Nのために (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 6569
レビュー : 681
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575517040

作品紹介・あらすじ

超高層マンションの一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。
現場に居合わせたのは20代の4人の男女。
それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。著者初の純愛ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 究極の愛=罪の共有。それぞれが、それぞれのNのために真実を隠す。
    イニシャルNの登場人物たちの目線から語られる物語で、各々が同じ局面でも全く違う事を考えたりしていて面白かった。登場人物が活きたストーリーだなぁと感じた。ドラマ化されるようで、この心理描写を役者さん達がどう表現してくるのか楽しみだ。
    しかし、主人公以外の女性キャラクターが本当に酷い。相手に依存する馬鹿女ばかり。嫌な気分になる。

  • 大好きなドラマの原作

    ドラマの原作としか思えないくらい
    セリフや背景が巧妙に映像化されていたと実感する

    究極の愛は罪の共有

    その強がりのような弱さが邪魔して
    素直に人に頼れず不器用に生きていく人間に
    どうすれば人は愛を与えてあげられるのか

    映像でも活字でも胸に突き刺さるメッセージは同じだった。

  • 一気に読んだ。
    ほんと一気に読めた。
    イヤミスって感じでは無かったけど
    やはりさすがだよな。

    話の展開の良し悪しは別として
    読んでると、こうなるかな?
    こうなってほしいな、とか
    若干でも思うもの。

    それをことごとく裏切ってくれる。
    だからこそ面白いんだろうね~(笑)

    いやいや脱帽。

    ちなみにドラマは見てない。

  • うーん、それぞれの回想を繋ぎ合わせると一つのゴールが見えてくる気がするのですが、今ひとつすっきりしないんですよね。あまりに単純な犯罪を無理に難しくしているからでしょうか。

  • 大好きすぎる本!

  • 高層マンションで発見された変死体。
    その事件に関連する6人のN。
    それぞれが決して語られる事のない、内に秘めた想いを持ち合わせて献身する。
    それぞれのNのために。
    著者特有の複数主観の形式で進行していく物語は、インパクトを伴う激動の展開は発生しないが、読み進めていくと色々な事実が積み重なってパズルの様に出来事が完成されていく過程は秀逸だと思います。
    ところどころ心抉ってくるシーンはありますが、著者の作品の中では比較的穏やかで安心しながら読み進めることができました。

  • 超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか?切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。
    --------------------
    イニシャルにNがつく登場人物。究極の愛とは、罪の共有。共犯ではなく共有。そして共有していることを相手に知られないことも大事。そういう意味では純愛だけど、湊かなえらしいイヤミス要素もあって面白かった。ドラマを見ていないのでミスリードもされたし、ドラマを見てみたくなった。

  • 原作<ドラマと聞いていたけど、私はかなり面白かった。回収が難しい伏線もあったし、場面切り替えの連続で読みにくい感は否めないけど、トリック優先で心理描写が雑なミステリーが多いなか、人が人を想い合う気持ちで事件を構成してみせる湊さんの個性キラリ。イヤミスの女王の称号は、筆力、観察眼、感性あってこそ。この人は話題なだけでなく腕も確か。


    この方の本は装丁がいつも素敵。

  • テレビでドラマ観て、本読んで、もう一度ドラマ見たい。活字も映像も二度みたい。

    榮倉奈々ちゃんと賀来賢人が入籍したNEWSが流れる。おめでとー。8/8

  • ドラマが面白いと聞いて、原作本を手にとってみました。
    以前読んだ湊さんの作品と同じく、落ち着いた口調で語られる物語。
    先が気になり、どんどん読み進めました。

    ある事件と、それに関わった四人の懐古話。
    事実はひとつのはずなのに、それぞれからの視点から見ると違う事実になる不思議。
    まさにあとがきに書かれていたとおり立体パズルのようでした。

    ただお話は少し期待しすぎたかな?
    てっきり壮大に仕掛けられたお話なのかと思った
    ので、ちょっと肩透かし。
    ドラマも見てみようと思います。

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著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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