どんでん返し (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 267
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575516517

感想・レビュー・書評

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  • 2+

  • 短編ミステリーは自分に合わないのかもしれない…

  • 全編会話文のみの短編集
    随分と変わった趣向
    会話のみですがストーリーの分かりにくさが無く、流石な印象です
    タイトルでどんでん返しとある通り、ちょっと意外なラストがそれぞれ用意されています
    ちょっとした時間に読めます
    にしても、どストレートなデザインの表紙ですね

  • すごいどんでん返しはないが、嫌いじゃない。会話だけで話が進むのでテンポよく読み進められる。

  • 「父子の会話」みたいなどんでん返しをもっと期待してました。タイトルにどんでん返しとつけるくらいなので、もっとゾクッとしたかった。

  • 2017/11/17 23:07 再読。
    短編なので軽く読みたい時に。
    会話だけなので読みやすい。
    タイトルでもある「どんでん返し」感はそれぞれあるんだけど、本屋さんのポップにあるような派手な感じではないので期待せずに。
    もっと静かにニヤリとするような、そんな感じ。

    「左党」が酒呑みって意味とはね。こういう言葉を何気なく使えると粋なんだろうなー。

  • 〇 概要
     全編会話だけで構成された短編6つで構成された異色の短編集。いずれも,読みやすく軽い話ながら,最後には意外な結論が用意されている。

    〇 総合評価
     全編会話だけで構成されており,テンポはよい。生涯で380冊もの著作を残した作者らしく,ちょっとしたネタでさらっと小説に仕上げたという印象。どの作品も「どんでん返し」というほどではなく,古典落語のようにオチが見え見えで話が進む。話の面白さというより,話術,見せ方を工夫しているタイプの作品が続く。通勤途中や寝る前などにさらっと読む分には申し分なし。じっくり読むほどの作品ではない。個々の作品の評価としては,父子の会話だけが標準以上のデキ。これは意外な展開で素直に楽しめた。ほかの作品は,予想どおりの展開で予想どおりのオチという感じ。トリックも陳腐。トータルで見ると,読みやすさを最大限評価して,おまけの★3かな。

    〇 影の訪問者 ★★☆☆☆
     大学で心理学を教えている助教授,公次のもとに,かつての恋人である悦子が訪れる。時間は深夜。悦子は,コートを脱ごうとしない。公次は,悦子が,自分の友人であり,悦子の現在の恋人である山根を殺害したのではないかと推理する。真相は,公次こそが山根を殺害した犯人。悦子だけでなく,悦子の次の恋人だった三ツ橋マキも奪ったことから殺害に及んでいた。悦子は,シャワーを浴びており,公次を逃がさないように,裸にコートだけを着て,公次のもとに来ていた。会話だけで構成されているので,テンポよく話が進むが,あまり意外性はなく,平凡。★2。

    〇 酒乱 ★★★☆☆
     酒乱の妻が,20年前に夫の従妹を殺害していた。心神耗弱状態だったので,不起訴という処分となる。20年後,資産家の祖父の唯一の親族ということで,財産を相続する。20年が経ってから,20年前の犯罪の本当の犯人は夫であり,遺産相続のために殺害をし,罪にならないように酒乱の妻の泥酔状態を利用していたことが分かる。そして,妻もそのことを薄々しっていたというオチ。さらっとよめるのだが,意外性はない。このオチしかないという感じ。★3かな。

    〇 霧 ★★★☆☆
     銀行の実力者の娘を妊娠させた男は,結婚をしいた。そかし,その妻は絶対に離婚に応じようとしない。離婚できなければ男の将来は破滅。妻は,男に,私を殺しなさいよと挑発する。男は,心中に見せかけて妻を殺害しようとするが,妻は,男の心中を見ぬき,警察に助けを求めていたというオチ。これも予想通りの展開。オチの意外性はないが,読みやすくはある。★3で。

    〇 父子の会話 ★★★★☆
     売れっ子弁護士の神保洋太郎とその父の会話の話。神保は,かつて,火災で母と姉を失い,父は家を出ていき,親戚に育てられていた。神保は父との会話で,今自分が,絶望的な状況の被告人の弁護を依頼されていることを伝える。父は,神保に苦言を呈するが,神保は,父らしいことを一切してこなかった父から忠告されたことに怒り,父に対し,「父と思ったことはない。犯罪などをしないように面倒をみている」と本音を語る。父は,容疑者が自供しているバーの女を殺害したのは自分であると語る。動機は,その女が,神保を脅迫してきたから。脅迫のネタは,その女は,かつて,神保の家で女中をしており,母と姉が死んだ火災の原因は神保がセルロイドの人形を火にくべたことだというものだった。父は,息子を守るために殺人をしていたのだった。この短編集では白眉。テンポもよく,意外な展開を見せる。★4で。

    〇 演技者 ★☆☆☆☆
     女優の下館ユリが,愛人である格闘家と結婚するために,財産家の夫を殺害する。疑われるのは下館ユリくらいなので,アリバイ工作をする。アリバイは,マンションで絵を描いている画家に自分の姿を目撃させるというもの。愛人が殺害に成功し,容疑者として警察からアリバイを聞かれる。ユリはアリバイを主張するが,画家だと思っていた男は役者で,盲目の画家の役作りのために,黒いコンタクトを入れ,全く目が見えない状態にしていた。よって,ユリのアリバイが成立しなかったというオチ。これはひどい。そもそものアリバイ工作に無理があるし,アリバイが成立しなかった理由もひどい。駄作。★1。

    〇 皮肉紳士 ★★☆☆☆
     大学教授の鈴木のもとに前田警部補が相談にくる。鈴木は空港に向かうタクシーの中で相談に乗る。鈴木の大学の教授が殺された。容疑者は3人の養女。鈴木は,右利きだが,左手で「死者バテた!」というダイイングメッセージを残していた。真相は,反対からよんで「たてばやしし」。館林市に住んでいた次女が犯人というもの。オチは鈴木がパスポートを忘れていたというもの。プロットはひどいが,テンポのよい文章でなんとか読ませているという感じ。★2。

  • 会話だけで成り立った推理小説。
    しかも、ラストにどんでん返し。
    なんて魅力的な設定。
    会話だけなので、心理戦の様相を呈したものもあって、とっても面白かった。
    どんなびっくりがあるのかを考えながら楽しく読んだ。

  • 会話のみで構成されている
    なかなかユニーク
    そして読みやすいけど、会話のみって難しいよな〜

  • 本屋さんの手書きポップにそそられて手に取ってみた。
    全編会話のみの小説は思ってたより馴染めなかったかな?
    最後のキーワードに気づけなかったのが悔しい。

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著者プロフィール

1930年生まれ。2002年、逝去。 1960年、初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な小説家デビュー。 1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。 テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も著し、380冊近くもの著書がある。

「2019年 『死にたがる女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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