髑髏城の七人 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 83
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575519785

感想・レビュー・書評

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  • 文庫化したのでこれからの公演に備えて読了。
    今までの公演はアカドクロ、ワカドクロを見ていたがそれとは展開、描写が若干の違いがあり新鮮だった。

    物語のトーンは公演らしい派手さ、テンションの高さはなくシリアスめに抑えられている。
    その分人物それぞれの背景がこまかく描写されているのでまた新しい印象を知ることができてとてもよかった。小説で人物の感情の機微を補完できて満足度高し。
    自分がアオドクロ、97年を見られていないのが惜しくなる。
    これから花鳥風月と公演が楽しみでならなくなってきた。

  • 発行時期から推察するに、内容はアカドクロが一番近いのかな?
    登場人物の設定とかが掘りさげられて描写されてるところは面白いんだけど、全体的にのっぺりしてて「熱さ」が足りない。ので星三つ。
    あの熱さは新感線じゃなくて中島さんの持ち味だと思ってたからちょっとしょぼーん。(だってグレンラガンも大概熱かったじゃん?!)

  • タイトル*髑髏城の七人
    著者*中島かずき
    出版社*双葉社

    時は戦国、本能寺の変から八年過ぎた天正一八年。関東一の色里、無界の里に関東髑髏党が襲来した。里にかくまわれていた沙霧を狙う髑髏党の前に、客の捨之介や無界の主・蘭兵衛らが立ちはだかる。じつは、捨之介と蘭兵衛、髑髏党を率いる天魔王には深い縁があったーー。戦国末期、信長の亡霊と無頼の徒の死闘を描いた『劇団☆新感線』代表作、小説版。  [文庫本あらすじより]

  • 題の劇「髑髏城の七人」 チケットを探したがもう見つからなかった、その時花鳥風月に続いて、極を上演するとか・・・。 早速チケットをgetしたのですが、この極は少しストーリーが違うらしい。(毎回少し違うらしいのですが・・・) とりあえず予習のためにこの本を入手、読んでみました。 髑髏城、鉄騎隊、天魔王、これらがバイオレンスジャックのスラムキングを思い出させる。 話は進み最後に七人が誰のことか解る。 う~! 違うメンバーだと思っててな~!

  • 観劇記念に。(シーズン月・下弦)
    お芝居とは色んなところが違っていて、このストーリーの持つ力強さを感じた。他のバージョンも見たり読んだりしてみたい!

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著者プロフィール

中島かずき(なかしま・かずき)1959年福岡県生まれ。舞台の脚本を中心に活動。85年4月『炎のハイパーステップ』より座付き作家として『劇団☆新幹線」に参加。以来、『髑髏城の七人』『阿修羅城の瞳』『朧の森に棲む鬼』など、”いのうえ歌舞伎”と呼ばれる物語性を重視した脚本を多く生み出す。『アテルイ』で2002年朝日舞台芸術賞秋本松代賞・と第47回岸田国士戯曲賞を受賞。

「2023年 『ジャンヌ・ダルク〈2023年版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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