- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575517170
感想・レビュー・書評
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なんとなくいい話をさくっと読みたい人には◎
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繊細でふかふかとほかほかとした話でした。
本の内容と少し離れてしまうけど、本の帯にあった感想の一部に「終わり方が明るくて未来へつながりそうなのが好きだ」とありこの感想を書いた人の感性が好き。 -
最近宮下さんの作品読みすぎでは?ってくらい読んでるけど、基本全部好き。こちらもよかった。
他の方の評価・コメントを見ると、意外と高くないことに驚いたけど、好みは人それぞれなんだと改めて感じた。
前情報無しだったから、タイトルと表紙のちょっと暗いところから、ホラー要素でもある?と思ってた。そんなことないです。むしろ心温まる。タイトルはともかく、表紙は明るくしても良かったのでは、、、
どこかの国の言葉で晴れという意味のある店名「ハライ」に訪れようとする人々の短編集。
予約が取りにくくて、いつもいいにおいのする町のレストランに行くときって、どんなときだろう。そういうちょっと特別なお店って、素敵だよなぁ。
登場人物はみんな何かしら問題を抱えてる。それが深刻かどうかは人の感じ方次第だけど、最後には明るい光が見える。
作品には描かれていないけど、ハライでおいしいものを食べたら、元気が出て、また前を向けるんだろうな。 -
9年前に一度読んでましたが再読しました。
印象に残っていた文章がなく、もしかしたらKindle本で内容が変更されたかあとがきがなくなったのかもしれません。残念でした。
また、当時より私が捻くれてしまったせいかあまり心に沁みませんでした。特に、予約5と6が現実味なさすぎて共感もできませんでした。
最後の1文は素敵な終わり方だと思いました。 -
宮下奈都さんの作品は、やけに早く読み終わってしまう
こんな短絡的なこと言ったら怒られそうだけど(だれに?)、宮下さんの作品の主人公は、いつも弱気で、伝えるべきことを伝えられない印象がある。
それに時々ムっとする。あまりに自分に似ているから
宮下奈都さんの文体がトップで好きなので宮下さんの作品というだけで読む価値しかなく、よかったのだけど、ほんとうに、
ただこの作品のストーリーや構成がなんかテレ東の深夜ドラマかな?とかおもってたら読み終わった感じです -
作者らしい、丁寧で落ち着いているのに後半になるにつれてじわじわとエモーショナルになっていく地の文、心理描写。
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明るい話ではないんだけど、心理描写が繊細で丁寧に読みたくなる本。主人公たちが自分の状況を考え理解して前に進んでいっている感じ、単純にすごいなあと思った。