セブン殺人事件 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
2.73
  • (3)
  • (4)
  • (22)
  • (20)
  • (2)
本棚登録 : 245
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575518979

作品紹介・あらすじ

新宿淀橋署の宮本刑事部長と、本庁から来た佐々木警部補。年齢も容姿も経歴も好対照の2人は、その名前から「宮本武蔵と佐々木小次郎」にたとえられるライバル同士。そんな異色の凸凹コンビが7つの難事件に挑む。どんなときも、2人の推理は真っ向から対立。はたして正しいのはどちらか?息もつかせぬ展開、綿密なトリック、思いもよらない結末と、推理小説の神髄が味わえる7編を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 微妙。そもそも「セブン殺人事件」と言ってもウルトラセブンが殺されるわけでもなし(当たり前か)。
    短編が七つというだけで、その短編が相互につながってるわけでもない。
    本庁と所轄、二人の刑事が毎回殺人事件の捜査にあたるのだが、その刑事同士の推理合戦が見物、というウリはわかるが、しょせん30年前の本格物。
    当時であれば鮮烈だったかもしれないが、今読むと、中学生の推理クイズ小説程度のトリック。文章も古いし、キャラも薄くて肝心の二人も全く魅力なし。
    ノンビリは読めるけどインパクトはゼロ。
    再販でジャケットに騙された感はある。

  • 多少の古さは感じるものの、読みやすい短編集でした。

  • 短編集。刑事のキャラがはっきりとしてて、話が頭に入ってきやすい。
    時々、表現がなんか、古い??て思ったら1980年の本でびっくり。復刻版みたいな感じ?
    時代を感じる表現が様々ありますが、トリックは丁寧に描かれており、ザ推理小説!といった感じ。

  • 結構おもしろいと思ったんだけど、意外と評価低いな…。
    読みやすかった。

  • 新宿淀橋署の宮本刑事部長と、本庁から来た佐々木警部補。年齢も容姿も経歴も好対照の2人は、その名前から「宮本武蔵と佐々木小次郎」にたとえられるライバル同士。どんなときも、2人の推理は真っ向から対立。はたして正しいのはどちらか?息もつかせぬ展開、綿密なトリック、思いもよらない結末と、推理小説の神髄が味わえる7編を収録。(e-honより)

  • 暇つぶしにはなった。
    もっと面白そうな印象だったけど期待はずれ。

  • タイトル通り七つの殺人事件の短編集。
    宮本武蔵と佐々木小次郎がモチーフとなった刑事二人が、様々な事件の謎を解いていく。

    短編同士は繋がりがなく独立した作品。
    単純な犯人当てよりも動機の解明に重きが置かれている。
    謎解きは、やや強引か明らかに分かるものがおおかった。

  • 新宿淀橋署刑事課捜査一係の部長刑事・宮本清四郎と警視庁捜査一課警部補・佐々木冬彦。自他ともに好敵手と認め、周囲からは、「宮本武蔵」と「佐々木小次郎」とも揶揄される二人の刑事が挑む7つの殺人事件。




    あくまで短編としてではありますが、探偵役が2人いるが故のどんでん返し、また、ミステリーとしてもそうですが、人間ドラマのほうが印象に残る作品。

  • 本屋の平台にあったので。

    人物の光子とか和枝とか、なんか名前が今時じゃないなと感じていたら、巻末に1980年刊行って書いてある!
    16歳の少女に対する表現とか、経営しているお店がだいたいスナックだったりで、なんだか事件の様相が古いなーと思ったけど、これで納得。

    タイトルの通り、7つの殺人事件があって、それぞれ二人の刑事が別々に捜査してどちらが先に真相解明するかを競っている。

    複雑な人間関係とか難解なトリックもなく、新幹線で読むには丁度良かった。

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1930年生まれ。1960年、初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な小説家デビュー。 1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。 テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も著し、380冊近くもの著書がある。2002年、逝去。

「2023年 『有栖川有栖選 必読! Selection11 シェイクスピアの誘拐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

笹沢左保の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
ピエール ルメー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×