ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575517569

感想・レビュー・書評

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  • 帯にビタミン小説、とある。
    元気になれる話だと。
    私は擦れているので、「ほう…じゃあ元気にしてもらおうか」と偉そうな態度で臨んだが、見事に元気になれたのでした(๑・̑◡・̑๑)パアア✳︎

    しかしまさか短編集だとは。
    件のアッコちゃんの話もめっちゃ短い。
    もう一行目からアッコちゃんと主人公との絡み。いきなり本題、はスムーズで良い。

    バリバリのキャリアウーマンの彼女が取っている昼食と、地味目の派遣社員、みちこのお弁当を交換するというもの。
    私なりに「元気もらえるポイント」をまとめてみました。

    その1:アッコちゃんのキャラ勝ちすぎ。
    めちゃくちゃアグレッシブ。やりたいことをやる!それだけ!と、物凄いエネルギーを感じる。
    見た目威圧感が凄いのに、女性らしい一面や思いやりを見せる一面があり、ギャップ萌え。

    その2:非日常。
    アッコちゃんのランチがバラエティに富みすぎて、「明日はどんな事が起こるんだろう」というワクワク感。また、自分が知らなかった世界を見られるので、視界が開けたように明るい気持ちになる。

    その3:あまりにも説明がない。
    短さは計算のうちだったか…!と拳を握る。
    限られたページの中でチラ見えするアッコちゃんの素顔。もっと知りたい、という欲求が高まる。
    しかし彼女は決して自分から語らない。
    背中を見て学べ、というタイプ。
    聞こうものなら「タイムイズマネー!こちらからの質問にだけ答えなさい」と怒られる。
    代わりに、出会う人を伝ってアッコちゃんの意外な一面を知る。この伝聞ってやつは魅力3割増しで伝わるんだよなぁ。

    最後の一編に出てくるレミちゃんも素晴らしい。ここも「何も考えていないような娘が実は本質を見抜いており、バリバリ問題解決しちゃう」というギャップ萌えが盛り込まれている。
    何食べたら、こんな打たれ強いステキな子に育つのやら。

    やっぱりエネルギーのある人はいいね。
    見事に元気にしてもらえました!

  • タイトルに惹かれて購入。ビタミン小説と銘打っているが確かにホッとする内容だった。
    アッコちゃんと可愛らしいが、実際は歌手の〇〇に近い。身長の大きなやり手の部長。内気な派遣社員の三智子にとっては雲の上の存在。ひょんなことから三智子の弁当と交換でアッコのランチを1週間食べることに。会社では垣間見れないアッコが素晴らしい。秘密のランチが月曜日から金曜日まで繰り広げられる。
    短編が4つあるが、標題の次は「夜食のアッコちゃん」。できる部長と思ったら会社が潰れてしまい、派遣の三智子も別会社へ。公園でランチを食べる三智子の前に現れたのが移動ポトフ屋を始めたアッコ。火曜日から土曜日までの早朝ポトフ屋に三智子も手伝いに行く。色々な場所での客とのやり取りが面白い。
    後の2編については二人のやり取りがなく、一瞬だけの登場だが、内容が同様にホッと和ませる内容で楽しめた。

  • さらさらっと読めました。
    アッコちゃんにもっと出てきてほしかったなあ~。

    このお話では、沢山の食事シーンが出てきて、そこで沢山の人が一緒に食事を共にする。←こことても大事だと思う。
    食と人が一緒になることで、様々な良い反応が起こる。大きく言えば、その食事がその人の人生の新しい一歩にもなり得るかも。「食べること」は「生きること」ですよね。

    とりあえず今すぐ、ポトフとカレー食べたい!
    古書店行きたい!そして、ホットチョコレートと真夏のビアガーデンでのビール飲みたい!季節バラバラ、欲に忠実!

    食欲って、大事ですよね!ですよね!
    食いしん坊ってわけじゃないんですよ!!(強調)

  • 表題作『ランチのアッコちゃん』をはじめとする短編集。

    どの話もとても読みやすく、ほどよくユーモアもあり、読後感もよく、つまりは良き本でした。

    こういった本は通勤時間向けですよね。続きがめちゃくちゃ気になる長編とかだとソワソワしながら仕事することになっちゃうけど、この「ランチの〜」のような本なら途中で切り上げてもそんなに支障はないし、朝から前向きな気持ちにもなれる。

    3つ目のお話『夜の大捜査先生』が一番印象的でした。なぜなら、主人公の経歴にめちゃくちゃ親近感を抱いたから!

    ※※※

    男性に媚びるような自分に違和感を覚えながらも、何か自分を満たしてくれるものを求めて日々合コンに行くことをやめられない野百合は、ある日懐かしい顔と再会する。

    それはこの世は天下とばかりに遊び歩いていた女子高生時代、しょっちゅう補導されて怒られていたゾノ先だったのである─

    ※※※

    野百合と私との共通点はまずは年代。作中描かれる高校時代の流行りがルーズソックス、プリクラ、安室ちゃん、パラパラなどなどドンピシャで、懐かしー!とテンション上がっちゃいました。

    そして、もうひとつの共通点は中高が校則厳しめの女子校だったこと。
    私の学校は仏教系の学校だったので、寄り道を見つかったときの罰則が生徒指導室で写経だったことまで思い出しました(笑)

    それにしても、あのときすっごく大人(というかオジサン)に見えた先生の年齢に追いついたり追い越しちゃってることが不思議だなぁ。
    当時二度と会いたくない!と思うほど厳しかった先生とも、今会ったら楽しくしゃべれる気がする!

    • 松子さん
      mochimochiさん、はじめまして(^^)
      フォローありがとうございます。
      罰則が写経、笑ってしまいましたっ

      本棚覗かせていただきまし...
      mochimochiさん、はじめまして(^^)
      フォローありがとうございます。
      罰則が写経、笑ってしまいましたっ

      本棚覗かせていただきました。
      なんて、楽しいレビュー!
      あれもこれも、わくわくしながら読みました♪
      色々な本の情報交換できたら嬉しいです。
      どうぞお願いいたします。
      2022/11/01
    • mochimochiさん
      松子さん
      こんにちは!はじめまして。

      皆さんと違って感じたことをそのまま書くだけの拙いレビューですが、楽しいと言ってくださってすごく嬉しい...
      松子さん
      こんにちは!はじめまして。

      皆さんと違って感じたことをそのまま書くだけの拙いレビューですが、楽しいと言ってくださってすごく嬉しいです(≧▽≦)
      私も松子さんの明るくて優しいレビュー、すごく素敵だなと思いました!
      ちなみに写経の罰則は仏教の学校にはわりとあるあるみたいです(笑)

      こちらこそまた色々と参考にさせてくださいませ。
      よろしくお願いいたします。
      2022/11/01
  • 本屋さんのダイアナが良くて、作者買いをしてみた。
    三部作っぽいので、3冊いっぺんに購入。

    派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。
    通称アッコさんこと、黒川敦子部長がそんな彼女をランチに誘うも、彼女はお弁当を持参していた。
    食欲も無く食べずにいたお弁当をアッコさんに渡すと、アッコさんから提案が。
    「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」
    と。

    気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ世界が変化していく。

    短編集なのだが、この作品もふんわりそれぞれの作品が繋がっていく。

    どの作品も働く女性がテーマだが、とにかく前向きで元気が満ちている。
    この清々しさに惹かれるのか?読んでいて口角が上がってくる気がする(^_^)

    私は主人公よりも、もっと上の世代だが、そんな私が読んでも、とっても小気味良い気分になれる♫

  • 著者単独の作品としては初読、ひまわりさんから薦められて読んでみた。『読めば元気になる"ビタミン小説"』と言われるだけあって、とても楽しく読むことができた。「アッコちゃん」シリーズは、今後も追いかけて行きたいと思う。

  • 本屋大賞ノミネート七位らしい。

    柚月麻子氏初読み。

    前から名前だけは聞いていたし、読んではみようとはおもってた。まぁ可もなく不可もなく
    自分の興味はそそらない。
    なんか文体も合わない気がする。

    他の作品をよんでみないとわからないが。
    たぶん今結構刺激的なものばかり読んでるからかもしれない。

    文体ってあるよねぇ。

    • トミーさん
      本さんへ

      徳島も堪能して、高知のひろめ市場
      さいこうでした。カツオの藁焼きたたき「食べました。
      明日は愛媛に向かいます。
      なんだか、報告し...
      本さんへ

      徳島も堪能して、高知のひろめ市場
      さいこうでした。カツオの藁焼きたたき「食べました。
      明日は愛媛に向かいます。
      なんだか、報告してますね。笑
      ごめんなさい。

      徳島はラーメン敵地に乗り込んで
      知り合いが久留米ラーメン「とんこつラーメン」の店をしてるので
      訪ねていきました。
      行列を作ってたので安心しました。
      「うちだらーめん」です。
      2021/03/23
    • トミーさん
      本さんへ
      ありがとうございます、調子に乗りますよ。
      本さんへ
      ありがとうございます、調子に乗りますよ。
      2021/03/24
    • トミーさん
      本さんへ
      ありがとうございます。
      ホントはおはなししたかったのですが〜
      遠慮いたしました。
      愛媛
      松山メインで。
      最高でした。

      蛇口からみ...
      本さんへ
      ありがとうございます。
      ホントはおはなししたかったのですが〜
      遠慮いたしました。
      愛媛
      松山メインで。
      最高でした。

      蛇口からみかんが出るのはが本当でしたね。「笑」
      10FACTORYで
      みかんセットで飲み比べしました。みかん好きには住みたかったです。お土産も買いました。みかんジュース。ゼリー
      みかん好きにはたまりません。
      もちろん
      坊ちゃんも
      生憎「坊ちゃん列車には運休でのれませんでした。
      坊ちゃん仕掛けカラクリ時計は最高。
      時間が3時に会いました。
      足湯を堪能。、

      時間の都合で
      道後温泉には入れず♨️残念
      まぁ工事中ですし、松山城は堪能しました。
      リフトに乗って。
      松山城は桜満開で
      何といいところでしょう。
      坂の上のミュージアムもパスでした。
      もうと勉強してからでしょうねぇ。漱石大好きですから
      空気を据えただけでも。

      松山電車乗りました。福岡にないので、久々の電車!
      なんか空気感、住みやすそうな情緒満点でした。
      お昼は鯛めしではなく
      豚丼を食べました。
      炭焼きで香ばしくて美味しかったです。

      取り止めのない書き方でもうしわけない。
      話したくて、話したくて、嬉しいです。

      しまなみ海道も素敵でした、本来淡路島、因島、いろいろ渡したかったのですが
      なんせ
      二泊3日の欲張り旅ですから。

      岡山、倉敷も入れてたので。仕方ないです。
      2021/03/25
  • オフィスでは一見取っつきにくいアッコちゃんは、職場以外の場所で、多才で顔も広く、便りがいのある女性。
    媚びない、ぶれない感じがカッコいい。そして、自分でビジネスを立ち上げた後も、ニッチなニーズを捉えるその目のつけどころがまたいい。

    4つの短編からなるが、さいごの"ゆとりのビアガーデン"もよかった。
    ゆとり世代の佐々木玲実は、古い体質の会社で受け入れられず退職するが、数年後、同じビルの屋上でビアガーデンを開く。
    彼女の考え方が、マイペースながらポイントをついていて、彼女の考え方、態度を受け入れられずにいた元上司も最後は、彼女の考え方に開眼させられる。

    人は見かけや印象で判断せず、少し長い目で見なきゃいけないということを改めて教えられた気がした。

  • H29.9.30 読了。

    ・アッコさんが三智子さんに提案したことを三智子さんが行うと、それまで見えなかった世界が広がっていく。「読むほどに心が弾んでくる魔法の4編。」からなるビタミン小説ですね。
    とてもテンポよく次が気になる書き方で引き込まれるように読んでしまった。アッコさんの続きも読みたい。

  • さらっと読めて元気が出る、四篇からなる短編集。
    第二話が一番好きかな。あったかいポトフ、食べたくなります。
    キッチンカーというと、『着飾る恋には理由があって』を思い出してしまう。今年どハマりしたドラマです。
    元気の源はやっぱりおいしいごはんなんだなぁ。

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著者プロフィール

1981年生まれ。大学を卒業したあと、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞と、高校生が選ぶ高校生直木賞を受賞。ほかの小説に、「ランチのアッコちゃん」シリーズ(双葉文庫)、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』(どちらも新潮文庫)、『らんたん』(小学館)など。エッセイに『とりあえずお湯わかせ』(NHK出版)など。本書がはじめての児童小説。

「2023年 『マリはすてきじゃない魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚木麻子の作品

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