ユリゴコロ (双葉文庫)

  • 双葉社
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本棚登録 : 3509
レビュー : 444
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575516425

感想・レビュー・書評

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  • 私の中ではとても傑作だと思いました。しかし、読了後皆さんの感想を拝見すると、賛否が分かれる作品のようですね。母親・母親Xの謎や千絵、細谷の事件が一気に片付き、後味は最高です。一方、母親の殺人に対する父親の心情や母親の心情、母親Xが母親となった理由についての描写をもう少し含めて欲しかったかな、若干、消化不良の部分もありました。複雑な人間関係なのですが、是非皆さんに読んで欲しい本です。一部、グロテスクな描写箇所が少しありますが、その描写スキルの高さに脱帽です。久しぶりに心地よく一気読みできました。

  • H30.6.30 読了。

    ・イヤミス小説かと思っていたが、まさかのラストに驚きと困惑。リスカの描写は読み進めるのに苦労した。

  • 作者の名前と題名に惹かれて読んだものの
    何も覚えてない。
    たぶん掴み蹴れなかったのかも。

    再読したいのだが
    未読の本を読むか、前読んだ本をまた読むか
    限られてる時間の中では、どうしても先へさきへと知らない世界に行きたがるくせがあるなぁ。他の方のレビューを見てみよう。?ごめんこんなレビュー書くなという話。

  • ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか…。絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へとたどり着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー!各誌ミステリーランキングの上位に輝き、第14回大藪春彦賞を受賞した超話題作!

  • 個人的にダークなサイコでどんよりとした雰囲気の終始深い色味のミステリー
    まぁ簡単に言えばイヤミスは大好物です。
    映像化作品も拝見しましたがこれは文章で読むべきだなぁと思いました。
    確かに文章である分、おどろおどろしい描写がどうしても頻繁に出てきてしまうので人を選ぶ作品ではあると思います。
    更にはところどころ それじゃあ人は死なんだろう.. とか、
    えぇそんないきなり出てきてその設定ずっこくね...
    とかはありましたが、不穏な空気間のまま読み続ける感覚は有意義な時間でした。
    また、イヤミスなのにホロリとしてしまいこれまた自分の癖に刺さり
    話題になるだけあるよなぁ...としみじみ 読んでよかった な作品でした。

  • ユリゴコロとは作中犯人による造語

    歪んだユリゴコロに突き動かされて人を殺す心情は、共感と程遠いはずなのに、自分もよく知ったもののように感じられる。

    気味の悪さに惹かれながら前半を読んだけれど、読み終わりは犯人への愛着、というのか、単なる大量殺人犯として切り捨てられない、かといって許せない、複雑な気持ちになった。

    話の展開やどんでん返しを楽しむよりも、登場人物の心情を想像しながら読む楽しさがある。

  • 父の部屋の押入れで、たまたま見つけた4冊のノート。そのノートには、心当たりのない不思議な人物の、生々しい告白が綴られている。
    まず文章がとても読みやすい。内容は少し重めなのに、まるで世間話を聞いているかのように自然と耳に馴染んでしまう。
    結末に向けた伏線も丁寧に張られ、話の展開もとても良い。
    だが、いざ読み終わってみると、すこしあっさりし過ぎていた印象が強い。題材は面白いので、上下巻でもっと骨太なストーリーにしても良かったように思える。
    難しく考えずに、スッキリ読める、そんな本を探している方に是非。

  • 実家の父の書斎の押入れに仕舞われていた4冊のノート。そのノートには『ユリゴコロ』と記されていた。
    それは「私」が『ユリゴコロ』と呼ばれるものを探し求めて、殺人を犯していくという生々しい内容だった。
    そのノートを読んだ亮介はその秘密に迫っていく。

    話の途中で、これが母親で、変わったのはこの人で、、と想像したものが全てその通りだったりして、もう一捻りあると最高だと思ったが、それは多分作者に期待をし過ぎているからで、十分に読み応えのある作品だった。

    どうなるのだろう?真相はいかに!?の期待感も大きく、結末はどうあれ、楽しめる作品であったことは間違いない(^_^)

  • 2017.8.30 読了
    最初はサイコホラー。
    親かもしれないが誰が書いたかわからない、サイコパスの独白から始まる。ここのリズムが良くて、先が気になり、どんどん読むスピードが早まります。
    そして気がついた時には、恋愛物になり、親子愛に感動するのです。
    サイコパスにも人間的な愛情はあるのか?という疑問がどうにも消化できないので素直に感動できなかったけれども、面白い作品でした。
    映画化されるそうで、あの人を吉高ちゃんが演じるんですよね。難しそうですねー。表面的に脚本通りに演じても説得力がなさそう。吉高ちゃん頑張れ〜

  • 最後、感動風に終わってるけど納得いかない。
    あれだけの事しておいて、なんじゃそりゃ。
    結果的に好きじゃないけど、ものすごく引き込まれて一気に読んだ。

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著者プロフィール

沼田 まほかる(ぬまた まほかる)
1948年、大阪府生まれの小説家。女性。奈良県在住。読んだあとイヤな後味を残すミステリーの名手として、「イヤミスの女王」という称号で語られることもある。
寺の生まれで、大阪文学学校昼間部に学ぶ。結婚して主婦になり、母方祖父の跡継ぎを頼まれ夫がまず住職となるが、離婚を経て自身が僧侶になる。50代で初めて長編を書き、『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞、56歳でデビュー。
2012年『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞し、2012年本屋大賞にノミネート(6位)。それを機に書店での仕掛け販売を通じて文庫の既刊が売れ出し知名度を上げた。
代表作『ユリゴコロ』は2017年9月23日に吉高由里子主演で映画化。同年10月、『彼女がその名を知らない鳥たち』も蒼井優・阿部サダヲ主演で映画化された。他の代表作に、『九月が永遠に続けば』、『猫鳴り』、『アミダサマ』。

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