顛末は読者に委ねられた感じ。この独白形式の物語を、どのように映像化したのだろう?とドラマ版のも気になるところ。

  • 単純に「面白!!」な作品。
    小学生時代の未解決事件が尾を引いて、関わった人たちの人生が次々と壊れてく話。
    ラストといい、サスペンスのいいとこ取り作品。

  • インタビュー方式。
    んー、あんまり面白くなかった。

  • 評価されているので購入。確かにミステリーだけど、後味が悪すぎる。どうしようもない女性に振り回される子供達と過去…。正直、二度と読みくない。なぜ、評価されているのか…

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著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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