警視庁公安0課 カミカゼ (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575518337

作品紹介・あらすじ

水面下で武装化を図る市民団体"パグ"を内偵中の公安0課作業班員・藪野と友岡は東雲の武器密造工場に侵入。激しい銃撃戦の末、行方不明になる。事態を重く見た警視庁上層部は新たな作業班員の投入に着手。「刑事の匂いがしない者」として交番勤務の警官、瀧川に目をつける。少年課への異動を望む瀧川に仕掛けられる罠。壮絶な公安教育を経て0課に配属された瀧川にパグ潜入の非情命令が下る。話題沸騰のハードアクション、見参!

感想・レビュー・書評

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  • 昨年大盛り上がりした『VIVANT』を補完しようと先日、別班のルポを読んだ。とくれば次は阿部寛!公安!
    うって変わってスパイアクションさながらのムキムキマッチョな作品でこちらも大満足だった。

    公安って様々な作品内で、その存在にビビられながらも姿を見せてはくれない。少なくとも私にとっては役割もはっきりしていなかった。前半部で描かれるエージェント養成校。後半からは一気に思想犯とのダイハード(古い)が加速する。
    アクション映画のような読後感。

    思想犯と、この多様性の現代とのボタンの掛け違いが切ない。不適切にもほどがある、のかもしれない。
    とはいえ、ここでも問題の根っこは格差社会にある。著名な作家がこぞって警告する事態に、政治のあり方ばかり杞憂する昨今。なんか落ちるわ。

  • 知人からいただいて読んだ。

    自分ではあまりハードボイルドものは選ばないから、勧められて読むのも意外と良いものですね!

    面白かったです。

  • やっぱ矢月さんのハードボイルド小説は好きだな。ベタな展開かもしれないけど、それも含めすき。
    これは絶対続編あるだろうな。っておもったらすでにあるんですね。さっそくポチりました。

  • 目眩く衝撃の展開が訪れて、ページをめくるのが楽しくて仕方なかった。読み終えた後も興奮していた。久しぶりに、ここまで伏線が深く張り巡らされた刑事小説を

  • 一介の警察官が、公安に引き抜かれ反社会組織に立ち向かう話。
    公安の教育風景なんて普段知らないエリアの話なので、斬新でした。
    いくらなんでもそんなことないだろと思いながらも、楽しく読めました。

  • わたしの中では やっぱりこういう話をかくのが矢月さん。こういう話が1番この人らしくて好きだなぁ。
    最後のどんでん返しは予想外。
    面白かった。

  • 武装化を図る組織に公安捜査員が潜入する。

    ただ公安捜査員が裏組織に潜入し、武装隆起の計画を阻止する、だけで終わらず、一人の警察官が公安捜査員として一から教育を受ける過程も描かれていて面白かった。まぁ、警察内で実際にこんな謀略めいた引き抜きやら教育やらが行われていたら、引いてしまうけれども(苦笑)。 面白く読めたものの、さすがにその場面でリアルさを感じることは少なかった。しかしながら、その過程を読んだ上でも、終盤のどんでん返しは私の想像を超えていて、驚くものだった。何だかんだしながらも最後は爽快に終わって、読後はすっきり、かな。ハードアクション作品であるのは間違いないが、やたら派手なアクションだけで終わってしまう最近の矢月作品の中では面白く読めた。

    野党の名前が現在の名前とモロ被りしてるのが笑えた。この本の方が先だよね?

  • 公安物はどうも人間不信になっていかんなぁ、と思いつつ最近なぜかよく遭遇してる気がするなw

    ちゃんと人間味のあるキャラだとホッともするし。
    しかし、今回も騙されまくってたので、しんどくなったら距離をおくかもだけどww

    シリーズ続刊されてるみたいなので、また読んでみよっと♪

  • 小説自体は面白く読めました。只残念なのは前半部分は公安になるまでの過程で私自身はイライラされらた。これまで読んだ公安物の小説よりは面白おかしくかかれてる。次作次第では終わりかも!

  • 公安の潜入捜査系。武器の密造事件を潜入するためのスタッフのリクルート。公安に引き入れるために民間人をダシにするシーンは見てて苦しかった。

    その後の潜入捜査、格闘シーン、ステルスアクションなどはスピーディな展開。

    密造工場は同じ著者の作品で既視感があったけど、シリーズものらしいので続編が気になる。

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著者プロフィール

1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向。「もぐら」シリーズが100万部を突破し、大ブレイク。「もぐら 新章」「D1」「ACT」「刑事学校」「警視庁公安0課」などシリーズ多数。

「2022年 『紅い塔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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