贋作師と声なき依頼-京都寺町三条のホームズ(7) (双葉文庫)

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  • 双葉社
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感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575519877

感想・レビュー・書評

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  • この表紙は…まるで婚約した日のお祝いに撮ったみたいな…
    (注・全然ちがうシチュエーションです)

    6巻は1冊まるまる長編でしたが、7巻からはいつもどおりの短編事件が4つスタイルへと戻っています。
    お茶会に着ていく着物に慣れようと、自宅でも着物を着始めた主人公・葵。
    どんな言葉か詳しくは書けないけれど、「言葉の呪い」と、それを乗り越える話。
    葵の恋人・家頭清貴(通称・ホームズ)の祖父・オーナーの現恋人である好江の悩み(オーナーとの年の差は30歳)。
    この設定なだけでも、なかなかドロドロ要素におもえるのに、好江と清貴は昔から仲が良かったりするところが…なんか…家頭家スゴイな…というところ。

    清貴の天敵・円生が再登場ですが、円生のやりたいこと、清貴に対してやっていることの意味が、説明入っても今ひとつピンと来ずだったのは残念。

  • プロローグが眺めで甘い!
    なのに、本編に入ったらなぜか清貴と葵に別れ話が?!ライバル円生も登場し、それが関係しているのか??受験生としての葵。とりあえずは勉強に集中する。そんな折、店長から電話が入る。清貴が兵庫から戻ってくる。なぜ兵庫に?店長もオーナーも心配してくれていたみたい。ラストは丸く収まってほっとした。

  • 円生との直接対決を経て、葵の高校生編完結。
    ホームズさんの弱さや思い詰めてしまう姿も描かれていて、奥深かった。
    葵の成長や自立がすごくて、どんどん女子から女性となっててびっくり。むしろ出来すぎなぐらいかも。もうちょっと人間味溢れてもよいかも。ホームズさんより優等生すぎる気がします。
    ホームズさんと葵さんの胸キュン多めでした。

  • 円生との決着のお話。
    ホームズさんと葵ちゃんの関係が、離れて戻って、一段と強くなって。葵ちゃんってすごいなぁ。と思わせる一冊でした。

  • 声なき依頼に応えて少しずつ人生が変わっていく。

  • 付き合いだしたホームズとの幸せをかみしめるのだったのが6巻の葵
    そんな二人が円生との関係で分かれることになるが
    色々あり(手抜き)

    「清貴くん」
    驚くホームズに腕を伸ばして両手いっぱいに開く
    「――おいで」

  • 普通この手の小説では、小説の中は時間が進まないでいて、登場人物の年齢がいつまでも同じだったりするものですが、この作品では、葵とホームズが正式に付き合う事になったり、葵が進級したりと小説の中でも時間が進むようです。と言う事は、いずれは、終わりもあると言う事ですね。

    長編だったり、短編集だったり、変幻自在な作品ですが、本作は一応長編なのかな?それと、葵とホームズの関係に転機が訪れたのと同期をとったのか、天敵円生にも転機が訪れるようです。

  • 一気読みしてしまった(^^;)あまあま度がアップし続けているホームズさんと葵さんの話から始まり、円生が登場してまさかの展開にハラハラ(゜゜;)これで完結か?と思わせる終り方だったけれど「あとがき」に高校生編が終わりと書いてあったから、中締めって感じかな(^^;)

  • このシリーズは女子高校生の恋愛模様も主な読みどころな割に、大人たちの恋愛事情とか犯罪絡みとか、結構際どい所があってドキドキハラハラと胸キュン萌え~がバランスよく混在してるのが魅力ww。辛い時期を焦らず耐えて、葵ちゃん急に大人になったね。次も楽しみにしてます。

  • 感動しかないです。

    葵ちゃんの感性が凄すぎて……
    ホームズさんの気持ちを汲み取り、その上で身を引く。色んな人の支えがあって、寄りを戻します。
    別れを告げられた時のらしくない取り乱し方、それでもホームズさんと離れて過ごす覚悟と強さ。円生さんとの決着の日の落ち着きさからの、ホームズさんに対する対応力、本当に高校生という設定を疑います(笑)。
    何より、2人の関係が戻って良かったのと、そして、秋人さんちょこっとだけど、出てきてくれて良かったです。

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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