シャッター通りの死にぞこない (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
2.60
  • (0)
  • (5)
  • (22)
  • (16)
  • (4)
本棚登録 : 155
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575517989

作品紹介・あらすじ

潰れかけたシャッター商店街に、三千万円を持ち逃げした元ヤミ金の男が流れついた。さびれた店と老人だらけの「子鹿商店街」はバンビロードというよりゾンビロード。イベント会社の社長という嘘の肩書きを信用した住人たちに、町おこしに協力してくれと頼まれるが、男にできるはずがない。ヤクザの大親分に助けを求めたところ、事態はますますややこしい方向に…。爆笑アウトロー小説の誕生!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み


  • シャッターを下ろした寂れた店と爺さん婆さんがゆるりと闊歩する子鹿商店街。
    その通り名はバンビロード。
    闇金会社からネコババした三千万円を手に、命辛々逃げ、たどり着いたのがこの街。日本のあちこちで見られる、商店街近郊に大型ショッピングモールが出来て過疎化が進む典型的な地。
    ひょんなことから、その元闇金が町おこしを手伝う羽目に。更に、何故か昭和の俠客丸出しの組長の舎弟になることに。
    よぼよぼ爺ちゃん達の賭場が開帳され、立小便の染みで出来た狐様は注連縄で巻かれた御神木に。
    福澤徹三氏らしい、言葉選びとテンポが気持ち良い一冊でした。

  • ドタバタしすぎて現実離れ。

  • さびれた商店街の町おこし奮闘記。

    闇金業界から逃げてきたアウトローの影山が、逃げ込んだのはシャッター通りになってしまった子鹿商店街。

    身分をイベント会社長と偽ったために、再開発の話に抵抗しようとした商店街組合の町おこしの計画に巻き込まれる。

    しかし闇金ボスから強奪した三千万を紛失し、その上惚れた女のため、金のため、町おこしに加担するも、裏切り者に弱みを握られてしまう。

    子鹿商店街はどうなってしまうのか?


    キャラの濃いメンツが登場して飽きないのですが、話がやや単調なので★3つ。

  • 三千万を持ち出し、ヤクザの世界から逃げ出してきたが、ひょんなことからシャッター通りの街おこしを手伝うことになったが…

  • 冒頭文章を読んで、好きだと思えばオススメ。
    苦手と思えば無理せずに。

  • オチは◎だが、内容については前フリ感が強い。

  • 自分のツボにはハマらなかった。全体的に冗長で、どこが笑うところかもよくわからなかった。流れを止めてしまう過度な例えや、同じ単語が出てくるたびに毎回同じ比喩が付いていたりと、読んでいて疲れてしまった。

  • オチは割りとすきだけど、中盤過ぎるまでなかなか読むのがしんどかった。
    Iターンは結構面白かったんだけど。変に人情系な話にしないところは評価します。

  • 侠飯がおもしろかったんで読んでみたけど、なんなんだこれは。
    まぁネコが無事でよかった。

  • タイトルとか帯の煽りはすごい惹かれるものがあったのに肝心の内容は……。

    おもしろさが売りやのに、あんまり笑えなかったので少し期待外れでした。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福澤徹三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×