自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)

  • 双葉社
3.11
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本棚登録 : 418
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575518931

作品紹介・あらすじ

十七歳年下の女性と結婚した助教授。妻が恐るべき運命を告白する…。ベストセラーを目指せと、編集長にたきつけられた作家はどこへ…。完璧なアリバイがあるのに、自分が犯人と供述する女子高生の目的は…。貸別荘で発見された五つの死体。全員死亡しているため、誰が犯人で誰が被害者なのか不明だ…。推理作家が、猟奇殺人の動機を解明すべく頼った人物とは…。独身の資産家を訪ねた甥。その甥には完全犯罪の計画があった…。六つのどんでん返しが、あなたを虜にする。

感想・レビュー・書評

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  • 作者自身が選ぶどんでん返しをテーマとする6篇の自作品。
    【綾辻行人「再生」】
    既読の作品だったが、言われてみれば確かにこれはどんでん返し(笑)
    【有栖川有栖「書く機械(ライティング・マシン)」】
    これは究極の缶詰め状態。作家としては自虐的ネタだろうか。
    【西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」】
    アリバイ崩しの作品だが、犯人の行動は今一つ腑に落ちない。
    【貫井徳郎「蝶番の問題」】
    探偵役による手記の解読は鮮やかだったが、どんでん返しとなる結末はどうも・・・。
    【法月綸太郎「カリバリズム小論」】
    『法月綸太郎の冒険』収録作とのことなので、既読のはずだが、ストーリーをまったく覚えていなかった。「私」と向き合う綸太郎の態度がどうもおかしいことの理由が最後の最後に明らかになり、なるほどそういうことかと納得するとともに、空恐ろしくなった。
    【東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」】
    言うなれば二重密室という状況になるのだが、後半の探偵と犯人のやり取りがおかしくて、笑ってしまった。でも、もう一ひねりした結末を私は予想したのだが。

  • それぞれに“何がどんでん返し”されるのか全く違うのが面白い。
    惹かれた点もストーリー、ミステリィ要素、どんでん返しされるものとそれぞれだった。
    文庫オリジナルではあっても既読作品もあったのは残念。


    「再生」/綾辻行人
    「書く機械」/有栖川有栖
    「アリバイ・ジ・アンビバレンス」/西澤保彦
    「蝶番の問題」/貫井徳郎
    「カニバリズム小論」/法月綸太郎
    「藤枝邸の完全なる密室」/東川篤哉

  • 6編のうち半分は別のアンソロジーで読んだことあったので残念。でも西澤保彦(再読)と貫井徳郎のはどんでん返し振りを楽しめた。

  • 綾辻行人「再生」,有栖川有栖「書く機械」,西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」,貫井徳郎「蝶番の問題」,法月綸太郎「カニバリズム小論」,東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」

  • 綾辻行人を目的に手に取ったが、名前は聞くけど、読んだことのない作家が読めて良かった。

    特に貫井徳郎、法月綸太郎、東川徳哉、、他の作品も読んでみたいです。それにしても探偵役のキャラはバリエーション豊か。高慢チキ系、切な系に、おどけ過ぎ系、どれも好物です。

    ミステリ=探偵物ではないと思う。怪奇やブラックユーモアもけっこう好き。バリエーション豊かで良いオムニバスでした。

  • 綾辻行人 再生 星4
    生まれ変わったら、そっちかーというどんでん返し

    有栖川有栖 書く機械ライティングマシン 星3.8
    どんでん返しとしては、あまり感じなかった。こういう作家さんいるのかな。

    西澤保彦 アリバイ・ジ・アンビバレンス 星3.0
    めんどくさい名前をつけた話は嫌いなもので。でも、高校生の謎解きストーリー自体は好きだった。名前をもう少しわかりやすいものにしてくれたなら、それだけで3.5超えなのに

    貫井徳郎 蝶番の問題 星3.5
    蝶番に仕掛けたことの意味はよくわからない。でも、この人たちの劇ってどういう感じなのかな?それはそれとして、どんでん返しとしては、そっちに行くのか〜と、うまく騙されてしまった。


    法月綸太郎 カニバリズム小論 星1.5
    ダメ。こっち系苦手。カニバリズムについての説明を目で追うのも大変。教科書を読まされてるみたい。

    東川篤哉 藤枝邸の完全なる密室 星4
    綺麗にスッキリ読ませてくれる。まさかの犯人が仕掛けたトリックに気づかない探偵がいるなんてー

    アンソロジーなので、今まで手を出さなかった作家さんのも読めてよかったけど、二度と手を出さないだろう作家さんもよくわかったよ。

  • 最初からどんでん返しが用意されていることは
    分かっているので、その部分は期待するところではなく
    どういうどんでん返しになるのか、
    それよりも途中で語られている何気ない描写に
    その時きづくことができたか、なども楽しめる。
    推理ものとおもって読み始めたら
    いきなりホラーな感じで、ユーモア、悪夢、
    もちろん謎解き、コンパクトながらも
    ぎっしり詰まった感じの物語を様々楽しめた。

  • 6名の作家さんが最後に「どんでん返し」のある話をそれぞれの形で書いている。
    作家さんそれぞれの作風が出ていて面白かった。
    中でも印象的だったのが貫井徳郎さんの話。
    貫井さんの別小説「被害者は誰?」の中に出てくる吉祥院先輩と桂島とのコンビが出てきたので面白く読めました。
    もう一つ印象に残ったのは法月綸太郎さん話
    もう最初から気持ち悪さ全開で最後までまともに読めなかった。
    この本のパート2も積読していますがこのように気持ち悪さ100倍の作品があったらちょっと躊躇してしまう。
    早速読んでみよう。

  • 綾辻行人、有栖川有栖、西澤康彦、貫井徳郎、法月倫太郎、東川篤哉、の6人の短編集。
    ホラー、ブラックユーモア、異常犯罪、密室トリック、学園事件等々、、、

    著者が、自薦する小説であるが、ホラー、カニバリズムは、余り好きになれない。

    どんでん返しの趣向には、なるほど!と、思うものばかりだったけど。

  • 綾辻行人さん、有栖川有栖さん、西澤保彦さん、貫井徳郎さん、法月綸太郎さん、東川篤哉さんが、本のタイトルにもなっているように、それぞれ自薦のどんでん返しとなっている内容の短編集です。
    半分ぐらい、すでに読んでいた作品のため、★3としていますが、未読だったらもう少し高評価を付けていたと思います。

    全篇ミステリーというわけではなく、サスペンスホラー的な作品もあるため、それを踏まえて読んだ方が良いかと思います。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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